おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(12月25日)は、午前中に かんき出版 に研修の打ち合わせの件で行きました。
麹町駅から路上に出る途中にかんき出版の広告を見つけました。
右下に発売間もなく1万3千部になる『人生が大きく変わる アドラー心理学入門』がありました。
オフィスに戻ると、12月22日(月)にランチをご馳走になった佐藤綾子先生(日本大学芸術学部教授、パフォーマンス学)から本を贈っていただいていました。
私が『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』『マンガでやさしくわかるアドラー心理学 2 実践編』を贈呈していたことに対するお返しです。
ご丁寧な佐藤先生です。
夕方には、戸田久実さん (アドット・コミュニケーション株式会社 代表取締役)がオフィスにいらっしゃいました。
戸田さんの最新著の『アドラー流 たった1分で伝わる言い方』は2万部に達します。
さて、前置きが長くなりました。これからが本論です。
12月7日の読売新聞の「顔」欄で人事院総裁賞を受賞した八王子医療刑務所長の大橋秀夫さんの記事が掲載されていたので、切り抜いていました。
精神科医として刑務所や少年院で治療にあたってきた大橋さんは、栄養価の高い給食に改善したり、末期がん患者らの痛みを和らげる「緩和ケア」を取り入れたり、矯正医療の充実に心を砕き、そのことで公務員の信頼を高めた国家公務員に贈られる、人事院総裁賞に選ばれたのです。
大橋さんは周囲の批判を恐れず、「敵味方や貴賤、立場に関係なく施されるのが医療。予算内で、過剰ではない、必要な処置をするのは当然」と言い切り、こんな体験もされたそうです。
余命わずかとされた受刑者が一度だけ褒められたことがあるというピアノを弾きたいと望んだことに対して、「気持ちが落ち着くならば」と、体育館での演奏を許可。
受刑者は、職員が見守る中、「春の小川」を演奏し、数日後、穏やかな顔で息を引き取りました。
大橋さんは、「最期は皆、人間らしく」という強い信念に支えられ、受刑者と向き合い続けているのだそうです。
受刑者であっても、命の尊厳の重さに違いはないのです。
次回は、私とご縁があり、八王子医療刑務所にいたこともあるS君の話を書きます。
<お目休めコーナー> 12月の花(20)
(奥野さん、野口さんからいただいたお花。
ありがとうございました。皆さんを出迎えています)
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