岸田首相が欧米5カ国を訪問し5月に開催予定のG7サミットに備え意見をすり合わせ帰国と報じられた。首相は台湾情勢やウクライナ戦争を取り上げ、我が国の国家安全保障戦略を説明し理解を得たという。昼のTBSニュース番組によると、関連して防衛費増額の財源にあてる増税に国民の反対があり、海外訪問前後の首相の支持率が底這いのままだという。
私は自分では天邪鬼で根拠不明な理屈を振り回しているかもしれないと思う。そうは言っても、日曜日の朝のTBSサンデーモーニングに出演した評論家のような表面的な考えでは納得できない。ロシアのウクライナ侵攻はやりたい放題のならず者の仕業で許せないし、中国の新疆ウィグル地区やチベット民族の人権侵害や台湾の統一圧力に目を瞑ることも出来ない。
だが、日本政府はウクライナ支援に積極的になれず、G7で支援額が最低というのが現実だ。一方で中国が台湾に武力行使する方が日本にとっては現実的な恐怖なのだが、米国が台湾支援に介入すると日本が戦争に巻き込まれるかもと基地周辺の人々は恐れる。武力行使された台湾を米国が支援する時に、日本が「巻き込まれる」という言葉に私は日本人の無責任さを感じる。
国民は安全保障の強化には賛成しても、その為の増税を嫌がる。普段は民主主義の原理原則を主張しても、いざとなると黙って当事者の後ろに隠れて戦争反対を叫ぶ。一般論としてロシアや中国の身勝手な振る舞いに私は絶対反対だ。だが、相手が軍事大国の場合には我が身可愛さについ忖度してしまう気持ちは分からないではない。
その点ではマスコミも一部国民も違いはない。私も心秘かに原理原則を使い分ける現実主義者になるかもと否定しきれない。自ら血を流して勇敢に戦うウクライナの人々に停戦を主張するのは恥ずかしい。岸田首相が自国防衛を強化し反撃能力保有を訴えたのも、自国を守る姿勢を見せずして米国に守ってくれなんて言えないと確信したからだ。
岸田首相が昨年から急に国家安全保障戦略を唱え始めたように感じるのは否定出来ないだろう。税金が増えるのは私も嫌だが、それでも私は支持したい。今回TBSのニュース番組を取り上げたのは、同局のニュース番組がが防衛強化に最も反対する傾向が強い為だ。私は反対の意見を聴きよく理解したいと考えている。そこから私の秘かな現実主義も理解したいと思う。■
私は自分では天邪鬼で根拠不明な理屈を振り回しているかもしれないと思う。そうは言っても、日曜日の朝のTBSサンデーモーニングに出演した評論家のような表面的な考えでは納得できない。ロシアのウクライナ侵攻はやりたい放題のならず者の仕業で許せないし、中国の新疆ウィグル地区やチベット民族の人権侵害や台湾の統一圧力に目を瞑ることも出来ない。
だが、日本政府はウクライナ支援に積極的になれず、G7で支援額が最低というのが現実だ。一方で中国が台湾に武力行使する方が日本にとっては現実的な恐怖なのだが、米国が台湾支援に介入すると日本が戦争に巻き込まれるかもと基地周辺の人々は恐れる。武力行使された台湾を米国が支援する時に、日本が「巻き込まれる」という言葉に私は日本人の無責任さを感じる。
国民は安全保障の強化には賛成しても、その為の増税を嫌がる。普段は民主主義の原理原則を主張しても、いざとなると黙って当事者の後ろに隠れて戦争反対を叫ぶ。一般論としてロシアや中国の身勝手な振る舞いに私は絶対反対だ。だが、相手が軍事大国の場合には我が身可愛さについ忖度してしまう気持ちは分からないではない。
その点ではマスコミも一部国民も違いはない。私も心秘かに原理原則を使い分ける現実主義者になるかもと否定しきれない。自ら血を流して勇敢に戦うウクライナの人々に停戦を主張するのは恥ずかしい。岸田首相が自国防衛を強化し反撃能力保有を訴えたのも、自国を守る姿勢を見せずして米国に守ってくれなんて言えないと確信したからだ。
岸田首相が昨年から急に国家安全保障戦略を唱え始めたように感じるのは否定出来ないだろう。税金が増えるのは私も嫌だが、それでも私は支持したい。今回TBSのニュース番組を取り上げたのは、同局のニュース番組がが防衛強化に最も反対する傾向が強い為だ。私は反対の意見を聴きよく理解したいと考えている。そこから私の秘かな現実主義も理解したいと思う。■
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