アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日はヒューマン・ギルドで【伴走支援】が飛び交った1日でした。
YouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド」の収録の日で、磯野 茂さんにご出演いただき、【伴走支援】に関連して(1)「【伴走支援】について」と(2)「スポーツ指導に活かすアドラー心理学」の2つのコンテンツを収録したからです。
(1)は対談、(2)は磯野さん単独でした。
(1)の「【伴走支援】について」は、ごく簡単な打ち合わせしかせず、磯野さんに話を振ると、実に的確に話してくれたので、とても助かりました。
そもそも【伴走】とは何でしょうか?
『広辞苑』をもとにすると、「走る競技者につきそって走ること」と出ていて、2つをイメージできるようです。
1つは、箱根駅伝などで選手の後ろに監督が乗る伴走車、もう1つは、パラリンピックなどで見かけた選手とロープにつながって走る伴走者です。
一般社団法人日本伴走家協会の代表理事でもある磯野さんは、アドラー心理学に基づいて次のような高邁な『伴走家の理念』を掲げていらっしゃいます。
ところで最近、この【伴走支援】がビジネス分野ー特に中小企業支援ー に使われています。
中小企業庁の『経営力再構築 伴走支援ガイドライン』には、次のようなことが書かれています。
「経営力再構築伴走支援」は、経営者との対話と傾聴を通じて、事業者が抱える本質的な課題に気づくよう促し、内発的な動機づけにより事業者の潜在力を発揮させ、課題解決に至るよう側面的に支援するものです。
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https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/
kenkyukai/keiei_bansou/guideline.pdf
この中小企業施策の大転換は、中小企業診断士の私からすると、画期的なものです。
2023年に中小企業庁長官を退任した角野然生(かどのなりお)氏の功績によるものです。
このいきさつについて関心のある方は『経営の力と伴走支援』(光文社、860円+税)をお読みください。
福島の復興支援の体験と、【伴走支援】には【対話】と【傾聴】が不可欠であることがベースにあること、また、【組織開発】の第一人者、中村和彦氏の解説などが盛り込まれた本です。
ところで昨日は、【伴走支援】だけでなく11月用に次のYouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド」の収録をしていたことをお伝えします。
配信日 タイトル等
11月4日 アドラー心理学の基本的な考え方【認知論】(永藤かおる)
11月11日 【伴走支援】について(磯野 茂さん×岩井俊憲)
11月18日 スポーツ指導に活かすアドラー心理学(磯野 茂さん)
11月25日 それって【勘違い勇気づけ】では?(岩井俊憲)
12月2日 アドラー心理学の基本的な考え方【対人関係論】(永藤かおる)
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<お目休めコーナー>10月の花(11)