かぶれの世界(新)

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母の一周忌(続)

2017-08-01 13:55:58 | 日記
一周忌の行事はまだまだ続く。一昨日は和尚に来て頂き「灯始め」(灯籠を吊るす)の法要を実施した。長男家族が東京から来てくれたので和尚に紹介でき、私一人だけの寂しい儀式にならなくて済んだ。普段できないこの地とわが家の歴史を聞くことが出来た。この後今月7日の施餓鬼と月末の灯上げ(灯籠を焼く)があるが、これは私だけの行事になる。もう東京から家族は呼べない。

東京も暑いがこちらは暑い上に湿度が高い。2日目の朝からクーラーの効いた部屋でひっくり返っていた嫁さんがげっそりした顔で起きて来た時は熱中症かと心配した。彼女は子供が騒いで寝不足だったのが原因だったといい、その後幾分か元気になったを見て安心した。車に乗っても冷房を目一杯にきかそうとする。そうしないと頭が働かないみたい。

こちらに来る時も息子が空港で乗り遅れそうになり、空港で荷物を宅急便で送る羽目になった。息子だけ後の便に乗せられそうになり彼女が強く迫ってようやく同じ便に乗れたという。ところが宛先に自分の家の住所を書いて我が家には届かないと翌日判明。何というドジ!やむを得ず水着や浮き輪からビーチサンダルまでこちらで買ったようだ。多分これから家族が集まった時に酒の肴にされ笑いを誘う羽目になるだろう。

昨日長男家族は松山城や石手寺などを観光して東京に戻って行った。延べ5日の滞在もあっという間だった。中々いうことを聞いてくれない孫達には手こずったが、いざ静かになった広いうちで一人取り残されるといかにも寂しい。これからまた独居老人の孤独な生活が再開する。私が病気や認知症などになった時の対応を長男と話合おうと思っていたがバタバタしてるうちに何も話せず息子の休暇が終わった。

息子家族を松山市駅に送り実家に戻る途中の山道が雨で濡れていた。峠を越えた頃から雨足が強まったが、山を下りて平坦な道に戻ると途端に降り止んだ。というか山間部だけ雨が降っていたようだ。その後買物をし雑用を済ませて実家に戻ると涼しい風が谷間から吹き抜けて来た。四国カルスト高原に行った時吹いてきた涼風と変わらない涼やかな風だ。

隣町と隣接する山間部の豪雨による土砂崩れの警報を伝えるラジオニュースが流れ驚いた。そんな気配はなかった。近くの地区長が我々が行った翌日偶然にも「カルストに行ってきた、26度の涼しさだった、雨は降ってなかったよ」と聞き、今日はここも涼しいけどねと皮肉っぽく返事した。今朝の風は涼しくて凌ぎ易かったが昼飯の頃までにドンドン気温が上がり元の木阿弥。一周忌は夏の暑さを組合せて思い出すだろう。■
コメント
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