年頭に今年の世界経済見通しを投稿したばかりなのに、世界市場は急落し見る影もなくなってしまった。私は「大胆占い」で『世界経済という車は「米国利上げのペース」と「中国経済減速の程度」の2人のドライバーで、「原油価格の低落」が助手席に乗り、地政学の砂利道を走る』と占った。
今年まだ3週間しか経過してないが、上記の世界経済の構図が変わりつつあるように感じる。「運転席には中国が残り道が分からず未熟な運転をする上に、助手席の原油価格が運転にちょっかいをだし、金利上昇を決めた米国は運転席から助手席の原油価格の横に移ってハラハラしながら見ている」、そんな構図に変わった様に見える。
後ろの乗客は行き先がどこかもわからなくなった。まるで先日若者の命を奪った深夜の観光バスに乗っているかのようだ。私は短時間にそこまで悪化するとは予測しなかった。IMFは今年の世界経済予測を下方修正したが、私が見始めたこの数年は彼等の予測は常に実態より甘かった。市場の混乱がもっと大きく実体経済に悪影響を与えそうだ。
成長率 IMF15 大胆占い IMF16
世界経済 3.6 3.2 3.4
米国 2.8 2.4 2.6
欧州 1.6 1.2 1.7
中国 6.3 6.1 6.3
新興国 4.5 3.9 4.3
日本 1.0 0.7 1.0
(注)単位%、IMF15は2015年10月、IMF16は1月時点のデータ
上記の様に20日公表されたIMFの世界経済予測は、世界経済や米国、新興国が0.2%減だった。私の大胆占いは元々悲観的だったので現時点では数字は訂正しない。これが結論だ。だが、数字だけの話では済まない。冒頭のように世界経済の構図は大きく変わったと訂正したい。
個人的には酷いインパクトを受けてしまった。一昨日までに日経平均が年初来15.8%下がったというが、新興国の比率が高い私の金融資産は8%減だった。だが、昨年夏のチャイナショックにまで遡り計算すると、自宅新築の建設費が全て消えて無くなったことになる。請負契約は結びローンを借りて先に進むしかない。参った。■
今年まだ3週間しか経過してないが、上記の世界経済の構図が変わりつつあるように感じる。「運転席には中国が残り道が分からず未熟な運転をする上に、助手席の原油価格が運転にちょっかいをだし、金利上昇を決めた米国は運転席から助手席の原油価格の横に移ってハラハラしながら見ている」、そんな構図に変わった様に見える。
後ろの乗客は行き先がどこかもわからなくなった。まるで先日若者の命を奪った深夜の観光バスに乗っているかのようだ。私は短時間にそこまで悪化するとは予測しなかった。IMFは今年の世界経済予測を下方修正したが、私が見始めたこの数年は彼等の予測は常に実態より甘かった。市場の混乱がもっと大きく実体経済に悪影響を与えそうだ。
成長率 IMF15 大胆占い IMF16
世界経済 3.6 3.2 3.4
米国 2.8 2.4 2.6
欧州 1.6 1.2 1.7
中国 6.3 6.1 6.3
新興国 4.5 3.9 4.3
日本 1.0 0.7 1.0
(注)単位%、IMF15は2015年10月、IMF16は1月時点のデータ
上記の様に20日公表されたIMFの世界経済予測は、世界経済や米国、新興国が0.2%減だった。私の大胆占いは元々悲観的だったので現時点では数字は訂正しない。これが結論だ。だが、数字だけの話では済まない。冒頭のように世界経済の構図は大きく変わったと訂正したい。
個人的には酷いインパクトを受けてしまった。一昨日までに日経平均が年初来15.8%下がったというが、新興国の比率が高い私の金融資産は8%減だった。だが、昨年夏のチャイナショックにまで遡り計算すると、自宅新築の建設費が全て消えて無くなったことになる。請負契約は結びローンを借りて先に進むしかない。参った。■