乗れる。


ついに導入された、乗用型ロータリーモア。
公道走行はできない。だから、保安部品は付いてない。
ただ、前照灯だけは付いている。暗くなっても草刈りすれってか。
コイツは、23馬力のエンジンによる、油圧モーター駆動の4WDだ。
カッターはロータリーが1個で、1メーター幅を一気に刈れる。
前後進はペダルでもレバーでも操作できて、ペダルはハーレーやカブのシフトペダルみたいなシーソー式だ。爪先側を踏めば前進、踵側に踏みかえれば後進。ペダルニュートラルで停止する。
ペダル踏み込み量に応じて、速度が変化する。その際、スロットルは固定なので、カッター速度は変化しない。
乗った感じでは、ペダルで前進して、角で切り返すときなんかはレバーで後進するのが操作しやすかった。
俺の個人的見解だけどな。
あと、足踏式のパーキングブレーキと、カッタークラッチに連動したセフティスイッチがあって、パーキングかけてカッターを切った状態でないと始動できない。
また、シートにデッドマンスイッチが仕込まれていて、上記始動モード以外で乗員が降りると、エンジンが停まるようになっている。


RM980F。
バイクならスズキっぽい型番だ。


自走式で3日がかりで刈っていた1haの草っ原も、コイツなら1日かからない。
刈り幅は倍で、速度は倍以上出せば出るから、ざっと4倍の能率になる。
ただ、ハンドルが低くてペダルが高い位置にあるのと、ノーサスで横揺れが大きいので、3時間も乗ってるとケツや腰が痛くなる。
自走式に付いて歩くのとどっちがラクかっていえば、個人的には歩く方がラクかな。仕事的には能率から言って圧倒的に乗用なんだろうけどな。
写真で見えているように、ハンドルの前のカウルに、燃料タンクがある。
バンパーの左に赤く写ってるのは、振り子式の傾斜計。左右20度が安全限界なので、斜面横行は要注意なのだ。


この時季の草地の王者。
ていうか草地の殿様、トノサマバッタ。
とっつかまえて失礼仕った。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする