アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)
金井 壽宏
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る

おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

私が担当する、ある自治体の研修のプログラムの1つに「キャリア形成」のユニットがあり、その必要性から『働くひとのためのキャリア・デザイン』(金井 壽宏著、PHP新書)を読んでいたら、夢の現実吟味に関する素晴らしい言葉に出合いました。
ここに記します(第6章「元気よくキャリアを歩むために」)。


世の中には、「夢なんて・・・・・・」というひとがいる。ひとの計画を聞いて、「そんな夢みたいなこと・・・・・・」というひともいる。この言葉を選ぶひとは、夢は、現実を逃れるための夢や実現しっこない夢になれっこになってしまっている。

しかし、ベンチャー起業者の増田宗明さんは、わたしとのインタビューで、「夢しか実現しない」と表現された。本気で念じて、念じるだけでなく、ちゃんとアクションを起こして、繰り返し努力を重ねれば、夢は実現する。むしろ、夢として描かない限り、なにも実現しない。

本気で、実現させるつもりの夢は、自己成就的予言になる。元の夢のとおりにまるごと実現しなくても、現実は、信じることのできた夢の方向へと実現の歩みを進める。



さらには、夢と元気の関連で次のように述べています。


身の回りで、心から元気なひとと元気を喪失しかけているひとをみつけて、なにが両者を分けているかを考察してみてほしい。もちろん、元気、勇気、覇気を決める要因は、多数あるだろう。しかし、夢の力を信じることとアクションをとることから結果として元気が生まれていて、活動をやめると元気も失せるということがあると思う。


夢が自分自身を勇気づける要因になることを学んだ気がします。



コメント ( 2 ) | Trackback ( )