一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

1月16日のLPSA芝浦サロン(後編)・次回は2月15日

2013-01-19 02:04:14 | LPSA芝浦サロン
「まだ駒込(ジョナサン)に行ってるの?」
と藤森奈津子女流四段。
もちろんである。毎月開催していますと言ったら、不思議な顔をされた。ジョナサンの利点はいくつもあって、まず、恐る恐るながら将棋が指せるのが大きい。アルコールを除けば、お腹いっぱい食事をしても2,000円前後。料理はかわいいウエイトレスさんが運んでくれ、飲み物も数種類ある。誰の目も気にせず将棋界内外の噂話ができるし、24時間営業だから閉店を気にする必要もない。私は自宅からも近いし、本当にいいことづくめなのである。
きょうは中井広恵女流六段と大庭美樹女流初段の対局があった。LPSAに連絡があり、両者とも勝利を収めたという。まずはめでたい。
さて、Tod氏の将棋は。

(再掲)
上手(飛車落ち)・松尾女流初段:1二香、2四歩、3二金、3四歩、4四銀、4五歩、5三角、5四銀、6二金、6三歩、7二玉、7三歩、8一桂、8三歩、9一香、9四歩 持駒:銀
下手・Tod:1六歩、1七香、2六歩、3六歩、3七銀、3八玉、4七金、4八金、5六歩、7九飛、8七歩、8八角、8九桂、9六歩、9九香 持駒:桂2、歩5
(△4四銀まで)

ここでTod氏は▲5五桂。一見して意味不明の手だ。以下△3五歩▲2八桂△3六歩▲同桂△3五銀▲2九飛△4六銀打と進み、松尾香織女流初段が攻め倒した。
感想戦。▲5五桂のところで、私は▲7四歩を提示した。▲7三歩成△同金▲7四歩は許せないので△7四同歩だが、▲同飛△7三歩▲5四飛で銀得。以下△4三金▲5三飛成△同金(△同銀)で、「角、銀、桂2」を持ってどうか。
これは意外に下手もむずかしいか…というところで松尾女流初段が、▲5三飛成で▲5五歩を示した。飛車を取れ、という手だ。△5四金なら▲同歩△7五角▲4四角で下手一手勝ち。飛車を取らなければ▲5六桂の追撃があり、下手は手に困らない。なるほどこれはいい手があったものだ。
▲7四歩と▲5五歩。私と松尾女流初段のコンビネーションで、下手を優勢に持っていったのだった。
「どうもヒトの将棋は手が見える。どうして自分のときは、指した直後に好手に気付くんだろう」
とひとりごちたら、藤森女流四段が大きく同意してくれた。そこで私は考える。
これからは下手多面指しのとき、下手がお互いに隣の人の駒を動かすようにしたらどうか。これなら局面も客観的に見えてよいのではなかろうか。
「次は15日だから」
と松尾女流初段。来月の芝浦サロンの担当日らしい。「次も来てください」だとこちらも曖昧に頷くことになるが、具体的な日時を指定されると断りにくいものだ。
15日はバレンタインデーの次の日だから微妙だが、松尾女流初段がチョコレートを持ってくる可能性もある。私の気力の問題もあるが、精神的に参っていなければ、来月も参加しようと思う。そして松尾女流初段のほうもそのころまでには、対局で勝ち星を稼いでおいてもらいたい。
藤森女流四段が、W氏やHon氏が元気かどうか聞いてくる。両者とも金曜サロン時代のレギュラーだったが、最近は芝浦に顔を見せてないようだ。私は貧乏だから将棋教室のかけもちはできないが、ふたりは違う。彼らがサロンに戻ってくることを祈る。
これにてきょうの対局は終了。Tod氏と軽く食事をすることにした。Tod氏の意向で、芝浦サイゼリヤに出向く。当然サイゼリヤも久しぶりだ。
店ではミートソースパスタとドリンクを頼んだ。ふたりとも偶然同じメニューで、それを向かい合わせで黙々と食べている図は冴えない。
横のテーブルでは、男子高校生2人と女子高生1人がテーブルを囲んでいる。青春真っ只中だ。それに比べて私たちは、お互い未来がないね、などと愚痴をこぼしあっている。本当に冴えない。
と、先の女子高生が突然スクッと立った。いまの女子高生はミニスカートだから、腿の裏側がハッキリ見える。そのまま向かいの男子のほうに屈んでいく。
ええ!? そのままスカートがズリ上がる。腿が…腿が…このままいったら下着が見えちゃうんじゃないか!?
というところで、私はなぜか目を伏せてしまった。この位置からではTod氏に彼女が見えず、私だけ愉しんでは申し訳ない、という思いもあったが、単純に、このお宝は見てはいけないと思ったのだ。
このあたりが、私の甘いところなのだろう。高校時代の文化祭で、某女子校の将棋部員に声を掛けられなかった。あのときから私は、ちっとも成長していないのだった。
コメント (6)
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