昨日品川の長男の家に家族が集合して家内の誕生パーティをやった。2月に孫が生まれたばかりなので外出を避けてホームパーティにした。長男の嫁さんの負担を減らすために、彼等の勧めで品川駅中のDEAN & DEDUCAに前日予約した食材を受け取り大崎の家に向かった。お店はお洒落だけど高価と思ったが、お客で一杯で景気が回復しつつあるのを実感した。
久し振りに家族全員揃って楽しく過ごせたが、主役は家内より孫達だった。パーティ食材は多様で美味しかったけどいかにも高カロリーで食べ過ぎないように気を付けた。私と娘の夫君はワインで気持ちよくなり気が付くとソファーでうとうとしていた。日曜日なのに帰りの電車が思ったより混んでいた。五反田、恵比寿、目黒、渋谷、原宿、新宿とどこでも乗降客は多く若い人が殆どだった。
今週末に行く四国の田舎の駅の様子を想像して、この混雑が早くも懐かしく思えた。今週末から半年間田舎の実家で過ごす予定だ。何だか少し寂しい。
先週土曜日にバドミントンクラブの練習に参加し、リーダーに挨拶しお礼のカードを渡し「また海外に行ってくる、これが最後かもしれない」と伝えた。彼女は「駄目よ、東京に戻ったら是非また来てね」と繰り返し言われた。私は「なるべく顔を出すようにする、だからメンバーには言わなくていい」と答え会話を打ち切った。だが、多分これが最後だ、彼女も薄々分かっていたと思う。
私はこのところ意識して「送られる人」になっている。大袈裟に芝居がかったサヨナラをした訳ではないが、あの時が最後だったと思い出してもらえるような言い方をしている。先日家内と息子の3人で新しいラーメン店の試食に向かう途中、数年前まで参加していたボランティア活動の世話役の女性に偶然会った。久し振りなので連れを先に行かせ甲州街道の歩道で長目の立ち話した。
彼女は仕事に戻り今ではボランティア活動に常時参加出来なくなったそうだ。今はメンバーが若い人達に入れ替わった、残っているのはリーダーだけとかいう。次々と新商品が出てきてIT教育の内容が変わってきた。私のやってた頃は今月からサポート中止になったWindows-XPだったし、パソコンより今ではスマホやタブレットが主要となったからちゃんとした知識がない。
以前何度か活動に戻るよう依頼されたが、今となっては新技術の知識が無く講師復活も出来ない。ともあれ会えて良かった、皆さんに宜しくお伝え下さいと彼女に頼んで別れた。実際、彼女も次いつ参加するか決めてないそうだ。そもそも送られる人はその程度で良い、誰も困らない。私が納得できる形でサヨナラを言えればそれでいい。予想もしない意外な人になるかもしれない。■