かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感14夏(11)

2014-09-17 14:52:12 | 日記・エッセイ・コラム

 田植えから稲刈りまで

 もうすっかり秋の気候になったが来週は帰京するので、記事はこのまま夏バージョンで終えようと思う。今年の春に田舎の愛媛県大洲市に来た時は田植え前だったが、先週我が家が所有する田んぼの稲刈りが終わっていた。「終わっていた」と他人事なのは、田んぼは農地バンクを経由して貸し付けているからだ。

 農地バンク

 先日、アベノミクスの成長戦略の一環で農地バンクの仕組みを利用して農地を集約し、農業の規模を拡大して経営効率化する計画が報じられた。実家の田んぼはずっと前から農地バンク経由で貸していた。疑問に思い市役所の農林水産課に聞くと従来と同じ扱いだという。私が死亡した場合は、東京に住む相続人に必要な通知が行くと確認した。数年内に日本の農業は高齢化して全く新しい形態に変化し、都市部の隠れ農地保有者が後継者放棄する、多分そういう時が来る。

 屋内ノマドワーカー

 朝晩気温が下がりすっかり涼しくなって、昼間も凌ぎやすくなった。暑い時は下着姿でいたが、今は実家の1階は昼間でも肌寒い。朝10時頃まで、昼食時から4時頃まで、夕食から就寝までと、頻繁に着替えて体温調節する。そうしないと体温調整機能が劣化して風邪をひきそうだ。同時に最も気温の低い居間から、サンルームに移り、書斎に行くといった風に、居場所を移動しながら仕事をする。「屋内ノマドワーカー」と自称して、我ながら結構気に入っている。

 1か月遅れの土用干し

 先週1か月遅れの土用干しをした。8月は異常気象で雨の日が多く、雨が降らなくとも水分を多く含んだ南風で適しなかった。会社勤め時代の制服の背広は着なくなって10年以上経つ。もう着ることは無いのだが捨てられない。この数年前に土用干しを始めた時はカビや虫食いに一部やられたが、23年前から何ら不具合は認められなくなった。でも制服はもう不要だ。

 ゆっくりと劣化する母

 甲状腺の血流増が収まり代謝量が普通に戻って、今後母の体重が増えるだろうと毎月の主治医の診立てが送られてきた。今週月曜日に見舞った時は体重は変わらなかったが、少なくとも減ってはいなかった。最近見舞うと殆どベッドにいるのが気になる。介護士に聞くと1日一度は車椅子で広間に行くという。だが、明らかに筋力が劣化している様に感じる。毎回工夫して彼女の興味の持てる話題をしている。今回反応があったのは、伝え聞く曾孫たちの近況だった。母が気にしていた庭の手入れで、除草剤がコケにもかかっても良いと聞いて知識のない私は助かった。

 お米寄付

 上記の農地を貸している方から頂いたお米が消化しきれず、母が自宅介護をした時の支援センターに残りを寄付することにした。無農薬のコシヒカリ30kgも頂いたが、ほぼ毎日食べても約5か月で半分も消化できなかった。もう古米になるのでそのまま置いとけない。センターに電話すると、ケアマネージャも介護ヘルパーも退職されていた。中々定着しない介護スタッフの現実を見た気がする。それでも母がお世話になったお礼が少しでもできる。

 Oooops!

 帰京の準備を始めたがまだ先のことなので気が乗らない。書斎のテレビを点けたままベッドのコーナーに座ってカップスープを飲んでいたいた。テレビから色っぽい声がして顔を上げた時、カップスープをベッドにこぼした。ウァー、やってしまった。慌てて手で拭いたが、ヌルヌルして気持ち悪い。最近は何かミスをすると必ず年のせいにして納得する。反省しない。良くない傾向かも。■

コメント
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