かぶれの世界(新)

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多摩丘陵を逆に歩く

2021-02-19 21:38:06 | 日記・エッセイ・コラム
先月半ばに歩いた多摩市から稲城市の多摩丘陵を歩き府中に戻る三都市物語コースを逆に歩いた。多摩丘陵を歩いてそこから見えた景色や人々の暮らしに興味が湧いて、その先その先と歩を進めて行き新しい発見をする。四国の実家に戻った時に山裾歩きを次々と延長して行ったのと同じだ。

今回は逆方向に歩いてみた。府中街道を通って是政橋を渡り、新大丸交差点で川崎街道を桜ケ丘に向かうまでは前回と同じだった。今回は若葉台交差点で左折し、131号線を登って行くと直ぐに記念館通と聖蹟記念館があった。一体何かいぶかりながら右手の桜ケ丘公園に入った。

ちょっと細い山道を歩くと明治天皇皇后の記念碑があり、そこでやっと聖蹟が何を意味するか分かった。京王線の駅名「聖蹟桜ヶ丘」もここから来たんだと初めて分かった。納得したところで桜が丘公園の急坂を降りて鎌倉街道に出て関戸橋を渡り自宅に戻った。

関戸橋から上流を見ると河川敷に姿の良い白い鳥が沢山いた。すれ違った感じのいい中年女性ペアに「あの鳥は何? 鶴じゃないよね、シラサギみたいだと思うけど」と声をかけると、彼女達も姿かたちは奇麗だけど分からないと返事。分かったのは何時もの病気で声をかける女性を選んだ私だ。

自宅に戻った後家内に頼まれた買い物に行った。合わせると大よそ23万歩、15km歩いたことになる。昨年までなら感じなかった疲労感がある。悔しいけど年齢を感じさせる衰えは隠せない。取り敢えずはぽっちゃりお腹を何とかし、足にピッタリ合った靴を見つけたい。

実はその数日前に同じ是政橋を渡り下流に向かって多摩川沿いを歩いた。私の住む府中市と違って稲城市側はキャンプ場やテニスコートとかスケボーで遊ぶ人達とか、全く印象が異なる風景が見えた。中央高速の出口と繋がる稲城大橋から見たビルが連立する都心の遠景は新鮮だった。

多摩川対岸の何処を歩いても新鮮に感じた。例外があるものの多くは住宅街で、比較的新しい家が多かった。バブル時代頃から東京周辺に人口が集中し新築住宅やアパート、マンションが増えたと想像した。新しい住宅街の所々に農地がポツンポツンとあった。農家らしき家はなかった。■
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コロナ後半戦は英米の勝ち

2021-02-18 18:21:40 | 日記・エッセイ・コラム
いよいよ日本でも新型コロナウィルスワクチンの接種が始まった。まずは医療従事者4万人を対象に全国100病院で実施するという。私のような高齢者は4月からということで、まだ詳細は不明だ。日本のワクチン接種は世界の中では70番目位、周回遅れで進んでいるという。

最先端を走るのは人口少数国を除けば、感染者数や死亡者数では最後尾を走っていた「英米」だ。しかし、これは皮肉ではない、予想された結果のように私は思う。英国は1月に実施した調査で人口の18.5%が感染したかワクチン接種で抗体(免疫)を持っていたという。

一方、12月にワクチン接種を始めた米国でも感染者数が激減(1月初の30万人から2月中の5.3万人)した。既に米国ではワクチン接種回数は中国を抜き世界トップになったという。どうもコロナ後半戦の戦いはワクチン接種で決まりそうな気配だ。

私は昨年の4月5日に記事「(悪の仮説)米国のコロナ死者数が断トツトップの理由」を投稿し、英米アングロサクソンは優勝劣敗社会であり、彼らは抗体を持つ人口を増やす競争でトップに立ち、コロナウィルス後の世界で優位に立とうという意図的な試みの臭いがすると説いた。

英米の有力薬品メーカーがワクチンを開発し世界最多の感染者数を実験台にして市場に投入した。この調子でいくと、感染者数の急減とワクチンを独占的供給でコロナ後半戦を勝利し、コロナ後の世界でもアングロサクソンは世界のリーダーの位置を守ることになるだろう。

例えて言うなら、前半戦は日本を見習えという声が世界から聞こえたが、後半戦の日本は周回遅れで前半戦と同じ石器時代の武器で何とか頑張っている。しかし、英米からの鉄器なしでは守るのが精一杯、未だに鉄器の使い方がわからないと混乱している。かつての鉄器開発の失敗を引きずり乗り越えてないようだ。未だに戦後日本の民族的性向を克服できないでいる。

だが、後れを取ったのは日本だけではない。欧州もワクチン開発に遅れワクチンの分取り合戦でも劣勢で苦戦している。EU拡大を狙い無理やり東欧を抱え込んだ頃から何か変だ。独も中ロに深入りして牽引力を傷つけた。コロナ後にアングロサクソンなしのEUはどこに向かうだろうか。

実はもう一つ「悪魔の仕掛け」がある。コロナ感染の死亡者は圧倒的に高齢者が多いのは共通するが、日本の死者数は英米に比べ桁違いに少ない。高齢者の生産性はほぼゼロ、社会保険コストは莫大だ。つまり、英米は社会の非効率な部分を非難を受けることなく整理していることになる。

悪魔でなければこんな酷いことを公言できない。だが、英米と日本のコロナ前とコロナ後のトータルコストと、その中で高齢者コストを算出してどう変わったか冷静に見てみたい。高齢国の舵取りには必要だ。日本にも一流メディア、例えばBBCとかFTやNYTがあれば「悪魔の仕掛け」は別として視線を変えて見てくれると期待出来るのだが。■
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東京五輪組織委員会長のポピュリズム的決め方

2021-02-17 22:24:53 | 日記・エッセイ・コラム
失言で内外のからバッシングを受けて辞任した森会長の後任として、どうやら橋本聖子五輪相が就任する見込みのようだ。一時期川渕氏に決まったとの報道が流れた。だが、決定プロセスが不透明との批判を受けて、委員会の検討を経て橋本氏に就任要請することになったようだ。

報じられた一連のドタバタ劇を見て私はうんざりしていた。マスコミはスキャンダル扱い出来る絶好のネタに飛びついた。10人前後の検討委員のメンバーが紹介され、会長職の求められる5つの資質があるかという点から審議されたようだ。果たしてそれで最適任者が選べるだろうか。

別の報道によると森元会長は裏に廻って働き貢献したと言われているが、それが上記5つの資質に含まれていたのか、新会長は十分に資質があるのか、私は気になる。検討委の顔ぶれを見ると実務能力があるのか不明だ。スポーツ関係者はテレビ出演して顔馴染みかで委員に選ばれたように感じる。

テレビを見ると海外の非難の声を拾って報じ、国民の世論作りをしているように感じる。米女性アスリートの非難を聞いて、君達は過去に女性と関係を持ち訴訟になった男を大統領に選び続けさせた。それで良く森氏の発言を非難するもんだ、そんな資格はあるのかと違和感一杯になった。

街頭インタビューで好感を持たれたらオーケーみたいな決め方をして良いのだろうか。最近の報道には街頭インタビューで都合のいい声を拾って報じ、政治家や芸能人のスキャンダルをバッシングして視聴率を稼いでいる印象がある。日本をポピュリズムに向かって扇動しているように感じる。放送局やMCによって差はあるから、一律に決めつけられないが。

先日の家族パーティでそんな番組批判をしたら、息子がそんな番組を老人視聴者が見たがっているからだとキツイ一発をかまされた。朝昼のニュースバラエティ番組なんて年寄りしか見ないだろうと。私は自分の考えと違うと文句言いながら番組を見てると言い訳、イタイ!■
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鬼の家族パーティ

2021-02-14 21:48:07 | 日記・エッセイ・コラム
昨日品川の長男宅に家族が集合して孫の誕生パーティをやった。毎年孫たちの成長ぶりを見るのは楽しみだが、今年の主役は3人の孫というより大人の雑談だった。放っておいても子供たちが例えばゲームに熱中するようになり、大人が面倒見てやる必要がなくなった。

長男宅で準備してくれたのがヘルシーな酒のツマミと、シャンペンやノンアルシャンペン、クラフトビール等で酒が進むにつれて話が弾んだ。自然と話題が新型コロナ対応に移って行ったが、驚いたのは私が普段言ってることと皆同じような考えで論戦にならなかったことだ。

マスコミで報じられるのはコロナの死者数ばかりだが、インフルエンザ等の死亡者数が激減しており、合計すると死者数はあまり変わらないのでは。死亡者の平均年齢は約80歳、コロナでなくても他の病気で亡くなる年齢の高齢者達が殆どだと。そんな大騒ぎすることなのか。

私達夫婦は高齢者で他のメンバーは30後半から40代の考えだが、意見が見事に一致して全員頷くばかり。テレビに出演して意見する医師会長始め医療専門家は、少数の医療関係者にコロナ対応を押し付けて政府に何とかしろとばかり言う。何の為の医師会長か、国民の味方とは思えない。

こんな調子で報道を続けるテレビ放送も問題だ、いつか米国みたいに半数はテレビを信用しなくなる。長男がYouTubeに熱中している孫たちを指さし、「この子たちは既にテレビを見ない、彼等が大人になった時はテレビを見る人が半減するだろう」と言われ全くその通りと思った。

4月には5年生になる孫のリモコンの高速操作は驚くばかりだ。画面が次々と変化してゲームやカラオケとかやる。大人の声が聞こえないのか、無視するのか。幼い子達の目の前で展開される。こんな風に育って大人になって行くと、今米国で起こっているようなこともありと怖くなった。

パーティの終わりに近づいた時、家内が「鬼塚の美味しいケーキの店」と発言して女性陣がキョトンとした。間をおいて「鎧塚」の事と分かって大笑いした。家内は気付いて「皆が大好きな七幡山の鬼塚の店」と被せて全員爆笑した。確かに昨日は高齢者には厳しい鬼の家族パーティだった。■
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ヘッジファンドに勝った!(続)

2021-02-12 17:06:08 | 株式
先月末に米国株式市場の乱高下のについて、直後の日経新聞の記事を参考に詳細は不明ながら、投資の世界でも富裕層と個人投資家の分断現象が起こっていると投稿した。トランプ元大統領がSNSを通じて支持者に偽情報を流して暴動を起こさせた手口と似ていると私は思ったのだが。

個人投資家がSNS(レディット)を通じて連携し、スマホ証券(ロビンフッド)を利用し空売りされたゲームストップ株を大量に買い入れ、ヘッジファンドに大損させた。ロビンフッドは取引を一時停止してヘッジファンドを守ったとSECが捜査しているト報じられた。

その後の展開を注目しているが、現時点では白黒をつけるような明解な展開にはなっていない。はっきりしているのは1週間も経たないうちに市場は落ち着きを取り戻し、更にリスクマネーが市場に流入し今月に入り過去最高高値を更新したようだ。流れは変わっていない。一方で、ヘッジファンドに勝ったはずの個人投資家の中にも大きな損失を出し自殺に追い込まれたとニュースが流れた。

取引上の規制について具体的な動きは聞かれない。多分、基本に戻ってあるべき姿を明確にしないことには何も進まない。日経の梶原氏はファンダメンタルズの裏付けのない株式市場は危ういと強調する。だが、マネーが溢れる市場の基調は変化しておらず今後も株高現象と分断は続くと見る。

ファイナンシャルタイムズ(FT)のフォルーハー女史は市場の機能と民主主義は違うと、視点を変えて論じている。換言すると少なくとも米国では市場と民主主義は同義語のように扱ってきた。だが、民主主義とは人々の意見を反映することであり、株の売買とは全く違うという。

私のつたない理解力ではどちらの説もかみ合わずあるべき姿が浮かんでこない。ヘッジファンドは投資活動を続けており、負けたとは言えず、単純な勝ち負けではなかった。バイデン新政権の政策の優先順位は低いようで、今後どのような対応をするのか予測がつかない。■
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