子メタル。


サンバーはメタルの打音も気になっていたので、子メタルを交換しよう。
時速60kmくらいの軽負荷の定速走行時、ジャーというか、ガーというか、シャーというか、そんな音がするのだ。アクセルを踏んだときの高負荷時や、エンブレ状態の無負荷時は、音がしない。これは、子メタルが摩耗しているのだ。
クランクシャフトのプレーンベアリングを親メタル、コンロッド大端部のプレーンベアリングを子メタルと呼ぶな。

ということで、オイルを抜いて、オイルパンを外す。
ケツを高く上げた状態でオイルを抜いたせいか、抜けきらないオイルが残っていた。

オイルストレーナやスティフナーも外す。

コンロッドが見えた。

コンロッドのどれかを下死点位置にする。
写真では2、3番が下死点。

コンロッドのキャップを外すと、子メタルが外せる。

外した子メタル。
右がコンロッド側、左がキャップ側。
キャップ側はそうでもないけど、コンロッド側の摩耗がひどい。

新しいメタルを嵌める。

取り付け前に、グリスで予備潤滑。

キャップのボルトは、トルクが指定されている。

トルクレンチで締める。



どの子メタルも、コンロッド側がかなりひどく摩耗していた。
こりゃ音も出るわ。

オイルパン取り付け時は、フランジを充分キレイにする。
サンバーのオイルパンは液体ガスケットで貼ってるので、スクレーパやワイヤブラシでキレイにできる。
液ガスは、3Mの1207C。あの煉瓦色のやつだ。

ついでにエアクリーナーも交換した。
車検はいい区切りだからな。

