アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

早いもので今年も残すところあと5カ月ですね。

さて、7月22日の アドラー心理学ゼミナール  で講師を務められた 鈴木昇平さん(アドラー・カウンセラー、図書文化社で営業ご担当)からいただいた『カウンセリングとともに生きる―存在への勇気』(國分康孝著、國分久子監修、図書文化社、2,000円+税)を読みました。

カウンセリングとともに生きる
: 存在への勇気
國分康孝、國分 久子
図書文化社

日本にカウンセリングを広めた第一人者がNPO法人日本教育カウンセラー協会機関誌と『指導と評価』(図書文化社)で連載していた内容を再構成したもので、今年の4月29日に逝去された國分康孝先生の87年の生涯を自ら書かれた本。

おそらくこの本の内容に関しては、これから数度紹介することになるでしょうが、アドラー心理学を離れて、心理療法を学ぶなら河合隼雄先生の本、カウンセリングを学ぶなら國分康孝先生の本、と私自身の中で位置づけています。

◆河合隼雄先生の自伝に関心のかる方は、2015年7月16日付けブログ 本の紹介:『河合隼雄自伝』 をご覧ください。

そもそも心理療法とカウンセリングとでは、似たところもありますが、本来違うものです。

この違いについては、アドラー・カウンセラー養成講座 で詳しく説明しています。

國分先生は、日本で構成的グループエンカウンターを広めた方であると共に、臨床心理士だけがスクールカウンセラーに採用されている制度に異を唱えて NPO法人日本教育カウンセラー協会 を立ち上げ、教育カウンセラー を養成するようになった方です。「臨床心理学」ではなく「カウンセリング心理学」にこだわり続けた学者です。

何だかここまで書いて来たら、1回で終わりそうもなくなることに気づきました。

ここでは、「カウンセリングを学ぶ方には必読書です」として、次回以降に譲ることにしましょう。

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