ロッテの20歳佐々木郎希投手が28年ぶりに完全試合達成
おまけに64年ぶりという連続奪三振記録を更新、過去は9者連続2名だったのを13連続と大幅に更新した。更に19奪三振はプロ野球タイ記録。
正直なところ私は、「大器」と言われた佐々木はチームから大事にされすぎて、そのままダメになっていくと思っていた
ヤクルト奥川の逞しさと精密さは無いと思っていたのだが全く外れた。
まずは落ち着きがある,20歳のあどけなさがある反面、自信に満ちた風格が漂っていた。
長身細身で、見た目は阪神のひ弱なエース???藤浪っぽいが、負けん気な表情は江本を連想させた。
全身を最大限に伸ばしきりながら、ゆったりとしたフォームから両の腕が水平になるまでボールは離れず、指先から糸を引くように速球がキャッチャーミットに吸い込まれて行く、やや浮き上がっていくような速球。
164キロというプロ野球屈指の速球は大谷くんよりも速い、それなのに164キロというスピード感は感じない、だがあっという間にミットに到達している。
140キロ台のフォークは大谷くんと二人しか投げられない変化球、直球かどうか見極めるどころでは無い。
球界屈指のバッター吉田正尚がまったく歯が立たなかったのだから。
速球投手にありがちなノーコンどころか四死球もゼロの完全試合、後を守る7人の野手も歴史的瞬間の守備に緊張しただろう。 もっとも前に飛んだのは8回だけだから、野手はほとんど開店休業。
プロ投手の投球を見ていて3つのタイプがあると思った
ノーコン&打たれすぎで自滅していくタイプ、全然面白くない平凡なボールを投げて打たれるタイプ、山本、千賀、奥川、菅野など今回の佐々木のように早く重く更に変化させて打者を手玉にとるエースタイプ
やっぱりエースタイプの試合は金が取れる、見ていて面白いしスカッとする
四球&打たれすぎ投手は見ていてもイライラする、これが大差試合なら「金返せ」気分になるだろうな。
プロ野球を球場でみたのが10回未満のわたしはそう思うのだった。
こんな試合が行われているにも関わらず、私はJ2の新潟,栃木戦に気をとられていた、結局2-0で新潟が勝って連勝で5位に浮上した、上位の横浜、東京、町田の首都圏勢は足踏みで勝ち点差が2~3縮まった。
そして私は日が傾き始めた17時まで一日海にいた。
帰り際、砂浜で気がついた
もしやと思って足下の砂に指を差し込んでみた、子供の頃、よく遊んだ砂センベイになっていた。
波が寄せた砂浜の砂は塩分を吸っている、波が穏やかになって引いたあと夏の熱い日差しで砂と塩が結合して表面が薄く固まる。
それを好きな形に指でカットして、大きさを競うのだった、何十年ぶりだろうか童心に戻って砂センベイを作っていた。
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