このところ経済関係の先行き不透明感を訴える記事が増えてきた。勿論震源地は米国経済動向である。経済指標は悪化せず一見好況が続いているが、双子の赤字が一向に改善する様子がなく、短期金利が3%になるのに長期金利が上昇しないという嘗て経験したことがない現象が続いている。原油価格が史上最高値になっても石油関係以外の物価は上昇せず安定している。経済人は頭をひねり現在の好況が持続性のあるものなのか自信が持てないでいる。
中国経済は第1四半期順調に推移したが石油・鋼材・自動車等の輸入が減った一方で機械電気機器、ハイッテクから繊維商品まで輸出が増え貿易黒字が更に拡大した。先に報告したように欧米からの繊維商品輸出割り当て再開と元切り上げの政治圧力が高まっており、これから中国の出方が注目される。欧州経済は力強さに欠け、絶好調だったオセアニア経済がここにきて頭打ちになってきた。
本日発表された日本のGDPは年率換算5.3%成長で予想を大きく上回ったにもかかわらず、先行き不安を反映したのか株式市場は午後大幅に値を下げた。前日の米国市場が100ドル以上も上げかつGDPがプラス・サプライズになったのに大幅下げになったのは経験がない。欧州系ヘッジファンド破綻の噂などグローバルマネーの流れが変わった(らしい?)のが原因しているのかもしれない。現状を理屈で説明できず経済指標は悪くないのに皆不安になっているのである。こんな始末の悪いことはない。■
中国経済は第1四半期順調に推移したが石油・鋼材・自動車等の輸入が減った一方で機械電気機器、ハイッテクから繊維商品まで輸出が増え貿易黒字が更に拡大した。先に報告したように欧米からの繊維商品輸出割り当て再開と元切り上げの政治圧力が高まっており、これから中国の出方が注目される。欧州経済は力強さに欠け、絶好調だったオセアニア経済がここにきて頭打ちになってきた。
本日発表された日本のGDPは年率換算5.3%成長で予想を大きく上回ったにもかかわらず、先行き不安を反映したのか株式市場は午後大幅に値を下げた。前日の米国市場が100ドル以上も上げかつGDPがプラス・サプライズになったのに大幅下げになったのは経験がない。欧州系ヘッジファンド破綻の噂などグローバルマネーの流れが変わった(らしい?)のが原因しているのかもしれない。現状を理屈で説明できず経済指標は悪くないのに皆不安になっているのである。こんな始末の悪いことはない。■