かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2013年大胆占い最終見直し

2014-01-01 10:51:44 | 社会・経済

 明けましておめでとうございます。

 昨年の占いの見直しが年を跨いでしまった。晦日にずれ込んだ大掃除が夕方やっと終わると年越しそばにアルコールが入ってパソコンに向かう気が薄れた。今朝も雑煮の前に頂いた寝起きのお神酒が全身に回っている感じで気分いいけど頭が働かないが、何とか昨年のことは済ませてしまおうと思う。

 昨年の大胆占いは見事に外れた。2008年のリーマンショックでさえある種の予感があったが、今年のニューワールドの出現は予測しなかった。QE3出口議論はしてもそれがもたらす新たな世界は想定外だった。しかし、結果としては私の投資残高が増え「幸せな想定外」だった。リーマンショック前の好況が戻ったと思わせるものだった。

 昨年の前半と後半は別の世界だった。分岐点になったのは5月のバーナンキ連銀議長のQE3出口発言で、6月以降の世界はマネーの流れがすっかり変わってしまった。それまで新興国に向かっていたリスクマネーは先進国に逆流した半年だった。先進国の株価上昇、新興国の株価下落が例外なく進行した。中央銀行が昨年の世界を決めたという点では予想通りだった。

 この大きな変化の下で、私の大胆占いの個別予想について簡単に振り返る。新リーダーが登場した世界は物事を決める時に、従来の国際機関か融資同盟・連携に転換するとの予測は、TPP難航をはじめ道半ばに終わった。新リーダーの登場で世界はより建設的な方向に向かうと期待したが当て外れ、中でもオバマ大統領の意外な優柔不断は失望だった。

 世界経済は影響力は低下したがまだ欧州次第と予想、他は大変化なしという前提で。だが、年後半に向かい米国経済が予想以上に回復を強め、日本がアベノミクスで停滞を脱出した。更に欧州が危機を脱出し水面に浮上、中国は可もなく不可もなく、新興国はもがきながらもアジアが存在感を高た。総合すると世界経済は緩やかな成長に留まり予想通りだったが、内容は全く逆だった。

 日米経済が先行していたものの、年末になって二つのトレンドが明るさを増したように感じる。一つは、QE3出口戦略が縮小と時間軸戦略に具体化しマネーの流れが変化していく中で、連携を強めたアセアン諸国の力強さは注目だった。二つ目は安定を取り戻した欧州で今月からラトビアがユーロ圏に加入、更に加入国が予想され勢いを増しそうな兆候を見せたことだ。

 最大の驚きはアベノミクスで日本経済が復活したことだ。最初は輸出関連大企業から内需に向かい、更に中小企業・地方に波及した。国民の収入が増加し成長を実感するにはまだ時間がかかりそうだが、それを可能にする元手は出来た。後は企業が手に入れた利益を再投資し需要が増える好循環を作り出せるかどうかが今後の課題だ。逆流したリスクマネーはアベノミクス日本に期待し日本株を57%も上昇させた。日本の経済政策に世界は合格点を与えたということだ。

 具体的な数字の経済予測(GDP成長率)では、米国+2.5%、EURO+0%、中国+8%、日本+1.5%とみた。中国が少し弱く7%台半ばだったのを除きほぼ当たっていると思っているが、具体的な数字が発表され大きく外れていればもう一度議論したい。

 お楽しみの世界に挑戦するスポーツ界の若者の活躍の予想はマズマズ。MLB日本人投手の大活躍は予想以上だった。ダルビッシュ・黒田の活躍は予想通りだが、寧ろ予想しなかった岩隈と上原の活躍に凄みを感じた。日本人投手のレベルの高さを示した。衰えの目立つイチローを含め野手でMLBのスターレベルの活躍がなかったのは予想通りだが寂しかった。

 一方、伸びしろが大きいと期待した欧州リーグに挑戦するサッカー選手たちは、予想に反し文化やチームの方針の壁にぶつかり苦労した1年だった。だが、昨年も柿谷などの若い有望選手が現れ、Jリーグの地域密着型の仕組そのものが選手育成の効果的なモデルになっていると改めて証明した。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 交遊録(1) | トップ | 2014年大胆占い »

コメントを投稿

社会・経済」カテゴリの最新記事