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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

富山地鉄クハ173の製作(10)

2023-01-07 19:16:29 | 私鉄電車
やっと塗装までたどりつきました。
下地色は「オパールホワイト」とされていますが、見た感じ真っ白でなければOKかなと思い、クリーム/アイボリーホワイト系の薄めの色を探して、Mr.カラーのC316「ホワイト FS17875 米海軍機標準塗装色」をチョイスしました。フタの色だけで選んでいるのでちょっと不安ではあったのですが。。



ううーむ白い。ホワイトだ(あたりまえ)。。塗装ブース(世間では段ボール箱とも言うw)の中で塗ってるときは「オッ!東武妻沼線の気動車かな?」と思えるほど黄色味が感じられたのですが、表に出して乾燥させたら白くなってしまいました。まあ、これが本来の色なのでしょう。



問題はエンドウ車との差がつきすぎてしまったことです。こっちはこっちで濃すぎる感じで、「小田急アイボリー」ぐらいあります。足して2で割ったぐらいがちょうどいいような。。



実際、雪国のホワイト系塗装はひと冬越すとかなり汚れて黄ばみます。新北陸色のオイスターホワイトもこのとおり。あと、塗料というのは汚れなくても年月を経ると色味が濃くなっていく場合もあるそうなので登場時とは違ってきているのかも知れません。



屋根に「呉海軍工廠グレー」を吹いてクーラーを仮載せ。明日はダブグレーを塗る予定ですが、「クレオスの上にマッハは絶対塗るな」みたいな記事もチラと見かけたので戦々恐々としております。ま、Mr.サーフェーサーで下地を作ってる時点でもはや順番は関係無くなってるんですが・・・笑



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富山地鉄クハ173の製作(9)

2023-01-04 00:08:27 | 私鉄電車
富山地鉄の「旧特急色」と言われる塗装は地色が「オパールホワイト」、窓周りが「ダブグレー」、そして窓下の帯が「シンカシャレッド」とされています。オパールホワイトはいわゆるアイボリーホワイト、シンカシャレッドはエンジ色が近似ですが、「ダブグレー」をどうするかでしばらくモンモンとしていました。ちなみにエンドウの14760形はこんな色合いです(蛍光灯下の撮影で補正済み)。



そもそも「ダブ」ってなに?という方に、ダブはDove=鳩です。和名で鳩羽色(はとばいろ)とも言うそうですが、鳩のどこの色を指しているのでしょう(笑)。いろいろ解説を読むと「紫がかったグレー」だったり「赤みを帯びたグレー」など文字通り「色々」な表現が出てきますが、自然光のもとで撮られた地鉄電車の写真では青みがかったグレーに見え、鉄道ファン誌の10020形の新車解説記事でもそのような表現になっています。紫でも青紫寄りということなのかも知れません。

(Wikipediaより)


青みがかったグレーならタミヤのミリタリー系のやつの中から選び放題かと思っていたのに(いつのまにか増殖したグレー系のスプレー缶が大量にあるのです)どうも違うらしい。実車を見に行きたいけど遠いし・・・。


かくなる上はプロの調色に任せよう♪ということで、マッハのNo.148「富山地鉄14760系車体上部色ダブグレー」を購入しました。下地のホワイトはMr.カラーを使う予定なので塗り重ねて大丈夫かという不安はありますが、富士急7000系などで前例があるのでまぁいけるっしょ。



エンドウ車と比べてみると、やや明るめですがほぼ同じ色味といえそうです。うーんやっぱりそうなのか。。自分の頭の中にある「地鉄グレー」をリセットしました。




塗色のもやもやは(とりあえず)解消したので、まだ付けていなかった車体のこまごまとしたものを付けていきます。これは車体下部に付く“水切り”。細い帯紙を瞬着で貼ってサーフェーサーで仕上げました。



側面の昇降ステップ。プラ板をL字に貼り合わせて作りましたがt0.3でもゴツイ!タテ・ヨコ・ナナメとペーパーをかけてなるべく小さく見えるようにしました。



ドア下のクツズリも紙帯で表現。



KSのテールライトケースを差し込み平行に注意しながら接着。足かけ(行先/愛称サボを取り付ける時に使うやつ)は向かって右側だけ小さいのが付いているのでこれも紙片を接着して表現。左はジャンパ栓収めの台座に足をかけるのでしょうか?



連結面の縦樋はφ0.5真鍮線を瞬着でベタ付け。屋根の雨樋のカドから降りてくるカーブの具合が微妙で、おまけに上すぼみ形の車体に対して垂直に取り付けられているため、意識し過ぎたらダメダメになってしまいました。。



あと、ライト関係の準備だけしておきます。ヘッドライトは、昨今の超高輝度LEDを1灯ごとに仕込むと明るすぎるため、ライトハウスからφ3アクリル棒で導光する形にしました。熱しながらS字型に曲げるのがうまくいかず、室内灯との干渉も避けなければならないため、こんな後方まで引っ張ることになりました。



テールライトの光源もLED1灯とし、導光材はいつもの「イロプラ(透明)」を使います。LEDは格安テープLEDをバラしたもの。



取り付けイメージはこんな感じです。過去イチ前後の奥行きが狭いのですがうまく導光してくれるでしょうか。




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富山地鉄クハ173の製作(8)

2023-01-02 02:39:46 | 私鉄電車
製作中のクハ173は多客時の増結用ですが、模型では常に14760形の先頭に連結して運転したいので、通電カプラーを使ってモハ14760形偶数車(M車)と電気的に連結して集電の安定化を図ります。

モハ14760形の前頭部床下についているダミーカプラー、胴受、スカート、ジャンパ栓類をすべて外します。中央に見える丸いものはダミーカプラーの台座ですが、通電カプラーの台座としては高すぎるためこれも外したいのですが、どうやら凸型のパーツがしっかり床板に半田付けされているらしく、コテでいくら熱してもびくともしないため糸鋸でカットすることにしました。



台座がカットできました。作業しにくいので前位台車も外してしまいます。



スカートはカプラーの前端が当たる部分をリューターで削り、ジャンパ栓も台座のネジ穴を長穴に拡大して端部へ寄せます。



通電カプラーはIMONのIS-002(金メッキ)を使用し、右側のように端子の付いていない方の取付穴をカットします、写真では見にくいですが、ほかにもカプラー前後端を削るなど、とにかくコンパクトになるように削りまくりましたが、伸縮機構やメッキパーツを壊してしまわないかヒヤヒヤでした。



こんな感じで無事に装着することができました。MPギヤの先端とも十分なクリアランスが取れています。ちなみに床板との間にはt2mmのプラ板から切り出した台座を敷いて高さを調整してあります。



さすがに胴受だけは復元できませんでしたが、常に連結状態となるため見栄えは目をつむることにします。



通電カプラーには絶縁用の段付プラワッシャーとラグ端子も同梱されているので、M1.4mmネジ(別途用意する必要あり)を使って床上に配線用端子を立上げ、これと前後の台車からの配線をつなげばOKです。



クハ173側のカプラーも通電端子のない方の取付穴をカットしてコンパクト化し、こちらは床板が厚くM1.4の長いネジの手持ちがなかったためM2×8mmネジで取り付けました。指定ではM1.4となっていますがM2でも入ります。



最初はモハ14760形からのみ給電するように考えていましたが、自車からの集電と引き通した方がより安定するため、それぞれのセンターピンと結線しておきました。センターピンのお尻に接点を当てて車体側のライト類に給電する予定です。



引き通しの効果をチェックしてみます。ヘッド、テール用のLEDと抵抗を簡易配線。



まずはクハ173のみをレールに乗せて通電すると問題なく光りましたが、車両を手で押してみると激しくチラつきます。軸受メタルの入っていない古い台車で集電シューも未装着なのでこれは仕方のないところ。



次に14760形と連結してみます。動画でお見せできないのが残念ですが、なんとまったくチラつかず引き通しの効果が如実に現れています。ショート等のトラブルもなし。これはイイ♪



配線関係の見通しも立ったのであとは塗装に励むのみ・・・なのですが、実はここでもモンモン事案が勃発。詳しくは次回。




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年始のご挨拶

2023-01-01 12:51:25 | 総務部
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。



今年こそは大量の仕掛り品を完成へ導きたい!

・・・と、これはもう毎年恒例の定型文ですが、言わないと1年が始まりませんので宣言する次第。
あと、そろそろレイアウトにも目を向けないといけませんね。。

ということで本年も引き続き「80分の1丁目16番地」を何とぞよろしくお願いいたします。
2023年(令和5年)1月1日 管理人 isao



ちなみに初工作といいますか年越し工作の様子はこのようになってまして、、、
完成品のカプラー周りをぶっ壊して丁寧に改造しております。笑
詳細は改めての投稿をお待ちください。


コメント (2)
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