ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
昨年12月のヒューマン・ギルドのニュースレターに著者、森重裕二さん(ヒューマン・ギルド会員)ご自身によるご紹介の『クラス会議で学級は変わる!』(明治図書、1,800円+税)が明治図書内の売れ行きランキングでもダントツ1位のようです。
アドラー心理学関連の本がこのような事態を迎えて大変喜んでいます。
著者の森重さんは、教育カウンセリング等勉強会「RHODURUS」の店長(仲間たちがこう呼んでいます)で、滋賀県の公立小学校の教諭。
昨年1月には、アドラー心理学ベーシック・コース、同じく11月には、ペルグリーノ博士の「勇気づけワークショップ」を共催してくれました。
森重さんの強みは、リーダーシップというより「コーディネターシップ」のすごさで、仲間の協力を引き出してしまう不思議な資質をお持ちです。
その森重さんが書かれたのが『クラス会議で学級は変わる!』。
クラス会議は、そもそも『クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくり』(コスモス・ライブラリー)によって提唱された学級運営法ですが、森重さんは、その内容を深く読み込み、咀嚼しつくして日本の実情に合ったかたちで展開されています。
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クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくり ジェーン ネルセン,H.ステファン グレン,リン ロット著, 諸富 祥彦解説、会沢信彦訳 コスモスライブラリー
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そして、纏め上げたのが4つの基本的な流れ。
第1章「クラス会議」では、クラス会議の全容を網羅。
第2章「クラス会議 基本マニュアル」では、実際の運用上のノウハウ。
第3章「クラス会議のパワーが生み出む発展内容」では、森重さんが創意工夫を重ねたクラス会議の発展アイデア。
第4章「「クラス会議・教室からのメッセージ」では、子どもたちの感想や実践した教師のレポートとQ&A。
こんなふうに「クラス会議」に関する、かゆいところにも手が届く本が『クラス会議で学級は変わる!』です。
私は、この本が売れることで日本の学級経営が大きく変わることを願っています。
ところで、この『クラス会議で学級は変わる!』と『クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくり』の仕掛け人は、諸富祥彦先生(明治大学教授、ヒューマン・ギルド会員)。
諸富先生は、「本書『クラス会議で学級は変わる!』はすごい本です」で始まる「監修の言葉」を書いておられます。
下の貼り付けが読めるといいのですが・・・・。
後は、この本を手に取って読んでのお楽しみ。
(注)ヒューマン・ギルドでも扱っています。他の本とともにご注文ください。