「もしかして、クルド人?、クルディッシュ?」と聞くと、想像した通り「そうだ」と返事が返って来た。昼食を兼ねて家内と外食に出かけた途中、昨日に続き解体中の我家に立ち寄った。我家の前に重機が止まり、白いシートに囲まれて既に半壊していた。重機の運転席に昨日言葉を交わした休憩中のトルコ人が少年といた。
「やっぱりそうか、昨日『エルドアンはダメ』と言ったのを聞いてクルド人だと思ったよ。」と私は言った。私は続けて「ロシアと大変なことになっているね、シリアの病院が爆撃されて沢山人が死んだと世界中にニュースが流れているのを見たよ。」と一方的にまくし立てた(ロシアは爆撃を否定しているのだが)。
微妙な民族問題を内包しているので言葉を選んで話をした。家内が近づいてきたので、歴史を知らない家内に聞こえるように、「大戦後英国が勝手に引いた国境線のお蔭で、クルド人はイラン・イラク・シリアなどに分かれて住んでいる民族なんだよね。」と余計な解説までした。彼は黙って頷いて聞いていた。
「解体は2週間かかると聞いたが?」と話を向けると、「1週間で更地にまでする。」との返事だった。「それは良かった、是非ともよろしく」と言って別れた。まさか世界でニュースになっているクルド人に実際に会って話が出来るなんて想像もしなかった。バラバラになった我が家そっちのけでチョットした感激だった。■
「やっぱりそうか、昨日『エルドアンはダメ』と言ったのを聞いてクルド人だと思ったよ。」と私は言った。私は続けて「ロシアと大変なことになっているね、シリアの病院が爆撃されて沢山人が死んだと世界中にニュースが流れているのを見たよ。」と一方的にまくし立てた(ロシアは爆撃を否定しているのだが)。
微妙な民族問題を内包しているので言葉を選んで話をした。家内が近づいてきたので、歴史を知らない家内に聞こえるように、「大戦後英国が勝手に引いた国境線のお蔭で、クルド人はイラン・イラク・シリアなどに分かれて住んでいる民族なんだよね。」と余計な解説までした。彼は黙って頷いて聞いていた。
「解体は2週間かかると聞いたが?」と話を向けると、「1週間で更地にまでする。」との返事だった。「それは良かった、是非ともよろしく」と言って別れた。まさか世界でニュースになっているクルド人に実際に会って話が出来るなんて想像もしなかった。バラバラになった我が家そっちのけでチョットした感激だった。■