アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月29日)は会社をお休みして、豊島園のユナイテッドシネマに行き『検察側の罪人』を観ました。

何せ 木村拓哉VS二宮和也×原田眞人監督=日本映画史に名を残す、新たな傑作が誕生!の看板文句です。

テレビの宣伝に木村拓哉、二宮和也、吉高由里子が出演して、撮影の裏舞台、重要シーンが紹介されていました。

主人公のエリート検察官・最上を演じるのは、木村拓哉。そして最上と対立する若き検察官・沖野には、二宮和也。
日本が誇るトップスター二人の競演が、本作で初めて実現した。
さらに、沖野を支える検察事務官・橘に吉高由里子、闇社会のブローカー・諏訪部に松重豊、最上の親友である国会議員・丹野に平岳大、沖野と共に検察と闘う弁護士・小田島に八嶋智人、殺人事件の被疑者の一人・弓岡に大倉孝二、他にも、音尾琢真、芦名星、山崎紘菜といった演技派俳優陣に加え、人権派大物弁護士・白川として山﨑努が出演。

監督・脚本:原田眞人
原作:雫井脩介「検察側の罪人」(文春文庫刊)

となると、期待はそれなりに高かったです。

カミさんは「もう一度観に行きたい」との印象でした。

確かに演技上手の俳優たちは高く評価できました。

しかし、私自身の認知上の問題を強く感じた映画でした。

断片的に「うまいなー、あの俳優」というところがあっても、ある役の人がある人に対してある行動を取った背景と目的がしっかり読み取れないでいると、全体のストーリーが繋がって受けられない、置いてけぼり感のある私がいたのです。

点や短い線の断片が際立ち、太い一本の線となってストーリーとしてしっかりとつながらなかったのです。

もしかしたらアドラー心理学の解釈の癖がもたらした弊害かもしれません。

映画を観終わってカミさんが購入したパンフレットをしっかり読みこなしました。

後になって「なるほどそういうことだったのか」と理解できた部分がいくつもありました。

もしかしたら小説のほうがストーリーをしっかり把握できたかもしれません。

元のところに戻って確認できるのですが、映画は戻れません。

監督の意図でいろいろ盛り込まれた映画が、アドラー心理学の「状況」「相手役」「目的」という思考パターンがこびりついた私にはついていけなかったのだと思います。

論理的にも理解できないと納得できない私の限界を感じた、貴重な映画鑑賞体験でした。

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