ビーコのいた街。

大阪で休みがあったら、もう一つ楽しみにしていたのが、落語だった。
数年前のNHK朝ドラに「ちりとてちん」てのがあった。主演の貫地谷さんの「スイングガールス」以来のファンだったこともあって見始めたのだが、面白くてどっぷりハマっていた。
なもんだから、造幣局行ったら、大阪天満宮、天満天神繁昌亭は外せまい、と思っていたのだ。


お、この大川河畔の風景はドラマでも見覚えがあるぞ。


桜の通り抜けから見えていたこの橋も。
まあ、ドラマはこの辺が舞台だったんだからロケ地があるのはあたりまえなんだろうが、ファンとしてはワクワクする。
通り抜けを出て、徒歩で繁昌亭に向かうことにした。


スマホに住まわせているグーグル様のお導きで、大阪天満宮に到着。
造幣局から歩いても割とすぐだったな。
この門は正門ではないようだ。


そのまん前に、繁昌亭があった。


すぐ近くには、ドラマで見覚えのあるアーケード。


繁昌亭の当日券発売は11時から。
当日券をゲットした。2500円。
全席自由だが、チケットにスタンプされた整理番号順に入場するとのこと。


入場は12時半からとのことなので、近くを見て回る。
ビーコが「愛宕山」に導かれてくぐった鳥居。


たぶんこっちが表門。


境内には、この木がたくさん植わっていた。
北海道ではまず見ないので神社の方に確認してみたら、クスノキだった。
先の大戦中、大阪も空襲で焼けてしまったため、成長の早い木を植えよう、ということで、境内にもたくさんのクスノキが植えられた、とのこと。
トトロのあの木もクスノキだったと思うなたぶん。神様に縁のある木なんだろうか。


門前の「ケルン」という喫茶店で、昼食を兼ねて時間つぶし。
「繁昌亭カレー」という看板に惹かれた。


これが繁昌亭カレー。お店の許可を得て撮影した。
600円とリーズナブル。辛口で、量は北海道基準では少なめだが、少食の俺にはちょうどいい。
スプーンをくるんでいる袋のイラストは、文福師匠のサインがあった。
カレーのお味のほうも、美味かったぞ。


店内は、落語家さんのサインでいっぱいだった。


開場間近。
一番太鼓担当の女性落語家さんが出てきて、謎かけを一発かましてから、太鼓を打っていた。


入場して、開演間際。
劇中では「ひぐらし亭」だったが、提灯がズラリと天井に下がっているのは同じ。
この先、写真撮影は禁じられて、写真はない。
平日の昼席にもかかわらずほぼ満員の入りで、落語も楽しく、3時間おおいに笑って、楽しませてもらった。これで2500円は安いぞ。
今日の大トリは「ヨーデル食べ放題」の桂雀三郎師匠で、「寝床」をショートバージョンにしたようなネタで、涙出るほど大笑いさせてもらった。
テレビで見てもあそこまでは笑えまい、と思う。劇中で熊さんが言っていたとおりだ。芸能はナマで見てなんぼ、のもんだなやっぱり。
やー満喫したな、ナニワの休日。
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ムービンムービン。

現場が休みだったので、今日は大阪の休日となった。


地下鉄で花見へ。
毎年のようにニュースで目にする、「桜の通り抜け」ってのを見に行ってみる。
最寄り駅の地下鉄谷町線天満橋駅には、このような誘導掲示が随所にあって、迷いようがなかった。


地下鉄駅を出て、大川にかかる天満橋を渡る。
この辺でもかなりの人手になっている。


造幣局に近づくにつれて、川沿いに露店が出ていて、どんどん人が多くなってきた。


造幣局の南門から入り、北門へ抜ける一方通行。
混んでいてゆっくりしか進めないが、基本止まらず進むことを要求されている。
まさに、造幣局を通り抜けるだけの花見だ。
今年は、4/11から4/18の1週間だけ、通り抜け可能になっているらしい。


もう、俺の目線からでも人混みの頭しか見えない状態。
お年寄りと、アジア系外国人観光客が多いようだった。
コトバの感じからすればな。


ためしに、標準的な女性の目線あたりで撮ってみた。
こりゃ人混みの背中しか見えないな。




いろんな品種の八重桜や枝垂れ桜が咲き誇っていて、たしかにきれいだ。
でも、数メートルおきに警官や造幣局の職員が拡声器で急き立てていて、まったくあずましくない。
映画「ポリスアカデミー」で、教官が拡声器持って「ムービンムービン」と学生たちを急き立てていたのを思い出したぞ。
見るだけの花見。ある意味究極の花見かもしれない。


進め進めと言われる割には、中程にはこんな売店が出ていた。
金属工芸品、という響きに興味を引かれて見に行ったら…。


目ん玉飛び出た。
誰が買うんだこんなの。
金のあるヒトか。そらそうだな。


出口近くに造幣局の売店が設けられていて、硬貨形の煎餅が売られていた。
500円と手頃だったので、土産に購入。


出口になっている北門の外には立看板。
力強い筆文字に、逆走許すまじという、造幣局の強い意志が感じられる。


造幣局の北門から出て、外を歩いていたら、正門らしき門があった。
んー、悪く言うつもりじゃないから誤解しないでほしいが、たしかにきれいだったけど、ドイナカもんの俺にはテンポが合わないというか、あずましくない、落ち着かない花見だったな。
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大阪なう。


何日か前だが、久々に飛行機に乗った。


B737-700。
初めて乗る機種だ。
737といえばずんぐり短くて小さい印象があったが、ストレッチされた-700はスマートだった。
小さいけどな。


主翼の後ろの席になった。


函館から、津軽海峡を斜めに横切って竜飛崎上空へ向かっている。
竜飛崎をかすめて、男鹿半島を通り、日本海をショートカットして関西へのコースだった。
写真は福島町か知内町か、そのへんだ。


能登半島の先っちょというか、先端部の背中あたり。


舞鶴付近。
この辺から南に向かい、本州を横切る。


岡山付近。
瀬戸内海に出た。


四国。高松沖あたりかな。
この後着陸体制に入るので、デジカメ禁止になった。


関空到着。
関空は出島なので、遠くに霞むのが本土だ。
前来たときは、関空できたばかりで、がらんとしていた記憶がある。
今はにぎやかだけど。


大阪市内へ向かうJR。
今回は大阪で仕事なのだ。それも2週間も。長えな。
俺は、大阪は1995年以来だ。ちょうど阪神大震災の時に、やはり仕事で大阪にいた。


大阪でも北海道のKitacaが使えるのが助かる。
エゾモモンガのごとくスイーッと乗り降り。


関空から本土への橋から。
たまたま出発機が見えたので。


地下鉄のドアの注意ステッカー。
昔は「指つめ注意」とか、関西人でない者からするとちょっと物騒な感じの掲示がしてあったように記憶しているが、大阪での言い回しが変わってきたのだろうか。


大阪はツツジが咲き始めていた。
ウチのほうなら5月末くらいの花だ。


遅咲きの八重桜が見頃だ。
これもウチのほうなら5月後半だな。


大阪のラジコ。
大阪方面の読者諸兄には珍しくも何ともないだろうけどな。
今月から有料で全国のラジオが聞けるようになったので、早速登録して、大阪でもHBCのファイターズナイターを聞いている。
インターネットってスゲー。


仕事場のまわりでは、この花がやたらに目についた。
ウチのほうじゃやっと春になったくらいのとこなのに、日本は広いな。
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