長野道安曇野インターのすぐ近くを犀川が流れている、長野市に行って千曲川、新潟県津南町に入って信濃川に変わる川である。
この犀川に白鳥が飛来する「白鳥湖」がある、以前行ったときは結構な数の白鳥が来ていた、ところが2年前の2月はじめに行ったときは、白鳥がたった1羽でカモの群れの中に居た。
まるで小舟の中の巨大戦艦の貫禄で泳いでいるが、どことなく寂しそうにも見える、仲間はどこに行ったのか、2時間ほど居たけれどとうとうただの一羽も帰ってこなかった。
そのうちに白鳥は池の中から陸上に上がってとことこと歩き出した、枯れた草むらを通り、土の道を歩き、小さなブッシュを通りどんどん歩いて行く。
実はびっくりした、白鳥が陸上を歩くなんて思ってみなかったし、それもどんどん水から離れて最後は林の中に消えてしまった、なにか狐につままれた気持ちだった、どこから見に来たのか娘さんのグループが白鳥の後を付いて歩いて行くのも面白かった。