かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

解体作業とシリア内乱

2016-02-16 22:42:53 | ニュース
いよいよ我家の解体作業が始まった。午前中のバドミントン練習後、回り道をして我家の様子を見に行った。玄関のドアが開いたままで、まだ解体の下準備というところだった。後から聞くと明日から機械が入って本格的に解体が始まるという。家に入ると処分し忘れたビデオテープやカセットテープ等が床に散らばっていた。

物音が聞こえたので2階に上がるとベランダで中年の作業員が昼寝していた。何度か声をかけると起き上がったが、見かけ外国人の彼は何か喋ろうと口をもぐもぐさせた。私には聞き取れなかった。日本語が駄目なのかと思い「スピーク・ジャパニーズ?」と聞くと、もう少し若い作業員が現れ「日本語大丈夫!」と声をかけて来た。

この家の持ち主と自己紹介し、よろしくと挨拶をした。「1階に処分を忘れた物があった、申し訳ない。」と謝った。「持ち帰ろうか?」と聞くと、「纏めて処分するから大丈夫」と返事してくれた。国はどこかと聞くとトルコからだという。以前からトルコは親日国だと知っていた。

知ってる限りの知識で「エルドアン(大統領)?」というと、彼は「エルドアンはダメだ!」という。エルドアンはイスラム宗教色を強めクルド民族を抑圧して反発を受けたニュースを思い出して。ダメだというのはその関係かも知れない。それではと無難なテーマの積りでロシアとの関係が難しくなっているねと聞くと、彼はロシア機はトルコに入っていないという。

私が知る限りでは、戦闘機撃墜は国境付近だった、国境侵犯したかどうかは決着がついてない。彼の言い分はクルド系の主張のような気がした。一口にトルコと言っても日本に比べれば国情は遥かに複雑、政治を語るのは簡単ではない。これ以上深入りをするのは止めようと、今後ともよろしくと挨拶して仮住い宅に向かった。まさか自宅の解体現場でシリア内乱に関わるとは思いもしなかった。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする