神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

45億年前の太陽系ドタバタ騒動

2021年09月01日 18時05分31秒 | 宇宙.神秘
プラネッツの続き
探査機が送ってきた各惑星の姿や状態は事実であるが、それ以外は推測、仮説だと解説の科学者は前置きしている

太陽系は46億年前にもやもやとした宇宙の煙の中でまず中心に原始太陽が生まれた
その引力や重力はまだ弱弱しく核分裂もなかなかうまくいかず熱も弱かった
やがてもやもやの中で岩と岩がぶつかり合い次第に大きくなっていくつかの原始惑星が生まれてきた
やはり木星は一番大きかったが、太陽の引力は弱くて木星はふらふらと
酔っぱらいのように太陽系の中をさまよっていた
その頃は大きさも同じくらいの火星と水星は同じような場所にいて、
金星と地球はだいたい今の場所にいて岩石との衝突をしながら
大きくなっていった

ふらふら木星は大迷惑でついに火星の近くにやってきて
水星を砕くほど接近した、
水星はあまりの大きさの違いで全体が3分の一も吹き飛ばされて
ほぼ核だけになって太陽の方向に砕けた岩と共に吹き飛んだ
木星が遠ざかると火星の辺りの岩石は木星に持ち去られて、
火星が大きくなる物質はほとんどなくなってしまった
それでも火星には広い海があって、大気のおかげで気温も25度と
現在の地球のように楽園の惑星だった

地球の辺りにはまだ豊富な岩石があって地球や月は大きくなっていった
金星も砕けて飛来した水星の破片を吸収して大きくなり、
しかも太陽は弱く熱も弱かったのでこちらも大気の温室効果で
火星同様に海を持った豊かな惑星だった
悲惨なのは水星で木星に大きく削り取られて小さくなったために
大気をとどめるだけの力がなかった、月のおよそ1.3倍程度の大きさだ
そのため多くの隕石や岩との衝突で太陽系で一番クレーターが
多い惑星となった、惑星たちは数千万年の間にそれぞれが
大きく姿を変えて次第に安定した軌道も定まってきた、

木星に飛ばされた水星は勢いで
太陽をまわる軌道が大きな楕円形になって近い場所と遠い場所では
1.5倍も異なった
夜が88日続き、昼が88日続いて熱い面は430度、寒い面は-170度と
600度も差がある惑星になった

45億年前、海王星の辺りで大きな何かが起こり
海王星は90度横転して地軸が真横になって縦方向に回転を始めた、
この衝撃で砕けた物質が二重の輪となった
しかもこのあたりから太陽方向に向かって多くの岩石が降り注いだ、
その直撃を受けたのは火星と地球と月だった、数千万年続いたという
このことで地球の酸性の海と二酸化炭素の大気に化学変化が起きて
やがて酸素が生まれ、酸素の大気圏ができて
酸性の海はきれいな海へと変わっていった
代わりに火星は楽園から死の星へと変化した

20億年ほどたつと太陽は青年期をむかえて活発な活動を始めた、
どんどん熱が高くなってくると金星は厚い大気ゆえに
温室効果は逆効果となり450度の超高温の惑星になった、
海水は蒸発を始めた、大気は95%以上が二酸化炭素で
蒸発した海水は雨になったが地上に落ちる前に消えた
地球の90倍もの気圧で大地となるものはあらゆるものを押しつぶす
圧に押し付けられている
そして大気は熱されてどんどん厚さを増していった、
今はそのために外から金星の内部を見ることができない、
厚い大気は太陽の光を反射して今は全天一明るい明けの明星、
宵の明星となって楽しませてくれる

太陽系はこれから太陽の衰退がはじまる、
40億年後には太陽は赤色巨星となって水星を飲み込み、
金星も危うい、地球は金星の如く灼熱の惑星となる
もはや生物は住める星ではなくなる、ところが太陽が大きくなることで
外惑星の木星の衛星や土星、海王星の衛星、そして冥王星に
生物が生まれる可能性が出てきた
それは40億年後のことで、その頃になると250万光年も離れている
兄弟銀河のアンドロメダ星雲がわれらの銀河星雲と衝突するという
二つは合体して素晴らしい天体ショーが何十億年か続くらしい、
我々がそれを見ることはない
宇宙単位でものを考えると100億年などあっという間の事のように
思えてくる、われらも魂となってまたこの100億年後の宇宙に
再生するかもしれない