おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(8月18日)は、体がピンピンしていたことと、5時前に起きてしまったことで、個室で仕事をしていました。
まるでホテル並みの環境でした。

午前中にカミさんの協力を得ながら諸手続きをして退院しました。
多くの人たちに支えられている感じがしました。
ありがとうございます。
さて、アドラー心理学では比較的出版物の少ない分野のカウンセリング/心理療法の本2冊の紹介です。
分担執筆に関わる8人は、すべてヒューマン・ギルドの会員です。
『アドラー臨床心理学入門ーカウンセリング編』(山口麻美編著、アルテ、1,800円+税)
『臨床アドラー心理学のすすめ』(八巻 秀・深沢 孝之・鈴木 義也著、遠見書房、2,000円+税)
両者に共通する点は、臨床心理学部門でアドラー心理学が確かな実績を上げていること、さらには着実な進化を遂げていることです。
『アドラー臨床心理学入門ーカウンセリング編』は、千村クリニックでアドラー心理学に基づくカウンセリングを担当する5人ー 執筆順で山口麻美さん、橋本江利子さん、金井津美さん、梶野 真さん、菊地典子さんー の分担執筆の本です。
編著者の 山口麻美さん が第1部の「アドラー心理学に基づくカウンセリング基礎編」を担当され、山口さんが理論的にも実践的にもアドラー心理学をしっかりと押さえていらっしゃることが伝わってきます。
他の4人の方々も、とても説得力のある文章を書かれ、この本のレベルを高めています。
この本はカウンセリングの本に属します。
それに対して『臨床アドラー心理学のすすめ』は、アドラー心理学とブリーフセラピーの経験豊富な3人(全員が臨床心理士)による、どちらかと言えば心理療法の本です。
ユニークな点は、ものの見方(第1章)から始まり、その後はステップを追って「関わり方」(第2章)、「見立て」(第3章)、介入(第4章)、連携(第5章)と続き、Q&A(第6章)が入り、そして最後は立教大学名誉教授で、コミュニティ心理学と共にアドラー心理学にも造詣が深い箕口雅博氏と3人の座談会(第7章)で締めるという、心憎い構成の本です。
まさにサブ・タイトルの「セラピストの基本姿勢からの実践の応用まで」が身につく本だと言えるでしょう。
この本の内容については、執筆者の一人の深沢孝之さん(心理臨床オフィス・ルーエ代表、臨床心理士、シニア・アドラーカウンセラー)がヒューマン・ギルドの9月度のニュースレターでも紹介してくれますので、お楽しみに。
2冊ともアドラー心理学のカウンセリング/心理療法を学ぶためには必読書です。
また、ヒューマン・ギルドにも在庫がございます。
10単位キャンペーンに合わせてご注文を!
<お目休めコーナー>8月の花(16)

(娘が持参の花)
(クリックして勇気づけを)