おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(2月8日)は某食品メーカーの研修センターの次世代の経営者向きのオンライン研修の2日目を行っていました。
3日間の研修の山場です。
小さな山場の1つは【なぜ+否定のメッセージ】でした。
私が上司の部長役になり、参加者のうちのボランティアの一人が部下の課長役で失敗した行動について報告に来たとき、「なぜ、どうして」で攻めまくるシチュエーションなのですが、なかなか手を挙げてくれる人がいません。
【なぜ+否定のメッセージ】を繰り返すやり方の問題点については、指定図書の『人を育てるアドラー心理学』(青春出版社、1,380円+税)に書いているので、あらかじめ読んいた受講者たちがビビッていたのでしょう。
仕方なく休憩に入り、休憩時間中に応募者がチャットで名乗り出るようにお願いしていました。
すると、24人中もっとも積極的な印象を与えてくれていた女性管理職の方が「誰もいなければ私が」と書いていてくれました。
私は悪い予感がしながらロールプレイに入りました。
その方は会議のダブルブッキングの話題を取り上げ、パワハラ気味の私の演じる部長とのやり取りに入りました。
ところが、ある段階で「部長も時々なさいますよね」と言われて臆してしまいました。
不吉な予感があたったのです。
それでも心を立て直し、ロールプレイをやり遂げ、コメントでスライドを使いながら「相手を防衛的、逃避的にさせがちで、時としてはかえって攻撃的にさせることがある」を強調しました。
私はこの類のロールプレイをおそらく数百回行っている中で、男性の方々が「ヘビににらまれたカエル状態になるのに対して、女性が部下役の場合、数回逆襲をされてきました。
女性は窮地に陥った場合、男性よりも強いことを改めて学んだ【なぜ+否定のメッセージ】で逆襲された話でした。
◆ You Tube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド では、「勇気くじきになる【『なぜ』+否定】のメッセージ」を学べます。
私が上司役、目次 心さんが部下役で【『なぜ』+否定】でやり込めるパワハラ気味に対応と、勇気づける対応のロールプレイ付きで展開しています。
【『なぜ』+否定】でやり込めると、部下は本心を隠すようになり、子どもは噓つきになります。
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