かぶれの世界(新)

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ステーキ・レストラン・トランプ

2020-02-11 21:15:20 | グルメ
家内と息子の3人で近所に開店したアメリカン・ステーキのお店に行き昼食を頂いた。私は六本木のステーキハウス・ウルフギャングで霜降りゼロの堅い肉で歯が「破壊」されて以来、アメリカンと聞いただけで避けて来た。だが、多数決で負けて新しいお店にチャレンジすることにした。

元アジアンカレーハウスだったこじんまりしたお店は、日本人シェフと日本語が怪しい可愛いおネーチャンの二人で切り盛りしていた。私は万が一を考えて安全策でハンバーグ・ランチにした。当然のことながら家内と息子はステーキ。赤い肉だった。酒好きの家内は昼間からワイン、私もお相伴させて貰った。

ステーキの味はマズマズで悪くなかった、特に家内が頼んだオニオン・ソースは美味しかった。こだわりがある様に感じた。店主に聞くとセロリーを入れてコクを出しているという。スープやコーヒーは好みではなかった。家内は次の家族パーティに利用してみようと提案するくらい気に入ったようだ。

店内の隅のテレビに見たこともない海外の放送をやっていた。ホイットニー・ヒューストンの曲を最近の人気歌手が順に歌っていた。店主に聞くと、スマホから海外放送をWiFiで飛ばしてテレビに映しているのだという。そんな事も出来るんだ。もう追いついて行けない。

帰宅して調べると、今日はホイットニー・ヒューストンの命日だという。ということは本当にリアルタイムの放送だったのだと気が付いた。私が米国で暮らした90年代はホイットニー・ヒューストンが大人気だった。帰宅したらCATVの映画放送で「ボディ・ガード」をやっていた。

こんなあんなで、私は食事以外に興味が飛んだ。一番気になったのはレストランの名前の「トランプ」。レジのバックにもトランプ大統領の得意そうな顔の写真があった。私が大嫌いだと言うと、店主も「私も嫌いだけど、インパクトのある名前でお客さんに覚えて貰いたい」とのこと。特にこだわりがある訳ではなさそう。かくいう私もトランプのお蔭で儲けさせてもらった(今までのところ)。■
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戦う老戦友2020

2020-02-10 20:58:44 | 健康・病気
私と同年代の人達の訃報を伝えるニュースを見て、他人ながら「お前もそうか」と感じるようになって数年。一方、ニュースにならないが一生懸命生きている友人に会って、「こいつ頑張っているな」と勇気づけられることも多々ある。普通に生きていることが頑張ることになった。

そんな中で、永らく親しくしてもらっていた3人の友人が(私の印象では)昔なら大変な手術をしたと打ち明けられ、その後元気に過している様子をみて驚き勇気づけられた。

最初に、近くに住んでいる会社の同期Kは数年前に前立腺肥大で手術をし、昨年は狭心症で心臓付近の動脈を拡げるステント治療をやったという。テレビ等でどんな治療なのか聞いていたが、身近な友人に具体的に聞くと怖いと思った。狭心症の時はちょっとした坂でも息切れしたが、術後は普通に歩けるようになったという。

次の友人は30代の頃に市のバドミントン大会の男子複に参加したパートナーで、優勝や準優勝をしたバドミントンクラブの仲間だ。私より4つ5つ若い。彼は2年前に消火器系のがんを患い、胃の1/3と食道を切除した。今は元気にバドミントンを再開しており、先日練習ゲームに組んでやった時は私より余程俊敏にプレイし驚かせた。

3人目は向かいの家の元1級建築士で、彼は右脇腹を指で示しながら今週入院して2度目の動脈瘤の切除手術を受けるという。なので家を空けるが宜しく、とごくごく普通の出来事の様に挨拶した。「若い時悪い遊びをしたせいでしょう」と冗談を返したが、正直なところそれが大事なのか普通の医療行為なのか分かってない。

3人とも普通の病気みたいに笑いながら説明してくれたが、頻尿や痛風とかだけで大病を経験のない私は聞いただけで驚いた。彼等は平気な顔をして説明したが、それは外面だけでショックを受けたのかもと想像した。私もそうするかも知れない。だが、間違いなく彼等は戦っているのだと思う。■
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東京郊外の風景2020(2)富士見散歩から見えた風景

2020-02-09 20:03:12 | 社会・経済
晴れた日の散歩ルートを最近変更した。晴れた日に遠回りして富士山が見えるポイントを次々と周るルート、私は「冨士見散歩」コースという、のポイントを一部変更した。旧下川原線跡の遊歩道を多摩川に向かって歩く時に見えた富士山が、最近建築中の住宅の陰になって一部しか見えなくなったからだ。

新コースは中央高速道路の下から遊歩道より少し東側の間道から玉川に向かって歩くと、間もなく両側にサントリービール工場の中を歩くようになる。西側の野外倉庫を通り抜けると南西に丹沢山塊と富士山が見えて来る。邪魔だった新築中の住宅の屋根が裾野まで下がったように見える。

年中散歩して見慣れてるはずの富士山だけは特別で、その日綺麗に見えれば遠回りででも全然気にしない。500メーター先のスーパーでの買物が5kmになっても、健康と富士山のためと思えば平気だ。それにしても人口が減っているというのに、何故こんなに新築住宅が多いのだろうか。駅前の繁華街の周りは中高層ビル、それより外側はアパートや住宅が新築され富士山が見えなくなってくる。

その答えは出ている。報道によれば日本は人口減なのに800万戸以上の中古住宅がある、特に唯一人口が増えている東京圏に最多の中古住宅があり問題になっているそうだ。日本人が中古に住むより新築を好む傾向が強いのが最大の理由らしい。だが、個人的には他にも理由がある様に思う。

日本のちゃんとした中古住宅市場がある様に感じない。90年代に米国で働いた時、フランス人が30年間住んだ家を買った。間もなく仕事の都合で帰国しなければならなくなった時、買値とほぼ同じ価格で売ることが出来た。同僚から家を売る時に少しでも高く売ろうとペンキを塗り替えなど手入れをする話はよく聞いた。

もう一つは税制など政治的に作られた制度に改善の余地があると思う。どうしても新築住宅を増やし経済を活発にしたいという狙いがあるはずだ。だが、人口減の社会で空き家が急増する状況はよろしくない。最近こんなことばかり考えながら散歩すると、綺麗な富士山を見ても少し気分が曇るのは残念だ。

だが、私の実家がある田舎となれば話が違う。以前にも実家のご近所は高齢の後家さんが多く、彼女達は十分長生きしたとしてもその先は見えない限界集落だ。それでも新築住宅と並行して、空き家が増えていく。空き家の増加は政治の問題だとばかり言ってられない深刻な問題なのは分かっているのだが。■
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サギ電話警報!

2020-02-06 20:56:41 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の夕方、市役所からサギ電話を注意せよと警告のメールが入った。警察署からの情報で市内全域でサギと思われる電話が頻発している、電話詐欺グループの犯人が持っていた名簿に私の名前があったので注意せよ、という内容だった。10年以上前にオレオレ詐欺に引っかかった経験から、私の名前があると聞いて怖くなった。

直ぐに家族全員に警告する為メールを転送した。その後、改めて私の名前が名簿にあったというのが気になり、警告メールを送ってくれた市役所の担当課に電話した。だが、受付時間を過ぎたのか繋がらなかった。今朝になって警察署の担当課に電話して聞いてみた。久し振りの110番だった。

担当氏によると市役所からのメールは特に私の名前を特定した訳ではなく、日頃配信サービスを受けている人全員に対して警告を発信したものだろうということ。いわば市民に注意を促す為だろうという。よくよく考えれば警察が市役所に犯罪に関わる個人情報を伝えるはずはない。

ついでなので我が家のサギ電話への対応が妥当か聞いてみた。電話を受けた時は直ぐに出ないで留守電にしておき、相手が誰か分かってから受話器をとるようにしている。担当氏はそれで良いとのこと、少し安心した。実は留守電メッセージを残せと答えた瞬間に切れる電話が少し前から頻繁に掛かる様になっていた。多分、その手の電話が続発しているので市役所は警告メールを送信したと思う。

【蛇足】警察署に電話した時、窓口の係員は何度も聞き返した。私の声が中々聞き取れなかったようだ。実は心当たりがあった。最近家内との会話がお互いに聞き返して、終いに怒鳴り合いになることが良くある。家内の耳が遠くなったせいだと思ったが、実は私もそうだった。110番さん、気付かせてくれてありがとう。■
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不吉な予感

2020-02-05 17:39:24 | 国際・政治
民主党の米大統領選候補を決める予備選が昨日アイオワ州で始まったが、システムのトラブルで1日経っても誰が勝ったかまだ明らかになってない。驚いたことに開票率62%の段階で予想で4位だった38才のブティジェッジ氏が26.9%の得票率を得てリードしているという途中経過が報じられた。何れにしろ、予備選の出だしからの失態でトランプ大統領打倒を目指す民主党は早くも躓いてしまった。

トランプ大統領は議会で一般教書演説をぶつけてきて一期目の実績を誇示し、結果的に民主党の予備選失態を見せつけることになった。民主党にとっては正に不吉な門出になった。最近の世論調査で明らかになった様に、トランプ大統領が不正を働いたとしても支持する声がますます強まるかも知れない。

私が不吉な予感というテーマで記事を投稿することにしたのは、この予備選でのトラブルではない。今日の日本経済新聞の二つの署名入り記事を見てのことだ。一つは小竹論説委員が米中貿易戦争について、経済、技術、安全保障、人権などの対中強硬派がトランプ氏を担ぎ引き起こした「反共ヒステリー」であり、かつてのマッカーシーの「赤狩り」を想起させる。もっと冷静で賢明な対中戦略を求めるものだった。

もう一つがファイナンシャルタイムズ(FT)のフォルーハー氏の記事で、新型コロナウィルスが世界経済に与える影響は中国の存在感が大きくなり、2003年のSARS発生時より遥かに強い打撃を受ける。問題は株価(資産)より成長戦略だと指摘している。この中で私が不吉に思ったのは、「世界は今や新しい局面に入ろうとしている、米国ではなく中国が世界経済のブレーキを踏む時代になった」という最後のくだりだ。

この二つの記事を見て、世界のリーダーであるトランプ大統領と習近平主席のどちらともこんな見方をしてるように思えなかった。怖いのはフォルーハー氏が指摘している様に、今後数週間から数か月間に米中がどう対応するかで、両国の影響力がどう変化したのか測ることが出来るという件だ。この仮説が正しければ、中国が自国の力を知って、やりたいことを遠慮せずやろうとした時に世界に何が起こるかとても不安だ。■
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