かぶれの世界(新)

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古希の憂い

2017-08-19 11:28:35 | 日記
昨日かつての勤務先の同僚で同郷のM氏から連絡を貰い、昔風のレトロな喫茶店でお茶を飲んだ。彼は退職後起業したネット販売会社を続けており、いい刺激になって容貌は変わらず元気そうだった。だが、老眼が進みスマホの小さい字が読めなくなったと嘆いていた。約2時間余りの間に二度トイレに立ったのを見て、私は同じ悩みの頻尿の方が気になった。

しかし、二人が一致したのは30半ばを過ぎた子供がまだ独身だということ。彼の子息は結婚する気が無いと公言しているというから、まだ結婚の意思がある私の息子より深刻だ。私は息子の為に婚活サポートをしているというと、彼は驚いたような顔をした。彼はもう諦めている様子だった。

もっと深刻に聞こえたのが一昨日久し振りに電話で話をした幼馴染の遠い親戚だ。彼女は亭主に死なれサラリーマンの長男は結婚後10年子供に恵まれず、娘は40才になるが結婚の意思がないという。私も娘の子供がなかなかできなかった、と言ったが余り慰めにはならなかったと思う。

彼女も諦めた口調で頑張れるまではお店を続けるが、「私が動けなくなったらお店をやめるしかない」と言い切った。聞くと事態は深刻のようだ。そんな時に泣きっ面に蜂で店員が辞めるらしい。「無理するな」と言ったものの近い将来に店を畳む以外に解はないようだ。

我ら3人は団塊の世代の先頭を走り今年古希を迎える。私は田舎に来る前にお祝いをして貰ったが、M氏はそんな計画もなさそうな口ぶりだった。別に田舎だけではない。実際、東京の自宅の向かいと隣の家には婚期を過ぎた独身男性(しかも昔風に言うと跡継ぎ)がいる。私はまだ恵まれている方のようだ。■
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