崩壊、の続き。

サンバー。
こないだバックアップランプスイッチのカプラの端子が腐食崩壊したのを修理したが、それだけじゃ終わらなかった、の話の続き。


バックアップランプの修理なった、サンバーの排気口に違和感。なんか引っかかってる。


引っ張り出してみると、こんなブツが。
これだけでわかるヒトにはわかるかもしれない。


トラップドアと呼ばれるエンジンフードを開けた。
ね、おかしいでしょ。


マフラーハンガーの左側が腐食崩壊して落ちたのだ。しかも、ショックマウントのゴムも剥離している。
まいったなあ。


とりあえずマフラー周りをバラしてみよう。
排気系のボルトナットはまず齧ってるものと思って間違いないから、なかなか手ごわいのだ。


齧ってるボルトナットはいちいち炙って固着を外してやらなきゃならない。メンドクサイ。
なお、作業のためにトラップドアは外している。


マフラーのカバーを外すと、マフラーハンガーが見える。


腐食崩壊したのはこの部分だ。


折れてない右側も、マウントのゴムが剥離していた。
しかも、ホットエアボックスが外れて遊んでいる。マフラー下ろさなきゃダメだな。


ここからは、ジャッキアップして左後輪外すとラクだ。。
前方のマフラーステイは、ソケットレンチが刺さってるここ。


外す前に、排気温度センサの配線を外しとこう。


リアのマフラーハンガーを外して、遮熱板を全部外す。マフラーのタイコの上に載ってる白っぽいのが、吸気を温めるホットエアボックス。固定が外れて載ってるだけになっている。


遮熱板外すとき、エキマニにボルト折れこんでしまった。炙ったんだけどな。酸素か誘導ヒーターで赤熱まで加熱しないとダメか。


折れたボルトに溶接で肉盛りして、掴み代を作りつつ赤熱させる。肉盛りで作った頭をバイスプライヤで掴んで回すと、無事抜き取れた。


外したマフラー。
3年前に辻鐵工所のステンレスマフラーに替えてあるとはいえ、サビは浮く。ボックスが外れてタイコの上で振動してたので、フレッティングもサビの原因になっているだろう。
ワイヤブラシで磨いてみると、赤く見えるサビは表面の薄サビか相手方の鉄パーツのもらいサビがほとんどだった。


サビをワイヤブラシでクリーニングして、耐熱塗装。


ホットエアボックスは鉄製なので、これもサビ落として耐熱塗装。
3年前にエーモンステーで作った固定バンドは、腐食崩壊破断して、根元を残してどっか行っちゃってた。
ボックスは何度かサビ取りとエポローバル塗ったりしてたんだけどなあ。


一方、ゴムが剥離してたショックマウントは、プレートをサビ取り。


とりあえず復活を試みる。
接着で復活できることは実証済みだけど、よい子はマネしないほうがいいと思うぞ。


ボンド塗って、半乾きになったら圧着して一晩放置。


固まったら塗装。
右側のは左のマフラーハンガーブラケット。


ステンレスの#14針金でホットエアボックスを固定。
サンバー1号でもやってみたけど、結局これが一番長持ちする。


いい機会なので、クロスチューブもサビ落として塗装。


エキマニのネジ穴をタップでさらっておこう。


マフラーハンガーとマフラー取り付け。排気温度センサも忘れず復旧。
折れたマフラーハンガーは当て板して溶接修理したんだけど、その作業写真は撮ってなかった。夢中になると写真忘れちゃうよな。


遮熱板復旧。


ホントは腐食崩壊しつつある遮熱板も直したいけど、今回は時間切れでここまでだ。
とにかくサビる。サビれば崩壊する。困ったもんだ。マジで。
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お高い。


アルトのリアワイパー。
冬用は取り付け方法の違いなどで手持ちの雪用リアワイパーが合わず、新たに買うことにした。
ところが、HA36アルトに適用を謳っている雪用ワイパーが少ないのだ。モノタロウの自動車部品検索ではヒットなし、「ha36 アルト リアワイパー スノー」でググってみると、なかなか高価なんだなこんな短いのに。
で、数種類出てきた候補の中から、品質が間違いなくて実売価格2,000円前後と比較的安かった、このボッシュのSW28-R1を選んだ。


コイツは、ストッパーを開いておいてワイパー軸にはめこみ、


ストッパーをパチンと閉じて固定する。


ご覧のとおり、全体をゴムにカバーされて、ブレードには水切り溝がない、スノーワイパーだ。
これでやっと、冬支度が調ったな。
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