共通化。
コイツは、長年、キャンプに非常用にと大活躍している、3Dのマグライト。
このグリーンが、マグライトではいちばん好きだな。
3Dは、単1が3本という意味だ。
マグライトといえば3本電池だろう。
チャンス・パーデューが振り回していた「新品の3本電池の懐中電灯(brand-new three-cell flashlight)」も、たぶん3Cか3Dのマグライトだったんだろうなあ。
このLEDをコイツに使えるようにしようかと。
ご存知のように、乾電池の電圧は1.5Vだから、3セル直列だと4.5Vになって、このLEDには高過ぎる。
それなら2本、3Vで使えるようにしてしまえ。
こんなのが100均で売っているから、材料にしよう。
非常時に単3を単1として使うためのアダプター。
中身は、単1サイズのケースに、単3を中心に収めるためのリブ。
マイナス電極がケース底にあり、キャップにプラス電極がある。
このアダプタの内部を短絡させて、単なるスペーサーにしてしまうのだ。
ありあわせの電線をハンダ付けした。ノンビリハンダ付けするとケースが溶けるので、すばやくやる。
すぐに完成するので、さて、と試運転してみたら、なんか変なのだ。
最初はいいんだけど、だんだんチカチカ点滅してくる。
見たら、このケース、プラス電極はただキャップに刺さっているだけなのだ。
だから、中で単3なりの突っ張りがないと、電極がだんだん引っ込んでしまって、接触が悪くなってしまうのだ。
ということで、新聞紙を巻いて、ダミーの単3を作って、中に入れ込んでみた。
オッケー。
振っても叩いても大丈夫だ。
マイナス電極の形状の関係で、ダミーはこの位置か、真ん中にしか入れれない。
ハンドル中央のローレット部を握った時のバランス的には、この配置がいいように感じる。
お次は、LED化してみた、6Cのマグライト。
ELPAの6V用LEDピリケンを見つけたので、こいつを使ってみよう。
ホムセンで498円だった。
同じく100均の、単3を単2にするアダプターを利用する。
単3と単2は長さがほぼ同じなので、太さを変えるだけのケースになっている。電極は中身の単3をそのまま使うのだ。
ケースには電極がないのだ。
ということで、こんなふうにしてみた。
電極として、5Φのアルミ丸棒。長さは100mm。
プラス側になる一端に、電極が出っ張る分、1.5ミリくらいを残して、ガムテープを単3の太さに巻いた。
もうひとつは、新聞紙で作った単3のダミー。5Φの棒に巻いて作り、あとで真ん中に電極を通せるようにする。
ケースは2個を、マイナス側を合わせるように使う。
ケースのひとつに、電極のガムテ巻いた側を入れる。
中で長手方向に動くけど、プラス側に寄せておけばいい。
もうひとつのケースには、新聞紙のダミーを詰めて蓋をする。
ケースのマイナス側同士を、電極を新聞紙ダミーの真ん中の穴に通しながら合わせ、継ぎ目をテープで固定するだけ。
やはりライト側のバネ電極の巻きサイズとの関係で、いちばんマイナス側にだけは入れれない。
6VのLEDに入れ替えて、無事点灯。
フラッド状態。
日中に、床に立てて天井を照らしている。
光はきれいに丸く出ている。
スポット状態。
日中でこれなら、かなりの明るさだ。
前述の3Vと照らし較べてみても、明らかに明るかった。
直視は明らかにヤバいレベル。
写真にしたら、カメラがアレなためか、残念ながら違いがよく分からない。
右が3V、左が6Vなんだけどな。
肉眼では明らかな差があったんだってば。
もうひとつオマケ。
これもかなり古い、防水懐中電灯。
単2の2本用で、細くて子供が持ちやすそうなので、キャンプ用に買ったんだと思う。
EE-202という型番らしきものはあるが、メーカー名はどこにもない。
まさかWATER PROOFとかHEAVY DUTYがメーカー名ってことはなかろう。
この型番でググっても、ライトは出てこないようだ。
これもLED化した。
コイツの場合、反射鏡の形状のせいなのか、光がやや歪む。
懐中電灯のLED化はこんなとこかな。まだ探せば出てくるかもしれないけど。
あんまり何本もあってもアレだしなあ。各部屋に1本でたくさんだろうし。
でもまあ、バルブはある程度共通化できたし、使う電池も減ったから、非常用としてはメリットあったな。