おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(10月3日)は、歯と体の養生のために歯科クリニック、内科クリニック、整体と鍼治療に行ってきました。
午後の数時間だけオフィスに行って、某出版社の編集本部長と編集者のご来社・打ち合わせなどをしました。
10月1日、2日にテレビ東京でフィギュアスケートの番組 ― JAPAN OPEN(カーニバルオンアイス)2016 ― の放送時に 株式会社 キノブックス から発刊の『図でわかる 親と子のアドラー心理学』(岩井俊憲監修、925円+税)スポットCMで放映されました。
ご覧になった方からお電話をいただいたり、フェイスブックでご紹介していただいたりしました。
株式会社 キノブックス は書店店頭用の動画も作成し、現在ユーチューブにアップしていて、こちらよりご確認いただけます。
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https://www.youtube.com/watch?v=c2w0Uy_5xKo&feature=youtu.be
夕方には、株式会社 秀和システム 第二出版編集部の森 千草さんから『イライラしないママになれる本』(野口勢津子著、岩井俊憲監修、1,300円+税)の重版(第7刷)連絡のメールがありました。
前回から1週間しか経っていなかったので、驚きでした。
『イライラしないママになれる本』の増刷(第7刷)が決まりましたので、お知らせいたします。
今回は2,000部ですので、刷り部数は累計1万3,200部となりました。
おかげさまで、ありがとうございます。
営業を強化した結果、取次から大部数のご注文があり、対応するため短い期間での増刷となったようです。
これで、さらに多くの書店さんに並ぶことになると思います。
前置きが長くなりました。
「ユングからアドラーが見えてくる」シリーズの7回目です。
今までの6回は次のとおりです。
1回目 9月17日
2回目 9月18日
3回目 9月24日
4回目 9月27日
5回目 9月30日
6回目 10月1日
今回は、ユングの女性関係として愛人のトニー・ウォルフのことを書きます。
前回は、ユングとトニー・ウォルフとの関係を次のように書いていました。
ユングにとってトニー・ウォルフの存在は極めて大きく、ユングがフロイトとの決別後の精神的に不安定だった時期だけに、その出会いは「運命的」と言えるほどです。
『ユングの生涯』 (河合隼雄、第三文明社 レグルス文庫)には、トニー・ウォルフのことがこんなふうに書かれています。
ユングが無意識との対決を経験し始めると、彼はそこに仲介者としての女性として、トニー・ウォルフを必要とすることを感じ始めた。
バーバラ・ハナの記述によると、彼女は一般的な意味では美人ではなかったが、美しさを超える存在として、女神にさえ見えたという。
ユング夫人が母性的な女性であったのに対してトニー・ウォルフはアニマ的な女性であったらしい。
ユングと夫人、トニー・ウォルフの3者の関係にはもちろん苦悩を伴ったことでしょうが、家族の「共存」の方法の提案によって夫人の嫉妬の感情は克服され、晩年には次のように語っていたことが伝えられています。
「彼(ユング)はトニーに与えるために私は何かを取ることは決してなかった。彼が彼女に多くを与えれば与えるほど、彼は私により多くのものを与えてくれるようであった」
ユング夫人もトニー・ウォルフもユング派の分析家としてユングと共に活躍しました。
これは、ユング流の愛のかたちであったのかもしれません。
<お目休めコーナー>10月の花(4)
