2年点検、前半分。


サンバー。
車検が近いので2年点検をするのだが、完全にドックイン状態にすると、使いたくても使えなくなる。
だから、半分ずつ片付ける。前半、ではなく、前半分、だ。
前輪を上げて、ウマに載せる。


アンダーガードを外す。
平成2年のサンバー1号は、ガードは4点固定、カバーは5点固定だったと思うけど、平成5年の2号は、ガード3点、カバー4点の固定。少し外しやすい。


ウマに上げた腹下の眺め。


ガードを外すと、左にはホーンやウォッシャータンクがある。


真ん中のはステアリングアームで、カバー付けてても見えるけど、整備するにはカバーないほうがいい。


アームには、左右のタイロッドがつながる。
ここのゴムブーツを点検、タイロッドやアームにガタや固着があってはならない。
…みたいな点検をしていくのだ。


右前方、ステアリング軸の下には、ステアリングラックがある。
このサンバーはパワステなしだ。ホースが見えるのはラックの通気パイプで、キャビンのステアリング軸の陰に通気している。


バンパー裏のクロスメンバが、エンジンのエアインテークになっている。
エアは太いホースで左のフレームに入り、左フレームがエアダクトを兼ねている、というユニークな構造。


AWDなので、フロントのドライブシャフトやブーツも点検。


ここが破れてグリスが漏れててはならない。


ラジエターの右側の隙間を、冷却系統のホースやメーターケーブル、ハーネスなどが通っている。


ブレーキパッドキャリアの五角ボルト。


バラせるように、専用ソケットを買った。


19mmの五角。


パッドごとキャリアを分離できた。
このパッドキャリアは、鋳物の塊でクソ重いから、外せるほうが何かとラクだ。
パッドはこないだ替えたばっかりだから、減ってない。


片押し1ポットのキャリパを…。


スライドさせてみる。
ここが固着してると、パッドが偏摩耗したり、いいことない。


このキャリパは、取り付けボルトのブッシュが、キャリパ内で動くようになっている。
少し引っ掛かり感があったので、ブーツを外してブッシュを抜く。


古いグリスが固くなってきてたのと、少し錆があった。
錆を落として古いグリスを洗い、グリスアップ。


ディスクのおもて面の縁に、錆の土手ができていた。
パッドが縁より少し下がってるとこうなる。
社外パッドだからかな。


錆だけなら、スクレーパでこそげてやればいい。
段が付いてるようなら、縁だけ削るしかない。


昼でこの気温。
寒い。


ノーマルホーンを外す。


サンバー1号から引き継いだ、ボッシュの二連ホーンに交換。
ノーマルホーンの配線をリレーのスイッチ用に使い、ホーン電源はヒューズかましてバッ直で引いた。ホーンはもともとバッ直というか、キーOFFでも作動するから、問題ない。


特別不具合もなかったので、下回りを錆止め塗料でブラックアウト。


下回り塗るのはメンドクサイから毎回はやんないけど、やるとやっぱり持ちが違う。
ただの2年点検なら1日かかんないくらいだけど、下回りの塗装は手間隙がかかるから、今回は時間をとったのだ。


整備済み感もあるしな。
今日はここまで。
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