ちょっとしつこくなるが、このブログの目的の一つである母の容態を家族や知人に知らせる役目を果たしたい。先週退院した母の最新状態に基づいて、老人ホームのケアマネージャが見直した介護プラン(施設サービス計画書)の説明を昨日受けた。会議参加者はケアマネージャ、看護士、リハビリ専任の看護士、母の担当介護士、栄養士と私の6人だった。
会社務め時代に会議で部下から報告を受けるような気分になり、項目ごとに説明を受けながら質問する要領が妙に嵌った。最初にケアマネージャが考える実質的な要介護区分を質問すると、従来は要介護1と認定されていたが、現在は1と2の中間位にあるとの返事。私と同じ認識だった。その前提で先ず主治医からの指示の確認と、それに基づく施設の対応方針を聞いた。
バセドウ病にはメルカゾールとクレドニゾロンを毎朝食後服用し、血液検査を(多分)毎週行って効果と副作用の様子を見ながら治療してゆく。糖尿病には毎食前にインシュリン(ヒューマログ)を14/16/14単位投与、就寝前に持効型のランタスを投与する。先日主治医から聞いた新薬(ビクトーザ)への切り替えはまだだったが、私が聞いた主治医の見立と同じことを確認した。
食事は医者の指示で誤嚥防止のため「ミキサー食」を1200kcal与えられているが、咀嚼能力回復のため出来れば「刻み食」に戻すべきと私も施設も意見が一致した。但し、現在は主治医の指示による治療優先でミキサー食を続けることになっている。母はバナナを食べたいと今も言っているので状況が変われば医者に相談してみてくれと依頼した。
母の脚力や排泄が劣化したと言う印象を施設は持っていたが、退院して老人ホーム戻ると意外と生活能力が維持されていることが分かったと報告があった。ベッドと車椅子の移動、浴室のプールへの移動は自力で出来るし、排泄の7割はちゃんと出来るらしい。つまり、入院前とほぼ同じレベルの筋力・平衡感覚を維持していると聞きホッとした。何とか杖で歩行する力を維持するようリハビリ等の配慮を依頼した。
結局、医者からの指示を除き介護プランはそれ程変更しないことになった。12月の介護区分見直しが異なる自治体で実行され、主治医の意見書によって変わる可能性がある。むしろ、その時区分が要介護2になってプランの見直しがあるかもしれないと思う。
当座はレクレーションや集団体操、外出、理容など色んなことをさせるよう仕向けて欲しいとお願いした。突然の新提案に対して母は先ずノーと言うが、予定表などを作ってルーチンワーク化すれば、お風呂でも外出でもむしろ準備して待つようになると母の性格を利用してくれと助言した。母の介護について施設の考えは概ね私と同じ方向に向かっており、上手く行きそうに感じた。■