かぶれの世界(新)

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田舎暮し雑感10秋(3)

2010-10-11 23:12:02 | 日記・エッセイ・コラム

庭師が老いたら誰がやる?

田舎暮しはそのまま地方の高齢化の実体に直面することになる。

実家に着いた瞬間に、周りの庭や家庭菜園が背丈よりも高い雑草に囲まれてショックを受けたと20日前に投稿した。その後2-3日に一度のペースで、住処に近いところから遠いところへの順番で、少しずつ雑草を取り除き見かけは何とか格好がついてきた。

だが、庭木の手入れはどうして良いか分からず、結局いつもお願いしている庭師に頼むことにした。電話をかけると馴染みのセミプロ庭師のAさんは肩が上がらなくなり入院したと言う。それではと、母が庭の手伝いを頼んでいたYさんの消息を聞くと、詳しく聞けないがどうも亡くなったらしい。

困ったことに、庭の手入れをしてくれる当てが無くなった。それではと母が使っていたのを思い出して、倉の中に庭の手入れ道具を取り出して見よう見まねでやってみた。電動の両刃鋸でさつき等の庭木の枝葉を揃えた。バリカンを使うみたいでそれ程難しくない。

芝はガソリン駆動の草刈機でザッと刈った後、小型の電動芝刈り機で岩やセメントの境を細かく切り揃えたら立派な見掛けになった。2mも伸びた庭木の新しい枝は、小さな鋸で切り取った。その他の無駄な枝は大きな鋏でチョキチョキと一本ずつ切取った。この辺までは何とか出来た。

だが大きくなった松や月桂樹などは、脚立に乗ってこの大きな鋏で剪定するしかない。少しずつ難しくなった。地面はコケや芝で柔らかく、背丈の高さの脚立の天板から1段下に足をかけるだけでぐらぐら揺れて怖い。老人が転倒して怪我するパターンだ。3日かけて恐る恐るやった。

だが、自前の脚立では届かない背の高い庭木や、枝葉が密集して木の中央部分に届かないところが残った。もう限界だ。どうしようか迷っていたら、運が良いことに数日前に入院したAさんと一緒に仕事していた庭師から、もし必要なら頼まれても良いと電話が入った。

見よう見まねでやった庭の手入れで、プロの庭師が見たら酷いことになっていると思われそうで気が引けた。だが、一度家に来て見てもらってどうすれば良いか相談に乗ってもらうことにした。他に選択は無い。彼も相当の年令だから、次の準備もしなければいけない。だが暫く時間稼ぎが出来た。

体調は良くなっても勝てない

昨日、バドミントンのオープン大会に参加した。普段小学校の体育館で練習している30歳そこそこの若い仲間と組んで、一番下のクラスにエントリーした。私は長い間悩まされた膝痛を含め、体の調子が良くなったと感じていた。練習後の筋肉痛が和らぎ回復が早くなった気がする。

パートナーは初心者だが数年前に見た時より上達し身体能力もあり心強く感じ、もしかしたら久しぶりに勝てるかもと内心期待した。試合が始まると、組み合わせにも恵まれていた。5チームのリーグ戦だが、ほぼ1時間間おきに弱いペアから強いペアに当たる組み合わせになっていた。これで勝てなきゃ、何時勝つんだという感じだ。

若い頃大会に参加して勝った時はいつもこういう組み合わせの運があった。だが、最後の4試合目には私は疲れが出てミスを連発し、パートナーにもミスが連鎖する悪い循環に陥った。勝てる稀な機会だったのに負けてしまった。最近は負けてもしょうがないと思うことが多かったのだが、今回だけは少し残念だった。

今朝は何もやる気がせずぼんやりしていると、たまたま帰郷していた義弟から連絡があった。昼食を約束していたのを忘れていた。彼の車で瀬戸内海の美しい海岸線をドライブし、隣町の八幡浜で美味しい魚料理を頂き、気の合う同士で趣味や仕事の話をしてすっかり気分転換できた。■

コメント
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