かぶれの世界(新)

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3.11の東北グルメ旅行(1)

2018-03-12 17:45:52 | 旅行
先週末に息子のアレンジで米沢から松島を巡るパックツアーに行ってきた。正直言うとツアーの日程がたまたま週末の3.10/11だっただけ。大震災7周年を狙って旅行した訳ではない。直前になって報道で知っただけだ。当日は何時もより少し早い5時半過ぎに起床し、人生初の北千住からバスに乗って出発した。ツアー参加者は全体に女性が多いものの若者から年配者まで程よく分散していた。

約30年ぶりの東北自動車の車窓から見た景色は関東平野の圧倒的広さだった。宇都宮を過ぎた頃から左手の日光方面に雪山が見えた。左手の雪山は那須高原から吾妻富士に変わり昼頃には福島に着いた。そこでバスは西に向かい東北中央自動車道を走り9kmの栗子トンネルを抜けると残雪の米沢だった。

米沢は約30年前頃の数年間毎月の様に通ったが、仕事以外に殆ど記憶に残っていない。当時は高速道路はなく栗子峠のトンネル内のガタガタ道の印象が残っている。上杉神社は実は初めてで街並みの通りとは異なり深い雪に埋もれていた。昔は仕事の行き帰りに神社の横を通っただけだ。もっと広い印象があったが意外に狭かった。

中興の祖の上杉鷹山の像が3体なのに、謙信は直江兼続と並んだ像を含め2体だった(深い雪の中なので全ては見てない)。財政建て直しより戦国武将の方が知られ易いのかも。観光客の話し声を漏れ聞く限り鷹山を知っている人は一人もいないのには驚いた。若い人はともかくツアーのお婆ちゃん達に鷹山だと言っても全く反応が無かった。家内も知っている様子はなかった。

その後、高畠に行き「米沢牛と山形牛の食べ比べ」と称するしゃぶしゃぶを頂いた。私にとっては勝負は端から決まっている。米沢牛が美味しいに決まっている。昼食後は直ぐ近くの高畠ワイナリーの見学と試飲をした。工場は洒落た作りの欧風の建物で、20年足らず前に家内と着た工場とは違っていた。係りに聞くと高畠では醸造所は1か所だけ、隣の南陽町に4か所あるので多分そこだろうという。

それから福島まで戻り北上し宮城県側から蔵王に向かった。私は蔵王は山形県だけだと思っていた。途中酪農センターで蔵王チーズなるものを試食し、歴史あるこけし工房を見学後、遠刈田(とうがった)温泉のホテルにチェックインした。寂れた温泉町を想像していたがここにも外国人客がいた。米国なまりらしき英語を喋るどてら姿の外国人に、着物はこれでいいかと聞かれた。ノットシュア

夕食はこのホテルの売り物らしくあらゆる料理が準備された「ジンギスカン・タイプ」で、家内と息子はズワイガニの食べ放題を気に入り熱中していた。私はカニは塩っぽくて敬遠した。普段軽めの夕食に慣れているので食欲が湧かず、美味しく頂いたのは蕎麦とコーヒーにデザートだけだった。牛タンや寿司の味は今一だったが、カニ好きな家内の評価は悪くなかった。

ホテルの部屋は3つ目のベッドを追加しても広く快適だったが、暖房が効き過ぎて暑く制御不可で諦めて暖房を切った。同じツアーの方に聞くと同じ様に感じたようで、中には窓を少し開けたという老婦人も。私には残雪の蔵王で窓を開けるのは考えられなかった。息子は暑くてよく眠れなかったそうだ。それ以外は、特に温泉風呂は快適、朝食も美味しくついつい食べ過ぎてしまったと思う。■
コメント
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