80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

最後の165系を九州に送り込む

2024-07-17 10:09:07 | 九州・山陽方面
30数両あったKATOの165系の編成仕立てにメドがつき、サロ169(サロ165のナンバー表記のみ変更)が最後の1両として残った話はコチラに書きました。一方、ホビセンでゲットしたクハ165のハンパボディは顔だけ使うか丸ごと使うかで迷っていたのですが、このたび、これらを切り継いでJR九州に存在したクハ455 600番台の601号車をでっちあげることにしました。



455・475系特集が組まれると必ず目にするこの奇異な先頭車。601~605がサロ455、606~611がサロ165から改造されていて、後位側のデッキと客室の一部を切断し、新製された「顔」と合体しているそうです。サロ455は原形窓、サロ165は「田の字」窓から改造されており、それでいくとこのクルマはプロトタイプのない組み合わせになります。目見当で切断位置を決めてカット!



腰部にプラ板で裏打ちをしてボンドG17で接着。凹凸があって裏打ちできない幕板から天井にかけてはABS接着剤を断面に流し、乾燥後に瞬着で追加補強しています。下回りはほぼそのまま流用可能ですが、リクライニングシートが流用されたのは中央の一部だけだったようなので、この後いったん外すことになります。



んん!? 正確に目見当で測ったのに(笑)隙間が空くとは何事ぞ! 改造先頭車なので車体長は19.5mでOKのはず。車体固定ツメの位置を調整して前後の隙間が同じくらいになるように調整してお茶を濁しましょう。



屋根もカットして仮組み。細長い戸袋窓は左半分がクハの戸袋窓、右半分がサロの客室窓をもってきているので大きさが合っておらず要整形ポイントです。



クーラーはAU12Sが5基。タネ車の最前部の1基とベンチレーターを削除してあります。なんでも別のサロ455改造車(下降窓グループ)はAU13付とのことなので孤高の1台となります。あとはドア下端にステップを新設すれば大きな改造は終了。・・・いやいや、ヘッドライトのシールドビーム化が残ってるちゅーの!



連結相手はなかなか情報がなく探すのに苦労しましたが、どうやら475系の10番ユニットすなわちクモハ475-10+モハ474-10だったようで、このハンパボディからこの2両を生み出す必要があります。下回りは何とかできるとして、窓ガラスなし、屋根板なしはちょっと辛いものがあります。秘策は無きにしもあらずなのですが、これをご覧の工場長の皆様、部品庫の奥にそれらしいモノ、ラク〜にピタッとはまるモノが眠っていたらご一報を。。笑





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2 コメント

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Unknown (市川ネコ蔵)
2024-07-20 16:59:55
残り物には福が…いやいや、こうやって泥沼にハマって行くのですねワカリマス
実物のJR九州魔改造ばりの製作記事、とっても楽しく拝見させて頂きます!
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Unknown (isao)
2024-07-20 20:52:03
>市川ネコ蔵さん
自分でもまさかこんな展開になるとは思いもよりませんでした。笑
車体の切り継ぎはなんとかクリアしたんですが、ドアにステップを付ける工程がなかなか面倒でちょっとブルーになってます。まあでも475系は好きなクルマなのでボチボチ進めます!
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