hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

三鷹台・The3rd Branch Cafeと、東急吉祥寺・美瑛でランチ

2025年01月09日 | 食べ物

 

一休みするところもない三鷹台駅前にカフェ、ケーキ屋さん「The3rd Branch Cafe」が昨年3月に出来た。

 

8席しかないが気軽に入れる雰囲気だ。

 

店内では「今井アレクサンドル展」を開催していた。(~12/29)

 

 

 

別の日だが、東急吉祥寺の屋上へ登った。あいにく雲で富士山頂がが見えない。

 

屋上広場では若い女性二人が楽しそうに動画を撮っていたり、乳幼児が弾力のあるシートの上をトコトコとあるいて、怪しげなお爺さんがニコニコ見ていた。

 

3階に降りて相方と二人で、パン屋さんの「美瑛」で簡単なランチ。最近テーブル席ができたのだ。

この店、高速道路(中日本ハイウェイ)SAの飲食・物販の会社が経営していると、今調べて初めて知った。

 

相方は写真上の「りんごのスイートロール」、私は焼きカレーパンとパストラミ。セットで100円の「ブレンドコーヒー」と「アメリカンコーヒー」。しめて¥1,260。

 

これが「パストラミ」。なかなかボリュームもあって結構でした。

相方に、少々おすそ分けと申し出たのだが、好みにあらず。さすがに「りんごのスイートロール」1個では足りなかったとのこと。

 

 

アトレを通ると、はなびの広場に絵馬が並んでいる。御利益あるの?

 

帰りがけの民家の門に飾られてた、すっきりした正月飾り。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井の頭公園水生物園を通り抜け

2025年01月07日 | 散歩

 

井の頭自然文化園の七井門入口から水生物園に入り、西の弁天門に出て、御殿山へ通り抜けた。

七井門入口(12月2日の写真)

 

水生物園には、魚や両生類などがいる水生物館などがあるが、ケージの中の鳥を眺めただけだ。

 

「アオサギ」

 

 

「このコウノトリは、2024年12月16日に多摩動物園から来園したばかりです。」

お前さん、目つきをもう少しなんとかしないと、ここではやってかれないよ!

 

「ゴイサギ」

 

 

「ゴイサギ」と「チュウサギ」

 

 

「オシドリ」

 

 

「オオハクチョウ」「コハクチョウ」

 

 

「ヨシガモ(葦鴨)」

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月(1)の散歩

2025年01月05日 | 散歩

 

今年も散歩と糖質制限で体重コントロールするぞ!

だけど、この歳でまずい物なんか食べたくないし、いまさらキツイ思いなどしたくない。

ということで、チンタラ散歩と、ゆる~い制限なんだけど、それが何か!!

 

 

深紅のゼラニウム。


ゼラニウムって、丈夫で面倒みないでもいつでも咲いているイメージだが、何より臭くて敬遠していた。スイスのホテルなどの窓辺には花を飾っておかないといけない地域もあり、そんなところはゼラニウム満開だった。臭いだろうなと眉をひそめていたが、最近は、むしろ芳香な品種もあるようですね。

 

サザンカ(山茶花)でしょう。

 

同上

 

丹念に名札を刺しているお宅があった。残念ながらほとんど読めなかったが。

 

Google Lensでは「ユズ」が優勢です。その他、みかん、ポンカンなど。

 

こんなに丸坊主にしてもいいんでしょうか?

 

三鷹台駅北に停まっていた「みたかシティバス」。
三鷹市の特産品であるキウイフルーツをモチーフにしたラッピングだそうです。

杏林大学病院や三鷹市役所を通って、戻ってくるようです。¥230は高くない?

 

三鷹台駅周辺って、何もないところっていうイメージだった。そのとおりだとわかった??

 

駅の南側を久我山方面へ歩いて行くと、「三鷹市立三鷹台児童公園」があった。

車椅子で入れる公衆電話ボックス。初めて三鷹も。(ダジャレ)

 

奥には「井の頭東部地区公会堂」。公会堂というには小さいが、気軽に使えそう。

 

複合遊具の滑り台と、やけに幅広な大すべり台。

 

時代物の桜の木。

 

歴史を感じる木肌に「ソメイヨシノ」の名札

 

 

さらに北へ足を延ばして、井の頭線、立教通り、井の頭通り、五日市街道を超えて、「パティスリー ホソコシ」へ行く途中で。

 

オーストラリアのワイルドフラワーの一種「バンクシア」

 

「バンクシア・スピヌロサ」

バンクシアの実は、硬くて動物は食べないが、山火事の熱で実がはじける。はじけて中の種が周囲に飛び散る。山火事で木は燃えてしまうが、その実は焼け跡の養分をもとに生まれ変る。太古の昔から自然の樹木は山火事と共生してきたのだ。焼けた森も2年で再生すると言う。(「山火事と再生」)

 

栗林。 心地よいのは、梨畑の下で昼寝すること。「この上なし」

 

栗を収穫した後の、いがの山

 

何なのこの大きな柑橘類は?

 

Google Lensはジャンボレモン。本当?

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井の頭弁財天で初詣

2025年01月04日 | 日記

 

1月3日朝、もう混んでいないだろうと、井の頭公園の弁財天へ初詣。

 

三角広場の北側の通路を、井の頭線のガードをくぐって井の頭公園へ向かう。

 

*吉祥寺へ向かう井の頭線車両。 *電車は左側通行で、向こう側の線路だから

 

七井橋から井の頭池の東側を眺める。3日とはいえ、まだ朝10時、ボートは少ない。

 

池の西側。相変わらず静まっている。鳥の声が時々聞こえるだけ。

 

年間無料パスを購入したのだからと、たいして近道でもない「井の頭公園・自然文化園(水生物園)」を通りぬけるために入る。池の上の通路から正面に弁財天が見える。

 

こちら側の池にはボートが入ってこないためか、鳥が多い。

 

正面の橋は、中田義直歌碑の辺りから池の北側へ渡る「弁天橋」

 

右手の池は一面の落葉

 

丹頂鶴だけ見学。赤い頭ははげているためだと知ってから、親しみを覚えているのに、残念。

やはり結構大きいタンチョウツルの卵。

ふ化の時は、ヒナが空気の入っている気室の方へ(卵の丸い方)へ頭を動かし、気室の部分を削って出てくる。

 

弁財天の入口。

 

 

 

昨年購入の破魔矢などが籠に入れられて並べられており、大盛寺の人がお焚き上げをしていた。

弁財天は土地も含めて東京都の公園所有には含まれず、南に隣接する大盛寺の所有。東京都が宗教法人を持てないためだろう。

 

絶えず太鼓が叩かれ、響いていた。

 

西池の北側を通り、枯れたトチノ木を眺めながら、

正面の階段を登り、スターバックスでひと休みしてから、七井橋通りへ抜けて、吉祥寺の雑踏へ向かった。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辻堂ゆめ『二人目の私が夜歩く』を読む

2025年01月03日 | 読書2

 

辻堂ゆめ著『二人目の私が夜歩く』(2024年4月25日中央公論新社発行)を読んだ。

 

中央公論新社の紹介

昼と夜で、一つの身体を共有する茜と咲子。しかし「昼」が終わりを告げたとき、予想だにしなかった「夜」の真相が明かされる。この物語には、二人の「私」と、二つの「真実」がある――。

 

「昼のはなし」と「夜のはなし」の二部構成。
昼のはなしで少しずつ積上げた伏線を、夜のはなしで引き継いで、全く違う世界を描いてみせる。

 

 

鈴木:高校3年生。小学1年の時に交通事故で両親を失い、祖父母(初瀬)と暮らす。事故のトラウマでなかなか眠れず、一度眠ると夢も見ないで、朝なかなか起きられない。

厚浦咲子:30歳。高校生の時に交通事故で首から下が麻痺し、自発呼吸もできない。

厚浦多恵子:咲子の母。72歳。

 

は、寝たきりの患者を訪ねる「おはなしボランティア」で咲子の家へ行き、咲子が歌詞を書き、茜がパソコンで作曲する約束をする。

――今、空を見上げているこの瞬間だけでも、入れ替わってあげられたらいいのに。
そんなことを考えながら、……

おとなしく、受け身な茜は、やさしく爽やかな咲子と話すこと安らぎを覚え、咲子のために何かしたいと思う。

その後、夜、茜は自分では覚えてないのに、外に出かけていると祖母から聞かされる。さらに、前の晩に予習したノートを見ると、『わたしは、サキ』と書いてあった。自分の筆跡ではなかった。日中、強い睡魔に襲われるようになったり、……。

茜は、全く身体を動かせない咲子に、夜だけでも自分の身体を使って好きなことをしてほしいと願っていた。

 

第一部は、昼の話で、茜の視点での人間のやさしさが描かれる。

第二部は、咲子と夜活動するサキの話で、すべての人について、明るい昼には見えない面が、夜には浮かび上がってくる。

 

鎌田朋哉:咲子の高校の先輩で、元恋人。事故当日に逢う約束をしていたが、事故後、見舞いにも来ない。

保谷奈々恵:咲子の親友。事故の当日、会って、喧嘩になってしまう。その後、見舞いにも来ない。

 

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め、 最大は五つ星)

 

第一部ではやさしさが描かれ、第二部は一転して、反面にある醜さが目立つという構成が見事。

 

第二部は、解離性同一性障害・多重人格者(主人格、交代人格)の話なので、ややこしく、しっかり読まないと混乱する。

 

あえて、あら捜しをすれば、第二部の咲子とサキの会話あたりからテンポが遅くなり中だるみ。また、事故の生々しい話を思い出したくないとの理由で避けたり、謎隠しに多少の無理が感じられる。

 

 

辻堂ゆめの略歴と既読本リスト

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月の花

2025年01月02日 | リタイヤ生活

 

これは申込のパンフレットにあった見本の写真

 

これが実際に12月26日に届いた正月の花。だいたい宣伝通り。

1本のユリに3輪の蕾、1本の「シンビジューム」、2本の「センリョウ」、2本の「デンファレ」、1本の「葉ボタン」と、松と銀柳

 

 

上から下まで既に満開で今はメインの「シンビジューム」

 

あと2,3日でメインになるはずの3輪のユリの蕾、多分「LAリリー」だと思う

 

写真撮り忘れた2本のラン「デンファレ」と、「葉ぼたん」。

 

正月と言えば、おめでたいセンリョウ(千両)

 

正月、お定まりの松。「クロマツ」らしい。

 

なぜか銀色に塗った細い枝(銀柳、塗枝)もつきもの

 

 

元旦の晴れ姿

 

ユリは、雌しべの花粉が雄しべに付いて受粉すると、本来の役割を終え(たと思い込み)、急速にしなびてしまうので、花粉を持つ雌しべの先端を切り取っている。何か間が抜けた姿になるが。

ユリの1輪を、開かないまま黄色くなって切り落としたので、2輪のみになってしまった。

 

まったく変わらない「シンビジューム」。贅沢なのだが、これも造花みたいで変化が欲しい。

 

先端へ向かって次々と開花するはずの「デンファレ」。先の方は黄色くなって咲かずに終わりそう。

 

せめてと、花瓶に隠れてしまう下の方の花は、摘み取って皿の上に置いて慰める。

 

松も相変わらず。

 

センリョウは水が充分上がらずに、赤い実がポロポロ落ちて寂しくなってしまった。

豪華だった花も末期の姿は涙を誘う。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年のご挨拶

2025年01月01日 | 日記

 

本ブログをご覧の皆さま、おめでとうございます。ご覧いただき、感謝です。

本年もこのブログ、とくに大きなことが起こらない限り、とくに何もなくとも二日に一度ぐらいのペースで続けていきたいと思っています。

 

私、冷水俊頼は、読む方のためではなく、自分のメモとしてこのブログを続け、とくに読者数を増やすための工夫もしておりませんが、それでもアクセス数は時々チェックしていますし、コメントを頂くとやる気も増します。

文章が多いブログですが、初期に比べると写真は多くなってきて多少眺めやすくなっていると思います。

 

このブログを始めたのは2006年。当時は外国旅行に年数回、1、2か月滞在したこともあり、自分のためのメモとして始めました。はや18年、われながらよく続きました。最近は、もっぱら読書記録、花を求めた散歩など平々凡々な年寄りブログに落ち着きました。
世の中にもの申したいことも、無いわけではございませんが、育った環境、立場でどうしようもなく意見が異なるということも実感していますので、このブログではなるべく控えさせていただいています。

 

さて、ある年月日から次の年月日までの日数を計算する日数計算サイト「keisan」があります。

このブログを始めたのが、2006年3月4日の「オーストラリアのパースへ行ってきます」ですから、経過日数は6,878日(18年9カ月28日)になります。2~3日に一度UPしたとして、2~3千回書いたことになります。

 

ちなみに、昨年末82歳になった私は、2月13日になると丁度、生後30,000日ということになります。ただただ無駄に過ごしてきたのですが、生誕(?) 3万日とは恐れいります。

 

今年ものんびり、ぼちぼち、行きます。できましたならば、おつき合いください。

 

2025年1月1日7時40分

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井の頭公園の御殿山へ

2024年12月31日 | 散歩

 

「吉祥寺通り」、「井の頭公園通り」と「井の頭池」に囲まれた領域が井の頭公園の「御殿山」だ。

東京都建設局の井の頭恩賜公園のマップを一部簡易化しました)

 

井の頭池の南東から近づいて行き、ボート乗り場、七井橋、後ろのハンノキを眺める。

 

七井橋から池の東側をパチリ

 

反対の、池の西側

 

コサギ?

 

く聳えるハンノキ

 

 

葉が落ちて、鳥の巣が見える

 

裏側から見た井の頭弁財天。右は水質向上のための噴水。

 

ピザ名人の店「井泉亭」

この脇の道を登ると御殿山

 

 

御殿山には、かっての武蔵野の面影が残る。

 

皆さん、体操、太極拳?

 

何もない雑木林が武蔵野なのだ

 

公園入口近くにお屋敷は、紅茶専門店「ムレスナティー東京

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帝国ホテルの思い出

2024年12月30日 | 昔の話2

 

帝国ホテルと言えば、内幸町に本社があったので、本社出張の時には、有楽町で降り宝塚の前を通り、帝国ホテルの裏から入り、正面玄関から出て、日比谷通りから本社に入ることが多かった。要するに通り抜け利用だ。

 

また、晴の日のちょっとした空き時間は日比谷公園のベンチで過ごし、雨に日か時間がかなりある時は帝国ホテルのロビーでよく時間潰しや、資料確認をした。飲み物などを頼まないといけない喫茶部分には入った覚えがない。「ホテルのロビーもいつまで居られるわけもない」という中島みゆきの「悪女」の歌の一節を気にしながら。

 

 

もう半世紀前のこと、デートの帰り道、帝国ホテルの上の方の階にあったカフェ?で一休みした。
彼女はケーキと紅茶だったか忘れたが、私はなぜか初めて食べる牛タンを頼んだ。私は「牛タンって牛の舌だろ?」と箸で突いて観察。おそるおそる舌でゆっくり味わっていると、急に牛の舌とからまっている気分になってしまった。慌てて飲み込み、それ以上食べる気になれなかった。

 

そんなことを数十年後に相方に話していると、「あの時、係りの人が近づいてきて、『宿泊されるならチェックインしますが?』って、言ってきたのよ。帝国ホテルでもあんなこと言うのね」と嫌そうに話した。

え! そんなことあったのか、今初めて知った。僕、牛とキスしてたので、まったく気づかなかった。

 

 

東京、あるいはその周辺に80年近く住んでいる私達は、都内のホテルに泊まることはめったにない。ホテルは違うが前回都内に泊ったのは50年前の結婚式後だった。50年後の金婚式に、昔々相方の祖父が総料理長を務めていたということで、帝国ホテル、しかも特別階に泊まったのだ。

次回の都内宿泊はさらに50年後??

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

角田光代『あなたを待ついくつもの部屋』を読む

2024年12月29日 | 読書2

 

角田光代著『あなたを待ついくつもの部屋』(2024年7月30日文藝春秋発行)を読んだ

 

文藝春秋BOOKS

舞台は帝国ホテル。じんわり心が温まる、42編のショートストーリー

母に教わった「バーの味」、夫婦で訪れた憧れの上高地……。
全国3か所の帝国ホテルを舞台に織りなす、めくるめく部屋の物語。

帝国ホテル発行の会報誌「IMPERIAL」で11年間にわたって連載した、42編のショートショートを一冊にまとめました。
幻想的な夢の世界を描くものもあれば、現実の夫婦を描いたものもあり、また過去と現在を行き来して語るものも。42編すべて趣向の違う、角田光代さんの幅の広さを思い知る短編集です。
1話5ページで読める短い文章量ながら、じんわりと心が温まり、時には泣け、時には笑えるストーリーが詰まっています。

(収録作)
クロークに預けたままの、亡夫の荷物。夫の秘密がそこにあるのか――開いた鍵の先に、妻が見たものは(秘密を解く鍵)
半年に一度しか会えない小学校6年生の娘。連れだってブフェに行くも、娘はなかなかマスクを外さない(父と娘の小旅行)
窓から射しこむ朝の光、錆びた流し台にしたたる水滴の音――ホテルで眠る夜、どこかで出会った部屋たちの夢をみる(表題作・あなたを待ついくつもの部屋) 
他、全42編

 

 

帝国ホテルは、もっとも歴史があるのが内幸町にある「帝国ホテル東京」で、他に「帝国ホテル大阪」、「上高地帝国ホテル」の3か所がある。したがって小説の舞台もこの3か所に限定される。

217頁で42篇だから、一遍平均5頁のショートショートだ。

 

「月明りの下」

結婚15年目の記念で上高地帝国ホテルに予約したのに喧嘩して一人だけで来てしまった芳恵は……。

 

「父の秘密」

退職した父が週三日必ず高級ホテルへ出かける。母に頼まれて娘が尾行すると、……。

 

「だれかのために」

結婚式を控えた結子はプランナーの本城さんから聞かされた。「祖母が昭和の初めにこのホテルで結婚式を挙げたというのが自慢だったが、……」

 

「家族の元旦」

始めて娘なしの年越しを迎える夫婦は、ホテルの新春プランに参加するが、つい娘がいればと思ってしまう。レジで出会った白髪の婦人が唐突に「娘がね、はじめて呼んでくれたんです」と、……。

 

光り輝くその場所

楓子は姉の結婚式でそのホテルに初めて入った。その時、文学賞の贈呈式を垣間見て、小説家になることは、夢ではなく目標になった。そしてそこに今、楓子は立っている。(角田さんの話?)

 

 

初出:「IMPERIAL」80号~122号

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

さすが角田さん、一応面白く読まされてしまう。

平均5頁の掌編で、舞台は帝国ホテルに限定され、42篇も続くのに、最後まで読んでしまった。毎回、異なる人物、場面紹介に字数を取られたうえで、各話に一つだけポイントを作り上げるのは大変だ。

 

どうしても話しになりやすい上高地ホテルの話が多い。

 

 

角田光代の略歴と既読本リスト

 

 

作中で紹介される老舗ホテル自慢(真偽を私は保証しません)

・柿ピーを最初に出したバーがある

・北欧にテーブルに色々な料理を並べるスモーガスボードをヒントにして日本で最初にバンキングを始めた。

・関東大震災で多くの神社が焼けた。ホテル内に神社を作って結婚式を始めた先駆け。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

坂の上のけやき公園へ

2024年12月28日 | 散歩

 

 

西荻窪駅の北、善福寺川の手前に、大きなケヤキの木が一本だけの公園があると何かで読んだ。

今日の目的地はこの「坂の上のけやき公園」。

このところ、寒さで家にこもりがちで、なんとか目的地を見つけて散歩を続けている。

我々は伊能忠敬界隈なのだ。界隈とか言っちゃって、どうだ、ナウいだろう!

 

西荻窪駅北口前のバス通り「伏見通り」を西へ2.5㎞進むと、北側に「西荻北中央公園」がある。

 

公園の東側に、あの遷都くんで話題を集めた薮内佐斗司作の「龍神皇子」の像がある。

 

「薮内さん! カワイイが唯一の評価基準の昨今、この顔の子供はまずいでしょう」

 

「西荻北中央公園」を過ぎて右に曲がり、300mほど北へ進むと、三叉路に突き当たる。

ここが「坂の上のけやき公園」。左に行くと、すぐに「井荻公園」で、右の坂を下りると善福寺川となる。

 

このケヤキは樹高約20m、枝張も30mほどある杉並区内でも有数の巨樹。近隣住民からは“トトロの樹”と呼ばれていた。2008年、マンション建設のため伐採される危機があった。8千人を超えるケヤキ保存を求める署名が集まり、区が土地を購入し、2010年に公園として整備し、完成した。

 

子どもたちが遊べる遊具もなく、ボール遊びも禁止だが、子供たちは走り回り、枯れ葉を散らかして、楽しそうだった。そして、見知らぬおじいさんが一人と、はるばる歩いてきた老夫婦が、ベンチでのんびりしていた。

 

 

すぐ西側の「井荻公園」にも足を延ばした。

ここは広く、西に長く伸びていて、子供の遊具もいろいろ揃っている。

 

北側のちょっとした崖の下は柵で入れないが、山野草園となっていて、

 

公開される日が示されていた。

 

柵の間から覗くと、名札なども整備されているようだ。

 

北西の崖の下も公園で、水遊びができるスペースもあるが、コロナ後は使用禁止。

 

井の頭公園にもあるローラー滑り台、ここのはかなり長い。滑ってみたいのだが分別のある80歳以上は自主規制。

 

「井荻公園」の北西端から出たら、善福寺川に突き当たった。

 

荻窪中学のイチョウの木が見事に黄葉していた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミューザ川崎シンフォニーホールへ

2024年12月27日 | 日記

 

JR川崎駅西口を出て、ちょっと歩いて、振向いてパチリ。

 

MUZA KAWASAKI(ミューザ川崎)。ミューザとは“music+座” だって。左がシンフォニーホール

 

30分ほど時間があるので、腹ごしらえで「ホテル・メトロポリタン川崎」へ

 

入口で、

 

見上げると、ゲイジュツだ

 

入って左側の「Terrace and Table」は、5千円の文字を見て、すぐに回れ右してクリスマスツリーを眺める。

QRコードをパチリとして、アクセスすると雪が降るとか書いてあったが、その気なし。

 

 

ホテル・メトロポリタン川崎2Fのフロントを過ぎて奥の方のカフェバー「REVOLVER - Booze & Coffee -」へ。

 

「Sreamer Melts ハムチーズホットサンド」¥800と、「ストリーマーラテ」¥750を注文。

ラテのカップが大きいのでビビったが、クリーミーで完飲。サンドは一つ残してお持ち帰り。

 

 

シンフォニーホールは真っすぐ歩いて、エスカレータで上がる。

 

エスカレーターを上がって、振り向いてパチリ。ここが建物の4Fでホールロビーだ。

 

そのままホール2Fの席へ。見渡して、日本野鳥の会のようにざっと数えて2000席かなと思ったら、ホームページを見ると

1997席の客席が……

残念、3席少なかった。 後ろ側の演奏者までよく見えて、この座席配置、いいじゃない。

 

4階まであるの? 残念でした。

ステージの周囲を傾斜がつけられた客席が取り囲む設計は、(グルグルとらせん状になっている)その形状からヴィンヤード(ぶどう畑)型と呼ばれます。聴衆と演奏者の一体感がより強く感じられる構造です。

 

演目は、リャードフ「8つのロシア民謡」、ストラヴインスキーバレエ組曲「火の鳥」、チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」。

アマチュアオケなのだが、なかなかのもの。久しぶりにクラシックを堪能した夕べでした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野歩(のっぽ)でランチ

2024年12月26日 | 食べ物

 

吉祥寺図書館の東側に比較的新しくできた季節料理と信州甲州の郷土料理の店「吉祥寺 野歩」でランチした。

矢印を急な階段で降りる。

5席ほどのカウンターとテーブル3つの小さな店だ。棚にはずらりと各地の日本酒が並んでいた。

 

 

ランチメニュー

 

私は10種の小鉢定食 ¥1,400

小鉢が10も並ぶと、卑しい私は箸が迷ってしまう。目先が変わり、ついつい食が進む。

 

 

相方は、ぶっかけそば定食 味ご飯、小鉢付き ¥1,300

味ご飯の大部分は私にまわって来た。

 

ヨドバシ裏で気軽に入れる店として今後も利用させてもらおう。

 

 

私の誕生日は12月26日なのだが、今日25日、西荻窪駅南口を南東に走る神明通りにある「パティスリー ホソコシ」で、例年のようにクリスマスケーキの残り物を買った。

ところが、まだ予約ケーキを引き取りにくる客も絶えず、まったくケーキは安くなっていなかった。

ごらんのように15㎝足らずの「プティ・ノエル」だが、なんと¥2,700!!

といっても二人で2回に分けて食べるので、まあいいか。

 

評判の店だけに味は極上。しつこくなく、フワフワで、さわやか。「アテスウエイ」と同じような出来で、最近の高級洋菓子店の流行りなのだろうか?

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月(2)の花

2024年12月25日 | リタイヤ生活

 

12月16日に届いた花

 

 

3本の黄色とピンク、1本のオレンジと白のガーベラ。

 

1本のストック

 

2本のカンガルーポー

 

花がカンガルーの足に似ていることからkangaroo pawと命名。Pawとは四本足の爪のある動物の足のこと。

アニゴザントス属で、オーストラリア南西部が原産。

 

 

2日目

 

5日目。まだまだ元気だが、ガーベラの花弁が少し乱れてきた。水切りはしたが、湯上げにはためらいがある。

 

一週間後。まだまだ頑張っている。

 

 

「ルスカス」の葉の裏側または表側に虫のような小さな突起がある。

数か月じっと我慢をしていれば、多少大きくなって奇怪な形になる(「ルスカス最後の姿」)。さらに我慢していれば、小さな花が咲くらしい。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボナペティでディナー

2024年12月24日 | 食べ物

 

吉祥寺弁天通り南町2-8-8エム288ビル3Fの「ボナペティ Bon Appetit」(「十分に召し上がれ!」という意味)へ行った。

2011年11月2016年2月2024年6月に引き続き4回目。ただし、今回は初めてのディナー。

 

入るのを戸惑うような狭い通路の突き当りの不安になる小さなエレベーターで3階へ、

 

矢印がボナペティ

 

1階の入口右手には今月の料理がずらり

 

5時半のオープンと同時に入る。

 

2日前に満席で断られたので、数日先を予約した。

肉か魚かのコースと告げてあったのでテーブルの上に。

 

結婚記念日と告げてあったので、シャンパンのサービス。ただし、ノンアルコール・シャンパンにしてもらった。

 

自家製の生ハム。厚さがあり、塩辛くなくて美味。

 

北海道産真鱈白子のフラン(茶碗蒸し)

 

牟礼の吉田農園の完全無農薬大根のポタージュ。特においしかった。

 

私は、オーストラリア産牛バベットのロティ、ペルグルディーヌソース。

 

相方は、浜名湖産ウナギのグリエ、山葵を添えて

 

ラフランスの赤ワイン煮、アニス風味。煮たラフランスを始めて食べた。う~ん。

 

ダージリン・ティーとキリマンジャロ・コーヒー

 

ゆっくりして19時に終わった頃には、5組*2名で満席に近くなった。私以外はすべて女性。

サーブしてくれるおじいさんが話し好きで、吉祥寺の昔話などで楽しんだ。

 

以前は現金のみだったと思うが、このご時世、カードOKになっていた。

二人で12,000円ならディナーも悪くない。しかし、緑内障でほぼ片目なので夜は足元に不安があり、お酒を飲まないので申し訳ないこともあって、ランチになってしまう。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする