かぶれの世界(新)

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不透明感増す世界経済

2005-05-17 23:23:39 | 社会・経済
このところ経済関係の先行き不透明感を訴える記事が増えてきた。勿論震源地は米国経済動向である。経済指標は悪化せず一見好況が続いているが、双子の赤字が一向に改善する様子がなく、短期金利が3%になるのに長期金利が上昇しないという嘗て経験したことがない現象が続いている。原油価格が史上最高値になっても石油関係以外の物価は上昇せず安定している。経済人は頭をひねり現在の好況が持続性のあるものなのか自信が持てないでいる。

中国経済は第1四半期順調に推移したが石油・鋼材・自動車等の輸入が減った一方で機械電気機器、ハイッテクから繊維商品まで輸出が増え貿易黒字が更に拡大した。先に報告したように欧米からの繊維商品輸出割り当て再開と元切り上げの政治圧力が高まっており、これから中国の出方が注目される。欧州経済は力強さに欠け、絶好調だったオセアニア経済がここにきて頭打ちになってきた。

本日発表された日本のGDPは年率換算5.3%成長で予想を大きく上回ったにもかかわらず、先行き不安を反映したのか株式市場は午後大幅に値を下げた。前日の米国市場が100ドル以上も上げかつGDPがプラス・サプライズになったのに大幅下げになったのは経験がない。欧州系ヘッジファンド破綻の噂などグローバルマネーの流れが変わった(らしい?)のが原因しているのかもしれない。現状を理屈で説明できず経済指標は悪くないのに皆不安になっているのである。こんな始末の悪いことはない。■


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北海道旅行

2005-05-17 14:40:36 | 旅行記
週末に家内と札幌・小樽に旅行した。楽しみにしていた北海道の味覚、ジンギスカン料理やラーメン、寿司を食べるのが目的だったが、札幌では天候が悪く散々だった。初日は終日小雨が降り気温が7度で例年より10度前後低いという生憎の天候の中、ホテルの傘で札幌市内を歩きまわった。

娘夫婦が薦めてくれたススキノにあるジンギスカン料理「だるま」はお店の開店時間が夕方からだったので諦めて旅行会社推薦の店に行った。食べ放題の味付マトンをオーダしたが最初の一口は不味くはなかったが直ぐに腹一杯になった。我々のような年寄りは美味しいものを少しオーダすべきであった。同じく航空会社推薦でテレビ番組が紹介したというラーメン店「菜」に行った。麺が細くてまずまずだったが汁は咽が渇くほど辛くてイマイチだった。近郊の藻岩山頂から札幌の夜景を見るバスツアーのガイドさんによると地元の人でも札幌ラーメンは辛いそうで頼めばスープを注ぎ足して薄めてくれるらしい。ところで標高530mから見る人口180万人の大都市札幌の夜景は中々のものだった。2、300m上ったあたりから雪が残っており今年の寒さを象徴していた。

翌日は幸いにも朝から晴天に恵まれ赤レンガ造りの旧北海道庁と大通公園を早朝散歩し、その後シャワーを浴びホテルを出て電車で小樽に向かった。札幌駅のホームで車掌さんに小樽のことを聞くと親切にも駆け回って観光資料を集めてくれた。札幌は観光スポットが殆どない(これもガイドさん情報)ことを知らなかったが、逆に小樽は町全体が観光のために作られていることも知らなかった。ホテルは札幌ではなく小樽にすべきだったと後から家内に責められた。古くからの貿易港の面影を残し、レンガ造りのガラス工場跡の店が並ぶメルヘン通りや運河の周りの倉庫街などの散策は楽しめる。あちこちに寿司屋があり、飛び込みで立ち寄った「すし田」で新鮮で美味しいウニやカキと寿司を食べ、地酒「小樽港」はさっぱりした味で魚料理とよくあった。

往きでは気が付かなかったが帰りの待ち時間の間に札幌空港のお土産店の多さには驚いた。世界的に見ても香港やパリ、サンフランシスコ等より凄い(面積はわからないが、少なくとも熱気は)という印象を受けた。あちこちのお店で試食をして甘いものを堪能した。家内によると毛ガニなどの海産物の値段はやや高めらしい。人様のことを言えないが月曜日だというのに観光客の多さには驚いた。久しぶりの夫婦での旅行で気分転換になった。


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