カルミン。
ご存知、明治の「カルミン」。
中身はミント味の硬いタブレットだ。
カルミンは、大正十年発売の、ウルトラロングセラーだ。
これが、なんと来月いっぱいで生産を終えるという。
残念なニュースだ。
おそらくは、俺みたいなオッサンでも、俺のばあちゃんあたりの世代から食べられていたはずだ。
今の子供らからすれば、ひいじいちゃんばあちゃん世代から、4世代に渡って食べられているかもしれないのだ。
この歴史と、あの味にピリオドが打たれてしまうのか。メーカーの明治には悪いけど、いい判断とは思えない。
個人的な記憶では、カルミンは駅の売店で売られていて、汽車で田舎のばあちゃんちに行くときは、必ず買ってもらって、車内で食べていた。
ウチの近所では、スーパーで今もカルミンを売っている。たまにしか買わないが、ウチの子供たちにも食べさせた記憶がある。
昨日買ったカルミンは、パッケージ自体は昔のままだが、さらに外側を、フィルムでシールされていた。
何年か前は、昔どおり、銀紙をラベルでくるんだだけだったと思うが、いつからフィルム巻かれたのかな。
明治のロングセラー菓子は、カルミンの他にも、どうでしょうで有名なサイコロキャラメルや、ミルクチョコレートなどがあるという。これらもいずれ絶滅の運命にあるんだろうか。
大量に売れる商品ではないんだろうと思うし、俺も何年に1回とかしか買わないからエラそうなことは言えないが、こういう商品を細々とでも作り続けるのが、歴史あるメーカーの良心でないかと思うぞ。
明治には、ぜひ再検討をお願いしたい。