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習氏の態度は不作法

2014-11-12 18:35:48 | 国際・政治
アジア太平洋経済協力会議(APEC)で安倍首相と習近平国家主席の会談のニュースは世界中の注目を浴びた。会談の成果があったかどうかの評価は今後の成り行きを待つとして、きっかけを作っただけでも高く評価される。両国首脳は正しい決断をしたと思う。
会談の中身がどうだったはさておき、私は安倍首相を迎えた習氏の無表情な態度が礼を失しているように感じ違和感があった。他の首脳を迎える時の愛想笑いと比べて余りの違いに不快にさえ思った。日本に反発する国内勢力に配慮した為と報じられたが、中国首脳は最低限の礼儀作法すら知らないという疑いを世界中にばらまいた、決してプラスにならなかったと私は思う。
一般的に中国人は「誇り高き」民族だが、それが高じて最近「驕り高き」民族になった様に感じる時がある。習氏の態度が中国全土に流され子供がお手本にしたら中国の未来は寂しい。礼儀をわきまえない未熟な態度は海外旅行客から国家首脳まで同じなのかもしれない。同情するとすれば急に金持ちになった成金は周囲のやっかみで必要以上に悪く言われることがある。
第2次世界大戦で欧州を救いその後ビジネスでも断トツの存在になった故に、欧州人は助けてくれた米国人を粗野な金持ちと軽蔑する時代が暫くあった。しかし、米国にはそれ以上の魅力があった。今の中国人の振る舞いも一時的なもので、金以上に尊敬される時が来るかもしれない。
APEC会場のレッドカーペットの前に降りたオバマ大統領が禁煙ガムを噛んでいる姿を見て、中国人の多くは伝統的な中国文化では未熟で不真面目な態度だと批判があったという(WSJ 11/11)。それでは習氏が日本の首相を迎える態度は中国文化ではどうなのか。気に入らない相手に無礼な態度をとるのが中国文化だとしたら4千年の歴史で何を得たのだろうか。■

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