アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

6月19日(木)の夕刊各紙は、昨年(2007年)の全国の自殺者数(警察庁のまとめ)を第1面で発表していました。
そのポイントは、以下のとおりです。

1.自殺者数が10年連続3万人を超えたこと
2.33,093人の自殺者数は、過去最悪だった2003年に続き2番目であったこと
3.30歳代(6%増の4,767人)と60歳以上(前年比8.9%増の12,107人)が過去最多で、お年寄りの「孤独感」を動機にした自殺のほか、働き盛りを中心にした「仕事疲れ」の自殺も目立ち、社会的・経済的負担が増す世代が追い詰められている現状が浮き彫りになったこと
(以上は、主に讀賣新聞による)

ここで私は、自殺という行為を社会的要因よりも心理的要因として捉えてみたいと思います。

まず言えることは、自殺という試みに、一概にくくることはできないかもしれませんが、勇気をくじかれ、人・社会とつながっていない姿(共同体感覚の欠如)を見ることができます。また、自殺には目的があることもアドラー心理学の立場から忘れてはなりません。

アドラーは、自殺の目的を 「復讐と告発」だと言っています(『個人心理学講義』P.205)。


さて、この切り口を秋葉原殺傷事件の加藤智大容疑者にあてはめて考えてみましょう。

彼の3,000回に及ぶサイトへの書き込みと事件の挙行から判断すると、彼の行動は、本来ならば自殺者が持つべき心理を他者を殺傷することに置き換えたことに他ならないことに気がつきます。

彼は、復讐と告発をしなければならないほど勇気と共同体感覚が欠けていたと、アドラーさんならきっと論評するでありましょう。


自殺という現象、凶暴な事件の報道を見るにつけ、「今こそアドラー心理学の出番だ。もっともっと勇気のタネを蒔こう」との思いを強める日々であります。


<今日の勇気の伝道>

今日は、日帰りで徳島に出張し、某製薬会社の勇気づけ研修をしてきます。

<お目休めコーナー> 社会人の息子撮影の海中写真 22





コメント ( 5 ) | Trackback ( )