80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

東急5200系の製作(5)ライトケースと通風器

2018-02-05 01:23:36 | 私鉄電車
引き続き屋根まわりを作っていきます。

ヘッドライトケースはKSモデルのNo.981(キハ20、55系、80系等用)を使います。φ3砲弾型LEDがそのまま入ります。セメダインスーパーXクリアで根元をシーリングののち黒塗料を塗って遮光しておきます。




オデコの溝に落とし込んで接着し、隙間はペーパー片を被せて塞ぎます。




車内側はこんな感じ。乗務員室仕切板の中央に開けておいた穴からLEDの足を引き出しています。




オデコまわりを粗めの耐水ペーパーでざっと整形し、サーフェーサーをひと吹きしました。




雨樋はt0.3ペーパーを0.5mm幅に切り出したものを瞬着で接着。前端部の横方向は、オデコの本格整形が終わってから貼り付けます。




5200系の換気装置は送風ファンが採用され、その上に大型のカバーが載った独特の屋根スタイルになっています。いわばモニター屋根が寸断されたような形になっているので、阪急2000系と同じ手法でモニター屋根を作り、1個ずつカットして前後カバーを付け、それぞれの場所に貼るという方法が考えられます。しかしルーバーとなるプラ波板をうまく「ハ」の字に配置し、下面が屋根に密着するように仕上げるのが結構たいへんなので、今回はルーバーも含めてすべてペーパーで1個ずつスクラッチすることにしました。


まず通風器カバーの位置を屋根にケガきます。続いてルーバーの1段目となる紙片を左右に貼り、それをガイドにして、三日月状に切り出した前後カバーを貼ります。モニター屋根と違い、この通風器カバーは上面も屋根と同じRになっているようです。厳密にいえばカバーの高さ(約1.5mm)分だけ大きいRになるはずですが、誤差の範囲なので、上下ともR=50mmの円定規を使ってサクサク切り出しました。




続いてルーバーの2段目と3段目を、前後カバーの傾斜に合わせてややずらしながら重ねて貼ります。




最後に上のカバーを載せて出来上がり。ふつうはレジンキャストとか3Dプリンタで量産すべきアイテムですが、あいにく材料も機材もないので、ちまちまとスクラッチすることにします。余談ですがこの通風器カバー、ご多聞にもれず形式図に描かれたものは大きさも配置もめちゃくちゃなので、実車写真とカツミさんのサイトにあった図面をもとに大きさと配置を決めました。それでもパンタ下など実車のイメージと合わない部分があったので、そこは実車に合うように数字をいじってあります。




本日現在の姿。だいぶ形になってきました。次は床下の製作に入っていきますが、予想ではこちらもスクラッチ品が多くなりそうです。




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コメント (4)
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