80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

コバルトブルーの特急

2024-03-16 08:54:54 | 私鉄電車
最近また「選択と集中」ポリシーが揺らいで中央東線から遠い案件が増え始めました。新快速ブルーライナーしかり。そして・・・

この写真は以前投稿した1982年頃の西鉄大牟田駅の様子を写したものですが、奥に特急用の2000形、そして手前には3ドア一般色の通勤車に改造された先代の特急車1000形が写っています。



2000形特急車は前から作りたくてうずうずしていて、今回もストックパーツの整理をしていたら国鉄301系用のDT34に目が行って、これを流用すれば今すぐにでも着工できる!という衝動に駆られたのですが・・・



前面の改造ベース用にわざわざホビーモデルの103系1000・1200番台キットを買ったんだよなぁ、、とコレを見て自制心が発動。301系はいずれちゃんと作りましょうということに収まりました。



しかし電車は急に止まれないw。心の過走は止まらず、これも作りたくてうずうずしていた先代特急車1000形の型紙を一気に作画するに至ったのであります。



24両の小所帯にも関わらず台車は3種類あったようで、なかでもFS314という住友のリンク式(いわゆるアルストム式)が目に止まりました。その他はDT24やKD43といった市販台車が近似でそのまま使えそうなのですが、これは枕ばねが2列のコイルバネになっていて珍しいので、あえてこちらを選びました。

というのも、日光モデルのFS308(東武用)の枕ばねが別パーツになっているので、これをスパイクモデルの「TR50用枕ばね」に置き換えれば簡単にそれらしい台車が出来上がる・・・と考えたからです。



目論見は的中したのですが、この枕ばねはもともとJMすなわち13mm用のパーツなのでボリューミーで、あちこち削って幅を狭める必要がありました。あとトータルのお値段もちょっとしたロスト製台車並みになってしまいアセアセです。



車体は2段サッシの大窓・2ドアなので比較的作りやすいのですが、窓の四隅に極小のRがついているのが厄介です。とりあえず手持ちで一番細い丸刀で抜き、溶きパテで固めたあと耐水ペーパーでさらに小さいRに仕上げることにしたのですが、まだイメージに合わないので模索中。いっそRをつけず四角四面で作っても分からないかな~



まあとにかく組んでみましょう。鼻筋のない卵型湘南顔という、こちらも難易度高めのお題です。上下2分割にしないでできないか試行錯誤中。



コバルトブルーに太めの黄帯をきりりと巻いたカッコイイ特急車をイメージしながら、しばらく試行錯誤を楽しみます。



コメント (4)
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