ねっぱった。
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サンバーのシフトノブ。
パートタイム4WDのスイッチは、シフトノブに内蔵されている。
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KSサンバーでは、このようにスイッチボタンが押し込まれるとフロントドライブがつながって、4WDになる。
このスイッチは、押すごとにON→OFF→ON→OFF…と切り替わり、ONのときは押し込んだボタンが少しだけ戻って写真のように引っ込んだままになり、もう一度押すとボタンが最初の写真のOFF位置に戻るようになっている。
ここまでの写真2枚は、以前の記事からの流用だ。
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先日少し積雪した朝、4WDの作動テストをしてみたところ、スイッチボタンをONにするために押し込み切った位置で固まってしまい、解除できなくなった。でも完全な固着ではないようで、少し時間を置くとスイッチボタンがON位置に戻っていて、OFFにするためにボタンを押し込むことができた。しかし、ボタンはすぐに戻らず、少し経ってから戻る状態だった。スイッチボタンの手ごたえは粘っこい。たぶん、ボタンとシフトノブの間に汚れが溜まってねっぱってるんだろう。
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クリーニングのためにシフトノブ分解。
実をいうと、これはあらかたクリーニングが終わりつつある段階で、写真撮ってないことに気付いて撮ったものだ。
実際は、ボタン側面は赤い地色が見えないくらい汚れが付き、スイッチ側面までびっしり汚れが付いていた。
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スイッチを抜いたシフトノブ側の穴。
これもひとつ前の写真同様の段階の写真だが、まだ汚れが残っている。油と埃が固まったようなこの汚れは、アルコールのパーツクリーナーで拭き取った。
なんともメンドクサイけど、ご覧のとおりどうしても汚れが溜まりそうな構造だし、埃っぽい現場や汚れた手のままで操作することも間々ある軽トラだから、仕方ないんだろうな。後のサンバーではスイッチにゴムカバーが付いて密閉型になったらしいから、たぶん今回と同じトラブルが多発して改良されたんだろう。
なお、クリーニング後はいたって軽快に切り替え作動している。
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