おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
今日から10月ですね。
今年もあと3カ月を残すのみとなりました。
昨晩(9月30日)に某企業の大阪での2日間の研修を終えて21:00ごろ自宅に帰ってきました。
この会社とは、打ち合わせの期間も入れると、1年間のプロジェクトになります。
私にとって新分野に属するので楽しみです。
さて、「ユングからアドラーが見えてくる」シリーズの6回目です。
今までの5回は次のとおりです。
1回目 9月17日
2回目 9月18日
3回目 9月24日
4回目 9月27日
5回目 9月30日
今回は、ユングとアドラーの女性関係をテーマにします。
私は、ベストセラー『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(岩井俊憲著、星井博文シナリオ、深森あき、日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)の「コラム」にこんなことを書いています。
心理学の三大巨頭と言われるフロイト、アドラー、ユングのうち、フロイトは、性にこだわる人で、かなり女性にもお盛んだったようだし、実直そうなカール・グスタフ・ユングも、トニー・ウォルフというユングの妻も公認の愛人がいたのは有名です。
ところが、アドラーだけは、伝記を調べても女性との浮いたうわさが書かれていません。
「コラム」は、紙数の都合でここまででしたが、元原稿では、次のことも書いていました。
これは、ライサ夫人を恐れていたのか、それとも、あまり女性にもてなかったかの、どちらか、あるいは両方でしょう。
ユングにとってトニー・ウォルフの存在は極めて大きく、ユングがフロイトとの決別後の精神的に不安定だった時期だけに、その出会いは「運命的」と言えるほどです。
詳しくは、『コミック ユング ― 深層心理学入門 』(理想社 RISOH COMIC、絶版)にウォルフがさも美人のように描かれています。
トニーは、抑うつ状態と目標喪失のためにユングの治療を受け、目覚ましい効果を上げ、ラテン語の得意な彼女はユングの仕事を手伝うようになり、やがては分析家になります。
今日はこのへんにして、トニー・ウォルフのことを次回にもっと詳しくお伝えすることにします。
<お目休めコーナー>10月の花(1)

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