クマ出没注意。マジで。


サンバー運転中、道を横断するヒグマと遭遇。30年以上この道を通ってるけど、ヒグマに遭ったのは初めてだ。
緩い右カーブを抜けているとき、150mほど先を右に横断する黒い奴を発見。すぐに減速したところ、ヒグマだった。
現場は森町の砂崎付近、R278の100kmポストあたりで、画像の左がすぐ海だ。グーグルマップで測定すると、この現場の↓形の視線誘導標識は、ほぼ80m間隔のようだ。

画像は、ドラレコのビデオを切り取ってGIFアニ化している。
画像が小さくてアレだけど、ヒグマは道を渡り終わる手前でこっちをガン見している。
正面顔を見る羽目になったわけだけど、あれはおっかねーわ。話し合いのできる眼ではない。
ヒグマは鼻先から尻尾までで、だいたい路側帯の幅くらいに見えるから、1.5mくらいか。当地のヒグマとしては立派なほうだろう。それでもご覧のとおり、歩いてるのに道端の伸びかけのオオイタドリにすっかり隠れてしまうのだ。これなら、藪の中じゃ目の前に出てくるまで見えないと思って間違いないだろう。
道内では野生動物との交通事故も増えていると聞く。ドライバー、ライダー各位は、十分ご注意されたい。どうぞご安全に。

と、ここまでで一旦投稿していたのだが、大事なことがあるので追記しよう。
ヒグマは、日本の数少ない猛獣の中でもトップクラスの危険な動物だ。もしこのように遭遇したら、基本的には刺激せずに通り過ぎるのを待ってから、ゆっくり遠ざかろう。
ゆめゆめ、クルマから出てスマホを向けたりしてはならないし、ましてやエサを投げたりは決して絶対に、してはならない。バイクなら、クマから目線を切らずに落ち着いてギアをローに入れて、多くのライダーは苦手かもしれないけど、Uターンに備えよう。慌ててUターンすると逃げるものを本能的に追ってくるので、向かってくるまでは逃げるのはガマンだ。とはいえ、昔のモンキーみたいな非力な原チャリでない限り、逃げ足はバイクのほうが速い。とにかく落ち着いて対処しよう。
先日、鵡川だったかで、子連れのクマがバックで逃げまくるクルマを執拗に追いかけるドラレコ映像がニュースになった。子連れのクマは、無邪気で好奇心が強い仔グマを守るために、母グマが命がけで先制攻撃に出てくる。子連れのクマに遭ってしまったら、三十六計逃げるに如かず、だ。自分の乗り物の性能を信じて、全力で振り返らずに逃げるしかない。
重ねて言うが、いかなる目的であれ、野生動物への餌付け行為は厳禁だ。その場ではヒグマはエサに気を取られるから餌付けした本人は動画も撮れるだろうし、逃げることもできるだろう。しかし、その餌付け行為で、そのヒグマはエサと人間を紐付けて覚えてしまう。覚えてしまったヒグマは、次はエサを求めてヒトに近づく危険なクマになってしまい、ヒトを襲って犠牲者が出るかもしれないし、ヒトに近づくクマは駆除の対象になってしまう。あなたの軽率で考えなしの愚かな餌付け行為が、他人やクマの命を奪うことになるのだ。決して餌付け行為はしないこと。

また、北海道警察では、クマを目撃したら110番通報で知らせるよう広報している。俺もすぐ通報した。周辺の通行の安全のために、ぜひご協力をお願いしたい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする


   次ページ »