かぶれの世界(新)

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2016年大胆占い(臨時見直し)

2016-01-22 08:38:36 | 社会・経済
年頭に今年の世界経済見通しを投稿したばかりなのに、世界市場は急落し見る影もなくなってしまった。私は「大胆占い」で『世界経済という車は「米国利上げのペース」と「中国経済減速の程度」の2人のドライバーで、「原油価格の低落」が助手席に乗り、地政学の砂利道を走る』と占った。

今年まだ3週間しか経過してないが、上記の世界経済の構図が変わりつつあるように感じる。「運転席には中国が残り道が分からず未熟な運転をする上に、助手席の原油価格が運転にちょっかいをだし、金利上昇を決めた米国は運転席から助手席の原油価格の横に移ってハラハラしながら見ている」、そんな構図に変わった様に見える。

後ろの乗客は行き先がどこかもわからなくなった。まるで先日若者の命を奪った深夜の観光バスに乗っているかのようだ。私は短時間にそこまで悪化するとは予測しなかった。IMFは今年の世界経済予測を下方修正したが、私が見始めたこの数年は彼等の予測は常に実態より甘かった。市場の混乱がもっと大きく実体経済に悪影響を与えそうだ。

成長率    IMF15 大胆占い IMF16
世界経済  3.6    3.2   3.4
米国     2.8  2.4  2.6
欧州     1.6   1.2  1.7
中国     6.3   6.1   6.3
新興国     4.5   3.9   4.3
日本     1.0   0.7   1.0
(注)単位%、IMF15は2015年10月、IMF16は1月時点のデータ

上記の様に20日公表されたIMFの世界経済予測は、世界経済や米国、新興国が0.2%減だった。私の大胆占いは元々悲観的だったので現時点では数字は訂正しない。これが結論だ。だが、数字だけの話では済まない。冒頭のように世界経済の構図は大きく変わったと訂正したい。

個人的には酷いインパクトを受けてしまった。一昨日までに日経平均が年初来15.8%下がったというが、新興国の比率が高い私の金融資産は8%減だった。だが、昨年夏のチャイナショックにまで遡り計算すると、自宅新築の建設費が全て消えて無くなったことになる。請負契約は結びローンを借りて先に進むしかない。参った。■
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老け方を考える(3)

2016-01-17 23:12:56 | 社会・経済
気分転換で昔の通勤路を散歩した。途中住宅街を通り抜ける道に入ると、殆どの家が現代風のお洒落な家に建て替えて随分様子が変わっていた。上半身が前方に直角に曲がろうかという老婆が玄関に続くポーチの階段を上る姿を見かけた。手押し車の荷物だけ外して階段を上がり玄関に置いていた。とっさに声をかけて手押し車を持って行くと酷く感謝され、「お名前を」と言われたが手を振って散歩を続けた。ナンパする積りはなかったし!

最近あちこちで見かけるお年寄りが気になってしょうがない。多分早期退職後に年老いた母の介護を経験してからだと思う。道幅の広い交差点を渡る老婆を見かけると、ついつい心配になって渡りきるまで目で追っかけたりする。私自身高齢者、これもある種の老老介護かも知れない。

もう数年前から電車に乗ると躊躇わず思いやりシートに座る。目的は本を読む為だがそれも権利だと思っている。言い訳をすると、私よりお年を召した老人とか赤ちゃん連れのママを見つけると直ぐに立って席を勧めることにしている。息子は誰も座らない席がある時だけ座る、我子ながら立派な心掛けだと思う。

ある時私の席の前に恰幅のいい老人が立ったので、席を譲ろうと立つと思いの外強い力で「いやいや結構!」と太い声で押し返された。その意外な強い力にショックを受けた。年上と思ったが、相手は私の方が年上と思ったかもしれない。客観的に見るとそういうことか。私としてはどうにか格好良く老けたいと思っている、かなり切なく。

高齢者が絡んだニュースがとても気になる。2日前のスキーバスの事故は悲惨だった。原因は分からないが、結果論的には65才の運転手が12人の若者を死なせ他にも危篤の若者がいるという。私には高速道路を逆走して若い世代を犠牲にする高齢者と重なって見える。悪意はないのは分かっている。だが、自分の生活の為に将来世代の社会保障を危うくするのとそう変わらない気がする。我我はどう生きるべきか、よくよく考えなければいけない。■
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自宅新築(2)

2016-01-15 16:48:04 | 日記・エッセイ・コラム
請負契約
20日前に投稿した時は建設会社と請負契約を結び前金を支払った2日後だった。かつて勤務した会社の子会社から紹介された工務店と昨年7月頃から交渉を始めたが、提案された間取りや価格面で一致点が見つけられなかった。諦めてマンションへの転居も視野に入れていくつかの不動産屋の紹介を受け始めた。

その頃にマンション販売のやり手営業マンに紹介されたのが、今回契約した埼玉県に本社がある建設会社だ。三鷹のモデルルームに見学に行き、時間をおかず提案を受けて間取りと概算価格ともに我々の希望に近いものだった。毎月1件新築を建てる程度の(私から見ると)中堅どころの建築会社で、大手のモデルハウス展示場のすぐ近くで割安な住宅を提案するしたたかな商売をしていた。

VE(ヴァリューエンジニアリング)
それから具体的な提案を元に何度か打合せして、作り付け家具を専門店で購入に切り替え、現在使っている家具の使い回しなど妥協して原価低減した。我家は準防火指定地域で窓や壁などに制約があり、二重ガラスやドアなどが割高だった。最初の工務店はサッシのサイズや個数によってコストアップしたが、今回は当初考えていた予算内に収める見通しが立ったところで契約にこぎつけた。会社によって見積の基準が随分違うのには驚いた。

大手は販管費がかなり大きい、一方で小規模工務店は材料を安く買えない、今回契約した中堅どころは人件費は小規模店並で材料費は大手に近い「良いとこ取り」していると私は推測する。契約後も継続して建設会社がいうVEをやってコスト低減を続けている。家具を出来るだけ使い回しで利用して作り付け工事を減らすのがメインだ。毎日曜午前中に若い女性建築士と打合せして詳細を詰めている。

イケアよりシマチュウ
台所用品や風呂など水回りは新規購入が必要だ。先日家族揃って立川のイケアに行った。巨大な建物の中の迷路のような通路を通り見学した。デザインは悪くないし価格も安い。だが、作りが粗っぽくいかにも安物みたいに感じた。用途によっては長くは使えなさそうなものもあった。その後近くのホームセンター(島忠)に立ち寄り家具部門を覗くと、台所のカップボードは作りが良い割には安価だった。

展示されていた家具は全体的にしっかりした作りだったが、我々には高価過ぎるものが多くどれでも気に入った訳ではない。シマチュウを見てイケアは評判程ではないというのが我々の結論だった。勿論、機能的に使えれば安い方がいいものもある。家内は安くて評判の店だというと本能的に嫌がる、ニトリとかユニクロと聞くだけで見もせずにノーという。だが、シマチュウにはアレルギーが無く実際良いものは良いという態度でホッとした。

不用品廃棄
今最も大変で苦労しているのは不用品の廃棄だ。タンス・机・本棚などの家具と衣料品、書籍、電気用品など廃棄されていく。よくもこれだけ買ったものだと思う。まだ新しく見える衣服が次々と捨てられるのを見ると、私が頑張って稼いで買ったはずで複雑な気持ちになった。結婚して40年経ち3人も子供を育てれば当然かもしれないが。

バドミントンクラブや近所の知人、家内の勤務先など色んな人達から受けた助言を聞くと、誰もが不用品廃棄に苦労している。決まった方程式はないようだ。今の所は4段階で廃棄する積りだ。(1)2トン車に載る量の家具を解体屋に無料廃棄依頼、(2)市の定期サービスによる無料リサイクルで衣料品を処分、(3)市に依頼して有料で粗大ゴミを廃棄、(4)最後に残った不用品(電気用品・自転車等など)を民間業者に廃棄依頼。

まだまだやることが一杯
このあと仮住まいを決めて電気・ガス・水道・電話・ネットなど必要な手続きを済ませ、引越し屋に依頼して来月初旬に引っ越しをする予定だ。市役所に相談すると住所変更はグレーゾーンだという。2月には確定申告、年度末から新年度にかけて各種手続きが待っている。休まる暇がない様に感じるが、全国には何十万人もの人達が家を建て引越ししている。そんなに難しいことではないはず、何とかなるだろう。■
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住みたい街(2)

2016-01-14 22:16:16 | 日記・エッセイ・コラム
予約した本が最寄りの地域図書館に届いたと市立中央図書館からメールが来た。昨秋田舎から帰京して直ぐ予約した「ガイトナー回顧録」(日本経済新聞)だ。直ぐに中央図書館に出向いて、予約後3ヵ月経ってようやく手元に届いた。ガイトナー氏はリーマンショック時NY連銀議長でオバマ政権発足後ポールソン財務長官の後任に指名された。

前任のポールソン元財務長官の回顧録は読んだが、オバマ政権が100年に一度の危機にどう取り組んだか知りたかった。660ページもある大作でとても読み切れそうもないから貸出期間延長になりそうだというと、係員に予約本は延長出来ないと釘を刺された。最近めっきり読書スピードが落ちたので頑張らなくちゃと思った。

だが、私は何だか嬉しかった。読みたいと思った本が手元にあることに加え、こんな小難しい本を読むために3か月も待たせる。しかし、4000円も出して本を買う気はないという人達だ。そんな私と同じ考えの人達が市内にゴロゴロいるということだ。同じ思いの人が一杯いる街に住めることを知って幸せに感じた。やっぱりここ府中市は「住みたい街」ナンバーワンだ。■
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高齢者とスマホ

2016-01-14 10:41:12 | ニュース
年明てもう2週間たった。色んなことが起きて投稿したいテーマが沢山あるのに、自宅建て替えの為にやらなければならない作業の多さに圧倒されて手が付けられない。そんな時昨日の夕刊に面白い記事を見つけた。高齢者のスマホ保有率が減少していると伝える記事だ(日本経済新聞)。

その理由は単純で、高齢者の視力の衰えと年金生活者には高額過ぎる通信料だという。減ったということは一旦契約した人が解約したということだろう。私はスマホでやれる作業内容とランニングコストを比べて価値がないと理屈っぽく判断し端から購入する気が無かった。だが、家内が昨年末にスマホに切り替え私を除く家族全員がラインでつながっているのを見て、私は「おいてきぼり感」を強めていた。

昨夕飲み会に出かける家内に記事を見せて意見を聞くと、彼女は「スマホは使いにくく出来ればガラケイに戻したい」と正直に言った。同居の息子に教わりながら使っているが中々使いこなせてない。同じ間違いを繰り返す。それどころが、スマホに切り替え以来、何故か彼女と連絡出来ない時が急増した。理由は簡単だった。

というのも彼女が気付かないで「機内モード」に設定しているらしい。調子が悪いと言って息子にスマホを見せ、何度も同じ間違いを指摘されていた。操作法が良く分からない上に、字が小さくて狙ったところを正確に指でポイント出来ないらしい。タブレットは字も大きく間違えることもなかったと言う。彼女はまだ高齢者ではないが、スマホ解約の予備軍のようだ。

だが、息子や娘と一緒に外出するとどこででも欲しい情報を取り出し、その場で的確な判断出来るのを見るとスマホの凄さや便利さを感じる。彼等は子供の時からパソコンがあった世代で、今はスマホで未経験のアプリや情報源でもその場その場で極めて自然にアクセスする。そう言うのを見て家内も切り変えたのだろうが、そうはいかなかった。私もIT関連の仕事に携わって来たがどうも家内の側にいる。少し救われた気分だ。■
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