皮剥き。
久々にバイク日和になったので、いざ、新品タイヤの皮剥きに。
黄色と青のラインがくっきりの、新品タイヤ。
通勤で40キロほど走行後。
黄色と青のラインはすぐ消えたけど、通勤路はカーブがほとんどないから、まあこんなもんだわな。
数少ないカーブでリーンアウトで曲がったりしてみたんだけど(笑)。
120キロほど走行後。
両端付近は接地した形跡がないけど、普通に走ってたらこれ無理だよな。
タイヤのいわゆる皮剥きは、表面の離型剤を削り取る、というよりは、走行でタイヤに熱をしっかりかける「慣らし」なのだ、という話も目にする。まあ、諸説ありますってなことなのかもしれないけど、100キロくらい走って不具合もないから、皮剥きしたことにしてもいいのかもしれない。
RX-02の印象は、カーブでのステアリングの切れ込みがマイルドで、俺個人的には、ナチュラルで乗りやすくなった。
もっともそれは、このタイヤだからってことじゃなく、サイズが100/90から110/80になったから、多分少し重くなったため、ジャイロ効果が強まったのかもしれない。
昔、京商のラジコンバイクで、ハングオンレーサーってのがあった。
スロットルとステアリングの2chで、ステアリングは、ライダーの人形を左右に動かして、重心を移動させるだけのものだった。フロントのステアリング自体は完全にフリーで、直接の操作はされておらず、手に持つと前輪が左右にカタカタ振れる。
つまり、まったくハンドルをコジるようなことなく、ライダーの肘も完全脱力状態で、純粋にライダーの左右移動のみで曲がっていたのだ。これは、実車に乗ってても、意外とできてないかもしれない。
で、そんな構造なので、速度がないとステアリングが切れ込みすぎてコケるし、カーブからの脱出時はステアリングを戻しただけだとなかなか起き上がってこなくて、パワーを入れなきゃなんない、など、バイク操縦のイロハを学ぶのにはいいオモチャだった。
さらに、ハングオンレーサーは、不慣れな操縦者用に、フロントホイールの中にオモリを入れれるようになっていた。こうすると、低速でも前輪のジャイロ安定が強くなり、明らかにフラフラしにくくなるのだ。もう驚くほど違う。
…というような経験があったので、前輪の重さというのは、安定性と、それに相反する操縦性に大きく影響するのは、容易に想像できる。現に、21インチ鉄リム+ヘビーチューブというXT400Eでは、17インチ中空アルミホイール+チューブレスのSRXと比べると、明らかに曲がりにくいし、パワーで起こすのも反応が鈍い。21インチアルミリムのSX125はその中間ぐらいか。
ステアリングの切れ込みは、ご承知のとおり、前輪の重さだけの問題じゃないけど、少なくとも他の条件が変化していない同じ車体で、これほどの体感的に変化があれば、タイヤが太くなったことによる重量増加の影響だろうと考えられるだろう。
それに俺、RX-02だからどう、ってことを語れるほど、いろんなタイヤ知ってるわけじゃないしな。
とりあえず、俺みたいなシロートが、普通に安心して走れるタイヤなのは間違いないな、ウン。
ドイナカなので虫がすごい。
付着した虫は塗装も金属面も傷めるから、面倒でも毎日きちんと拭いてやろう。