かぶれの世界(新)

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(警報)Auto clean pro 2018

2018-03-14 18:32:40 | デジタル・インターネット
普段からパソコンにウィルスが侵入されないよう注意していたのに、危うくつけ込まれる寸前まで行った。経過は次の通りだ。何年も前から加入している海外の友人を探すサイト「ワールドフレンド」からメールを受けた。知り合いになりたいという申し込みのメールだ。

この形式のメールは数年間にわたり何度も受けていた。何の疑いもなくメールを開いた。ここまでは何の問題もなかった。次に、知り合いを申込した人の情報がある(はず)のボタンをクリックした。突然Auto clean pro 2018の画面が現れ、Windows10に不具合があるので修正するソフトをダウンロードするか聞かれた。

ここで、マイクロソフト以外からこの手の修正が来るのは少し変だと思ったが、迷った末ダウンロードするボタンをクリックしてしまった。ここで再び変だなと思いスマホでAuto clean pro 2018を調べると、無意味なアプリを売りつける詐欺ソフトで、個人情報を抜き取るウィルスに感染させるのでダウンロードするな、もししたら慌てずアンインストールせよ、というものだった。

私は慌てて作業を中止しアンインストールしようとしたが、作業を間違えてパソコンが使えなくなる恐れがあると心配した。Windows10 でこの手の作業をしたことが無かった。万全を期すため体調不良で仕事を休んでいた息子に頼んだ。アンインストール作業は簡単に終わり、息子にもう少し注意して変なものをダウンロードするなと小言を言われた。

全くその通りだが見慣れたメールを語って送り付けられると偽物と見抜くのが難しい。今までは怪しいメールが来ると先ずタブレットで内容を確認するなどで対策していた。だが、今回のように本物そっくりの偽メールの場合どうするか、メールを読まない訳にはいかないし。難しい。■
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3.11に東北グルメ旅行(エピローグ)

2018-03-14 17:10:06 | 旅行
旅行から帰った翌日の月曜日、息子は休暇の消化を兼ねて休みを取った。その日は特に異常はなかったのだが、火曜日の朝熱を出して体調が優れず仕事を休んだ。午前中に定例のバドミントン練習に出掛け戻って来ると、息子の症状が悪化しベッドの中にいた。医者に診て貰うと原因は不明で急性胃腸炎だという。

それから今日の昼まで2日続けて下痢続きで口にしたのはゼリーとスポーツ飲料だけ。原因が何か良く分からない。旅行中からの食事を思い返すと、土曜日のズワイガニ食べ放題以外は私と同じだ。半ば冗談でカニの食べ過ぎが原因だろうと言った。家内がネットで調べるとウィルス性胃腸炎はこれを飲めばいいという確たる治療薬がない、脱水状態を防ぐため適度に水分を摂り安静にしろという。

薬を処方してもらったものの、結局のところ今日の昼まで水分補給だけだった。午後少し熱が下がり気分が良くなったと言ってヨーグルトとリンゴを食べた。このまま良くなって欲しい。因みにカニを沢山食べた家内は何ともない。私もどこも異常を感じない、旅行中降圧剤を飲み忘れたせいか当然ながら血圧が上昇気味だ。ま、想定内だ。多分、明日から平常の生活に戻るはずだ。■
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3.11に東北グルメ旅行(2)

2018-03-13 09:07:31 | 旅行
2日目の朝起きて息子は良く眠れなかったというが、私は温度調整の積りで下着姿で普通通りに眠れた。暖房を切っても朝寒いとは感じなかった。予定通り8時半過ぎにホテルを出て東北道から常磐道を経て10時過ぎには松島に着いた。途中外環道から見た仙台市は広く海側に広がる市街地は雄大だった。

初の松島はこじんまりしているが歴史ある観光地といった印象だった。表向き3.11津波被害から立ち直りが早いと感じたが、海岸線を歩くと回復したのは観光地の核になる部分だけだった。町の北側の観光協会のカキ小屋は工事現場の掘立小屋風だった。観光メインの出会い橋や五大堂から観光桟橋辺りは整備されていたが、そこから先の遊覧船案内所に向かうと防潮堤の工事の真っ盛りだった。

暇そうな係員を見つけて聞くと工事は今年中に終わる予定と自信なさそうな答えだった。防潮堤の高さは約2m、観光で食っていく松島は海が見えないと話にならないという。他地域の12mの防潮堤等あり得ないとの返事。海岸沿いの新店舗も覚悟の居並びだ。防潮堤の後の減災手段として後方の山に続く斜面を作る計画、だが何時出来るか分からないという。僕は生きてないねと笑わして分かれた。

更に南に向かうと県の松島管理事務所があり、道路側の壁の約2m位のところに津波浸水深さを示す表示があった。同じ津波が来れば海岸沿いのお店の1階部分は全滅になると思った。明らかに松島町は覚悟してやっている。「それ相応の対応を準備してるはず、土地の判断を尊重すべき」だろう。

其の後、洒落た朱色の橋を渡り雄島に行った。ここから見る松島湾は美しかった。家内と息子が別行動で見学した瑞巌寺に詣でた松尾芭蕉が雄島を訪れ詠んだと句碑があり、ここまで足を延ばす観客もぽつぽつといた。4人組の若い女性を見かけるとつい癖が出て、写真を撮ってあげるといつものアプローチで馬鹿な会話をして笑わせた。美しい松島で美女と歓談するのも悪くない。

だが限られた自由時間では戻る他に選択はない。11時の早い昼食が待っている。昼食はカキ2つとホタテ1つに味噌汁で、冗談でしかない。これでグルメとは。しかも大勢の人に一気にサービスする為か、下処理が酷くマズイ。その後割引券で頂いたズンダ・ソフトクリームがやけに美味しかった。それでも物足りず、他のお店に行き息子が頼んだ焼きガキの方が余程おいしかった。

次に冬桜で有名だという塩竈(釜)神社に参拝したが、残念ながら3週間前に桜は散ったそうだ。では何故ここに来たのかと思った。塩釜神社は塩づくりを広めた神様だそうだ。それから多賀城に移り笹かまの工場見学と試食をした。かまぼこの材料はベーリング海付近から取ってきた魚が原料だそうだ。魚が材料なので基本タンパク質なのだという。新発見! 私は勝手にでんぷん質と思っていた。

管理職らしき人に聞くと、前の工場で津波被害を受け一旦復興したが2年前に機械が駄目になり、優遇措置を受けて多賀城の工業団地に引っ越して来たのだという。バスで着た印象ではここもそれ程海抜があるとは思えないと水を向けると、当時この辺の田んぼも30cm位浸水した。しかし、埋め立てして浸水対応をしたとのこと。港に近い立地も重要なようだ。ここまでで私の3.11調査は終わり。

その後は一路東北道を南下するだけ、旅の疲れで眠りを誘うと思いきや、最後の見せ場がやってきた。宇都宮の手前の下河内SAでトイレ休憩をとった後、後方に美しい夕日が見えると前の席の家内に声をかけた。その時に気が付くべきだった。ウトウトしている間にバスは東に向かい北関東自動車道を走っていた。そうでなければ後方に夕日が見えるはずがない。添乗員は何も教えてくれなかった。

友部JCTで常磐道に乗換へ再び東京に向かい走る頃は日が暮れていた。自動車道路地図を見ると八王子辺りしか頭になかった圏央道が伸びてつくばJCTで常磐道とクロスしていた。私的には新発見だ。バスは順調に進んだが守谷SA(大きくてびっくり)で休憩後に渋滞に巻き込まれた。

ルート変更は東北道の事故渋滞が原因だったそうだが、常磐道でも守屋を出て事故現場に遭遇した。そこを抜けると通常速度に戻り、首都高に乗り換えた後も順調だった。結果的にほぼ予定時刻の7時30分に北千住に戻った。これって凄いと同乗の奥さんと一緒にバスを降りる時に挨拶する添乗員を激褒めした。自宅に着いたのは8時半過ぎ、ゆっくり風呂に入りお酒を頂くことが出来た。■
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3.11の東北グルメ旅行(1)

2018-03-12 17:45:52 | 旅行
先週末に息子のアレンジで米沢から松島を巡るパックツアーに行ってきた。正直言うとツアーの日程がたまたま週末の3.10/11だっただけ。大震災7周年を狙って旅行した訳ではない。直前になって報道で知っただけだ。当日は何時もより少し早い5時半過ぎに起床し、人生初の北千住からバスに乗って出発した。ツアー参加者は全体に女性が多いものの若者から年配者まで程よく分散していた。

約30年ぶりの東北自動車の車窓から見た景色は関東平野の圧倒的広さだった。宇都宮を過ぎた頃から左手の日光方面に雪山が見えた。左手の雪山は那須高原から吾妻富士に変わり昼頃には福島に着いた。そこでバスは西に向かい東北中央自動車道を走り9kmの栗子トンネルを抜けると残雪の米沢だった。

米沢は約30年前頃の数年間毎月の様に通ったが、仕事以外に殆ど記憶に残っていない。当時は高速道路はなく栗子峠のトンネル内のガタガタ道の印象が残っている。上杉神社は実は初めてで街並みの通りとは異なり深い雪に埋もれていた。昔は仕事の行き帰りに神社の横を通っただけだ。もっと広い印象があったが意外に狭かった。

中興の祖の上杉鷹山の像が3体なのに、謙信は直江兼続と並んだ像を含め2体だった(深い雪の中なので全ては見てない)。財政建て直しより戦国武将の方が知られ易いのかも。観光客の話し声を漏れ聞く限り鷹山を知っている人は一人もいないのには驚いた。若い人はともかくツアーのお婆ちゃん達に鷹山だと言っても全く反応が無かった。家内も知っている様子はなかった。

その後、高畠に行き「米沢牛と山形牛の食べ比べ」と称するしゃぶしゃぶを頂いた。私にとっては勝負は端から決まっている。米沢牛が美味しいに決まっている。昼食後は直ぐ近くの高畠ワイナリーの見学と試飲をした。工場は洒落た作りの欧風の建物で、20年足らず前に家内と着た工場とは違っていた。係りに聞くと高畠では醸造所は1か所だけ、隣の南陽町に4か所あるので多分そこだろうという。

それから福島まで戻り北上し宮城県側から蔵王に向かった。私は蔵王は山形県だけだと思っていた。途中酪農センターで蔵王チーズなるものを試食し、歴史あるこけし工房を見学後、遠刈田(とうがった)温泉のホテルにチェックインした。寂れた温泉町を想像していたがここにも外国人客がいた。米国なまりらしき英語を喋るどてら姿の外国人に、着物はこれでいいかと聞かれた。ノットシュア

夕食はこのホテルの売り物らしくあらゆる料理が準備された「ジンギスカン・タイプ」で、家内と息子はズワイガニの食べ放題を気に入り熱中していた。私はカニは塩っぽくて敬遠した。普段軽めの夕食に慣れているので食欲が湧かず、美味しく頂いたのは蕎麦とコーヒーにデザートだけだった。牛タンや寿司の味は今一だったが、カニ好きな家内の評価は悪くなかった。

ホテルの部屋は3つ目のベッドを追加しても広く快適だったが、暖房が効き過ぎて暑く制御不可で諦めて暖房を切った。同じツアーの方に聞くと同じ様に感じたようで、中には窓を少し開けたという老婦人も。私には残雪の蔵王で窓を開けるのは考えられなかった。息子は暑くてよく眠れなかったそうだ。それ以外は、特に温泉風呂は快適、朝食も美味しくついつい食べ過ぎてしまったと思う。■
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新皇帝誕生

2018-03-09 17:50:42 | ニュース
歴史に刻まれる出来事が現在進行中だ。それはトランプ大統領の異例の輸入制限に端を発する貿易戦争の始まりでもなければ、北朝鮮との首脳会談でもない。ポピュリズムの風で揺れる欧州独伊の議会選挙でもない。ましてや井の中の蛙が大騒ぎ中の森友事件でもない。

それは中国が先月25日に新しいシステムに移行し、「習近平新皇帝」が誕生したことだ。つまり彼が望む限り国家主席の座に座り続けることが可能な改憲が実質決まった。絶大な権力を振りかざして中国を大混乱に陥れた毛沢東時代に逆戻りしたと報じられている。

私は昨年12月20日に「2018年中国の覇権は前進する⁉」と題して警告する記事を投稿した。世界は自由で法の支配を基にする民主主義より、中国マネーの方に惹かれる強権国も沢山あり、残念ながら寧ろその趨勢が強まっている。民主主義的価値観から見れば今や中国は逆行の速度を速めている。残念なことに寧ろ欧米が後押ししている感がある。それは「民主主義」というより「民主資本主義」の性格によるものだ。

それを的確に指摘したのがエコノミストの記事だ。「中国を見誤った西側諸国」(エコノミスト3/7日本経済新聞)は、冷戦崩壊後WTOなどの機構に中国を参加させ豊かになれば中国に民主主義が育つと期待したのは幻想だったと今頃気が付いたような記事だった。私の目には、この中国の動きに対抗すべき欧米の民主主義は、今やポピュリズムの癌に侵され寧ろ力が弱まっている。

昨年の記事で私は中国覇権の行方を予測した。少し長いがもう一度引用する。

第二期習近平政権に入り、中国内の言論の自由が一層弾圧される一方で、共産党の企業活動支配がさらに強まる中、本当に想像力を発揮して競争力のある科学技術と経済の発展が可能か問われる。言い換えると自由で民主的な環境が発展に必要かどうかだ。長期的に見ると分からないが、10ー20年のレンジで考えれば、中国はうまくやる可能性があると思う。

この私の仮説の根拠は(0)世界は金で動くという大前提の下で(1)トランプ大統領の迷走が続く、(2)中国経済は少なくとも現状維持する、(3)北朝鮮が暴発しない、(4)EUが破綻せず何とか結束を守る、である。言い換えれば現状世界が維持されれば、中国は徐々に覇権に向かって進むということだ。私が生きている間に結論が出ているだろう。それは私が見たい絵とはかなり違ったものになる可能性は十分ある。

以上の予測は現在のところ概ね当たっている。現状世界(民主主義国が牽引するグローバリゼーション)は中国にとっても住み心地が良いのだ。ちょっと不安なのはEUの動向なのも予測と変わらないが、東欧政府の更なる強権化と南欧の混乱に中国の付け入るスキが大きくなる可能性がある。だが、昨年の私の予測記事では気付かなかったことがある。それはトランプ大統領と習近平主席に類似する性質だ。

二人は共に徹底した「自分第一主義者」だ。ここに来てより明らかになったのは、トランプ大統領は「アメリカ第一」ではなく第二期大統領になれるのなら、自国に為にならずとも何でもやるという身勝手な決意だ。習近平主席もそれが自国の為であろうと無かろうと批判は全て言論を封じる締め付けを徹底した。正に皇帝だ。

トランプ大統領と習近平主席の二人は、個人的には気の合う性格である可能性が高い。これが又、結果的に中国の覇権を前進させる助けになりそうだ。もしかしたら私の生きている間に新しい世界を見る可能性が出て来たというのが今日現在の心境だ。決して見たくない夢だが。■
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