朝食をとりながら日本経済新聞朝刊のオピニオン欄の二つの記事「対ロシア、悲観論を軸に「戦後」もプーチン体制の脅威」(秋田浩之)、「米大統領選、消去法の再対決へ」(Iブレマー)を読んで今迄の私の理解と全く違うので驚いた。
G7議長国として日本は大きな役割を果たしたが、欧州ではもっと厳しい現実が待っていると秋田氏は説く。バルト三国が以前からプーチンの拡張主義を警告したのに、無視したツケを今欧州は払っていると。しかし、ロシアをウクライナから追い出すだけでは平和は戻ってこないと続ける。
何とか戦争を止めさせ停戦に持ち込んでも、ロシアは今迄のやり方以上に軍事強化し再度戦争を仕掛ける。ロシアはそういう体質の国だと言うバルト三国の悲観論に基づいて、欧州はウクライナ支援の強化・ロシア制裁引締め・欧州軍事補強して「準戦時体制」で備えるべきという「超現実主義」だ。
ロシアは信用ならない国でありウクライナ侵攻を失敗させなければならないと思っていた私には納得できる理屈だった。だが、テレビに登場して無条件に戦争反対を主張するばかりの評論家やMCに聞きなれていた私には、秋田氏の主張はとても新鮮かつ驚きだった。
もう一つが来年の米国大統領選挙について今迄に報じられた予測を覆すIブレマー氏の記事だ。米国から流れて来る予想では、トランプ氏が共和党の大統領候補になったらバイデン現大統領が有利だと私は理解していた。ブレマー氏は現状では両氏の再戦になりそうだという。そこから先が違う。
民主党支持者の約半数は、バイデン氏は高齢で2期目は務まらないとみている。だが、トランプ氏が選されれば大惨事になるとの見方がも大半を占め、バイデン氏に望みを託すしか選択肢はないという。更に、トランプ氏以外の候補者が共和党の指名を得たほうがバイデン氏に有利だという。ブレマー氏は今まで米国マスコミが報じて来た大統領選の予測と全く逆の見方をしている。
テレビニュースでもこれだけ真反対の予測をするのを私は見たことがない。秋田氏はロシアをコテコテにやっつけろ、更にまた戦争を仕掛けて来るので用心して準備しろという。ブレマー氏は民主党支持者はバイデン氏では勝てっこないと思いながら他に適任者がいない、既に見るに堪えない醜悪な戦いが始まっていると。これ程、天邪鬼な私にピッタリな予測があるだろうか。■
G7議長国として日本は大きな役割を果たしたが、欧州ではもっと厳しい現実が待っていると秋田氏は説く。バルト三国が以前からプーチンの拡張主義を警告したのに、無視したツケを今欧州は払っていると。しかし、ロシアをウクライナから追い出すだけでは平和は戻ってこないと続ける。
何とか戦争を止めさせ停戦に持ち込んでも、ロシアは今迄のやり方以上に軍事強化し再度戦争を仕掛ける。ロシアはそういう体質の国だと言うバルト三国の悲観論に基づいて、欧州はウクライナ支援の強化・ロシア制裁引締め・欧州軍事補強して「準戦時体制」で備えるべきという「超現実主義」だ。
ロシアは信用ならない国でありウクライナ侵攻を失敗させなければならないと思っていた私には納得できる理屈だった。だが、テレビに登場して無条件に戦争反対を主張するばかりの評論家やMCに聞きなれていた私には、秋田氏の主張はとても新鮮かつ驚きだった。
もう一つが来年の米国大統領選挙について今迄に報じられた予測を覆すIブレマー氏の記事だ。米国から流れて来る予想では、トランプ氏が共和党の大統領候補になったらバイデン現大統領が有利だと私は理解していた。ブレマー氏は現状では両氏の再戦になりそうだという。そこから先が違う。
民主党支持者の約半数は、バイデン氏は高齢で2期目は務まらないとみている。だが、トランプ氏が選されれば大惨事になるとの見方がも大半を占め、バイデン氏に望みを託すしか選択肢はないという。更に、トランプ氏以外の候補者が共和党の指名を得たほうがバイデン氏に有利だという。ブレマー氏は今まで米国マスコミが報じて来た大統領選の予測と全く逆の見方をしている。
テレビニュースでもこれだけ真反対の予測をするのを私は見たことがない。秋田氏はロシアをコテコテにやっつけろ、更にまた戦争を仕掛けて来るので用心して準備しろという。ブレマー氏は民主党支持者はバイデン氏では勝てっこないと思いながら他に適任者がいない、既に見るに堪えない醜悪な戦いが始まっていると。これ程、天邪鬼な私にピッタリな予測があるだろうか。■
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