かぶれの世界(新)

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寂しいけど少し楽しい衰え

2017-12-03 23:02:36 | スポーツ
帰京した先週末の土曜日は早速バドミントン練習に出、今日日曜日はクラブ主催の交流会試合に参加した。昨年まで参加していた馴染みの顔ぶれが軒並み見られず、予想通り私が参加者中最高齢だったようだ。何度もペアを組んで試合に出た同年配のYさんは膝を手術後リハビリ中らしいが、もうバドミントンをやる気力を失ったようだと噂を聞いてとても残念だった。

唯一参加したMさんは脳梗塞や手のケガで今年4度も入院したと聞いて、大会に参加してゲームをやるだけでも凄いと感心した。ゲームの合間に多くの人が着用しているスポーツ用タイツの効果についてオバサン達に教わった。膝を守ってくれるのと翌日の疲労が少ないと聞き、私も試してみようと思った。それはそれとして、半ば予想通りだったが私の組んだ複合ペアは1勝3敗の冴えない成績で終わった。それでも悔しかった。

もうそうなったらやることは一つ、大会参加中の女性に誰彼無く声をかけてお友達になることだ。もう殆ど病気だ。残念なことにパートナーや私の参加したクラス(最下位レベル)の女性の多くはかなりの年配者だった(それでも負けた)。 私のミスで女性パートナーに迷惑をかけ、「楽しめたから良かった」と負け惜しみを言うのは半分本音だがやっぱり情けなかった。

しかし多少の救いもあった。ゲーム中に隣のコートの女性プレーヤーが体勢を崩し足を滑らせ、たまたまその近くの私に崩れかかってきた。幸い軽く接触しただけで何の怪我もなかったようだ。私は手を出して手助けしながら「大丈夫かい?」、「さてはねらってやったな」などと相も変わらず減らず口を叩き、軽く肩を抱いて立たせた。ちょっとやり過ぎたかも知れないと内心思った。

だが、彼女も「そう?よく分かったね」と減らず口で答えて来た。期待以上の反応だ。よく見ると彫りが深く最初は一見して目の周りや頬の化粧が濃いアラサー女性と思った。彼女の顔の彫りの深さは地が黒いのかお化粧なのか分からなかった。好みのタイプではないが、かといって嫌いでもない。多分、今度会った時は楽しく会話できる仲になれそうだ。話友達が増えるのは年寄りの最大の楽しみだ。これがちょっと寂しい唯一の成果だった。

試合が終わると先に失礼して長男と孫が来訪しているはずの自宅に急ぎ戻った。子供達は流行りのSwitchでゲームをやっていた。息子によると最近のゲームはスポーツ感覚でやるのだそうだ。相手した家内は小一時間ゲームに付き合った後、頭がフラフラすると言っていた。お互い年は取るもんじゃない。■
コメント
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