裏庭の掃除をしていると灰色と茶色混じりの小動物が突然出てきて、ぴょんぴょん飛び跳ねながら表庭の方に駆け抜けていった。飛び跳ねる姿はウサギかと思ったが、それにしては小さかった。裏庭の掃除を終え東側にあるお墓に続く階段の掃除を始め、ふと南側に目を向けると排水溝にウサギの姿があった。生まれて初めて見る野ウサギだった。スマホを取り出し写真を撮ろうとしたが直に逃げた。
今日は何故か野生動物情報に満ち溢れた日だった。散歩に出かけると茶色い羽根のやや大きい鳥(トンビだと思う)を、二羽のカラスが追いかけていた。珍しい風景だ。大きい鳥は細い紐のようなもの(多分ミミズ)をくわえて不器用に飛んでいた。「あれ、おかしいな、トンビの方が大きいし強いのでは」と思った。カラスは短時間で諦めたかのように散って行った。
その散歩の帰りに物知り農業家S氏に野ウサギについて聞いてみた。彼は即答で最近よくウサギを見かけるようになった、その理由はキツネがいなくなったせいだろう、もしかしたら絶滅したかもしれないという。しかし、ウサギは農作物に害がないので悪い話ではないという。
猪が各地で問題になっていると話を向けた。彼自身も山間部ではなく普通の道で猪に出会い、向かってくるので必死に逃げ堤防に駆け上がって難を逃れたことがあるという。だが、滅多に出ないけど出ると農作物の被害が大きいのは猿だという。私は噂でしか聞いたことがない。
私が山歩きすると地域によって対応が異なる、住居も含め柵で囲ったり、山間部は電気柵の場合もある。我々の集落ではそういう仕掛けを一切見かけないというと、彼はこの地域は土砂崩れ対策などの地盤強化策で結果的に柵の効果があるのではという。なる程と思った。
この十年間で色々な予期もしなかった野生動物を私自身も見た。キジ、カワウソ、ウリボウ、タヌキ、・・・ どんな被害があるのか知らないが。ところで、三ババの一人に後から聞くと昔から山間部で野ウサギを見たという。彼女の場合の昔とは、50年前か、80年前か、分からない。
話を戻すと、彼はそれより今農家の問題はウクライナ戦争のあおりを受けて肥料の値上がりだという。スーパーで玉ねぎの値段が3‐4割上がっているという。輸入される農産物の値上がりも消費者には問題だが、農家にとっては自分が作る農産物のコストアップが厳しいのだという。
分かれる時に酒のツマミにと言って、その場で枝豆を摘み取ってくれた。■
今日は何故か野生動物情報に満ち溢れた日だった。散歩に出かけると茶色い羽根のやや大きい鳥(トンビだと思う)を、二羽のカラスが追いかけていた。珍しい風景だ。大きい鳥は細い紐のようなもの(多分ミミズ)をくわえて不器用に飛んでいた。「あれ、おかしいな、トンビの方が大きいし強いのでは」と思った。カラスは短時間で諦めたかのように散って行った。
その散歩の帰りに物知り農業家S氏に野ウサギについて聞いてみた。彼は即答で最近よくウサギを見かけるようになった、その理由はキツネがいなくなったせいだろう、もしかしたら絶滅したかもしれないという。しかし、ウサギは農作物に害がないので悪い話ではないという。
猪が各地で問題になっていると話を向けた。彼自身も山間部ではなく普通の道で猪に出会い、向かってくるので必死に逃げ堤防に駆け上がって難を逃れたことがあるという。だが、滅多に出ないけど出ると農作物の被害が大きいのは猿だという。私は噂でしか聞いたことがない。
私が山歩きすると地域によって対応が異なる、住居も含め柵で囲ったり、山間部は電気柵の場合もある。我々の集落ではそういう仕掛けを一切見かけないというと、彼はこの地域は土砂崩れ対策などの地盤強化策で結果的に柵の効果があるのではという。なる程と思った。
この十年間で色々な予期もしなかった野生動物を私自身も見た。キジ、カワウソ、ウリボウ、タヌキ、・・・ どんな被害があるのか知らないが。ところで、三ババの一人に後から聞くと昔から山間部で野ウサギを見たという。彼女の場合の昔とは、50年前か、80年前か、分からない。
話を戻すと、彼はそれより今農家の問題はウクライナ戦争のあおりを受けて肥料の値上がりだという。スーパーで玉ねぎの値段が3‐4割上がっているという。輸入される農産物の値上がりも消費者には問題だが、農家にとっては自分が作る農産物のコストアップが厳しいのだという。
分かれる時に酒のツマミにと言って、その場で枝豆を摘み取ってくれた。■